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引用元: http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1407843673/

1: オプ速さん 2014/08/12(火)20:41:13 ID:lrOF7Vvxh
最初に言っておく。
聞いてて愉快な話ではないと思う。

でも、何となく吐き出したくなった。

お前ら、ちょっとだけ俺の昔話が付き合ってくれ。

念のため言っておくが、パンツはまだ脱がなくていいからな。

後ホモじゃねえならな
2: オプ速さん 2014/08/12(火)20:42:44 ID:lrOF7Vvxh
じゃあまずは俺と先輩のスペック。
これは先輩と出会った時のスペックな。


•高1
•サッカー部
•身長は確か170はあった
•自己評価ではイケメンとは言えないけど、ブサイクでは無いと思う
•最近言われたのは戸次重幸って人に似てるらしい

先輩
•高2
•サッカー部のマネージャー
•身長は詳しく数字は知らないけど、俺よりは低かったと思う
•美人、と言うよりは可愛い系かな?黒島結菜に似てると思う

5: オプ速さん 2014/08/12(火)20:44:04 ID:lrOF7Vvxh
俺が最初に先輩を目撃したのは高校入学してすぐだった。

入学してすぐに勧誘も兼ねた各部活の紹介があった。

一応中学では地元のサッカークラブでサッカーしてたし、高校でもサッカー部に入るつもりだったから正直退屈だった。

で、野球部、バスケ部、陸上部と最初は運動系の部活の紹介が続いて、最後の方にサッカー部の番が来た。


そん時にマイクを持って現れたのが先輩だった。


単刀直入に言う。一目惚れだった。

いや、マジで。

6: オプ速さん 2014/08/12(火)20:44:08 ID:iMNYqqFH0
パンツ履いといた方がいい?

8: オプ速さん 2014/08/12(火)20:44:44 ID:lrOF7Vvxh
>>6
まだ履いておけ


俺も一目惚れとかそんな漫画じゃあるまいしwwwとか思って恋愛脳な奴を馬鹿にしてたけど、いや、一目惚れってあるんだなと思った。

マイクを持った先輩はサッカー部の過去の大会成績とかを言ってた気がした。
先輩に見とれて良く聞いてなかったけど。

で、先輩が「ウチのサッカー部は実力主義で一年生でもレギュラーになれます」みたいな事を言った後でユニフォームを着た人達が現れた。

ハッキリとは覚えてないけど、なんかリフティングしてたのを覚えてる。

10: オプ速さん 2014/08/12(火)20:45:46 ID:lrOF7Vvxh
で、その後も色々な部活の紹介は続いたけど正直、先輩のインパクトが強過ぎて聞いてなかった。

で、その日の内に友人とサッカー部に入部届けを出しに行った。

その友人ってのは小学校からの仲で中学時代も同じチームでやってた俗に言う親友って奴で、今でも交友がある。

ちなみにその高校を選んだ理由は中学時代の先輩がいるからって理由です。

11: オプ速さん 2014/08/12(火)20:46:44 ID:lrOF7Vvxh
で、職員室でサッカー部の顧問の先生に入部届け出しに行ったら、「せっかくだから練習見に来るか?」みたいな事を言われた。

ちなみにこの先生、あだ名が「ケンヂ」で、分かる人は分かると思うけどめちゃくちゃカッコイイ人だった。

で、放課後友人とサッカー部の練習を見学しに行った。

12: オプ速さん 2014/08/12(火)20:48:10 ID:lrOF7Vvxh
サッカー部の練習を見た印象は、「想像よりはキツそう」だった。
上からな言い方だけど、本当にそう思った。

と言うのも、中学の時のチームがフィジカルに重きを置いた練習がハードで有名なチームで、週4回の練習の度に5kmとか走ってるようなチームだったからだ。

今思うと中学生の身体であの練習はいかがな物かと。
まぁ不思議とチームを辞める奴はいても怪我する奴はいなかった。

で、友人とコソコソ話しながら練習を見学してると、こっちに一人の部員が気付いた。

それが、先述の中学時代の先輩って奴だ。

14: オプ速さん 2014/08/12(火)20:49:14 ID:lrOF7Vvxh
先輩、ちょっとややこしくなるからその先輩の事は当時のあだ名の「タケシさん」で呼ぶ事にする。

ちなみにタケシさんのあだ名の由来はタケシさんがポケモンのアニメのタケシの物真似がうまかった事から来てる。

で、そのタケシさんがニヤニヤしながらこっちにパスを出した。
そのパスを友人がトラップした。

で、それを見てタケシさんはこっちに走って来た。


タケシ「よぉ!来たか!」

友人「タケシさん、お久しぶりです」

俺「ハイ、来ちゃいました」

タケシ「どうよ、ウチの練習?緩いべ?」


ちなみにタケシさんはめちゃくちゃ体力があって、チームでやる10kmマラソンとかは毎回一位だった。

15: オプ速さん 2014/08/12(火)20:50:12 ID:lrOF7Vvxh
俺「いやぁ……まぁチームに比べたらw」

友人「ですねw タケシさん体力ありましたから」

タケシ「まあなw じゃあ後でな」


そんな感じで会話をすると、タケシさんは友人の足元からボールを取って練習に戻った。

で、タケシさんがきっかけで友人と中学の時の思い出話をしてると、後ろから声をかけられた。


「ねぇ、貴方達。もしかしてタケシくんの後輩?」


振り返ると、あの人がいた。


これが、俺と先輩の出会いだった。

17: オプ速さん 2014/08/12(火)20:51:00 ID:lrOF7Vvxh
先輩は学校の指定ジャージを来て、ボトルが入ったカゴを持ってたと思う。

俺は突然の一目惚れ相手の出現に体が固まった。


友人「はい。そうですよ」

先輩「ホント!? じゃあサッカーやってたんだ!!」

友人「まぁそうですね」

先輩「じゃあさ、じゃあさ! サッカー部入らない!? どう!?」

友人「あ、もう入部届け出してます。横のコイツも」

先輩「え、ホント!?」


先輩が俺に話を振ってくる。

先に言い訳させてくれ。緊張してたんだ。
ちょっと前まで中坊の童貞のガキだったんだ。
もうこれ以上無いくらい緊張してたんだ。

18: オプ速さん 2014/08/12(火)20:51:44 ID:lrOF7Vvxh
俺「え!? あ、えっと、あ!ハイ!出しました!さ、さっき!今!」


こんな感じで返事したのは覚えてる。

我ながら気持ち悪いくらいに緊張してた。


先輩「ホント!? じゃあ私の後輩になるんだ!」

友人「そうですね」


友人の落ち着きっぷりが羨ましかった。
と言うか、これが普通か。


先輩「タケシくんの後輩って事は○○FCの出身かぁ……期待しちゃうな」


○○はチーム名を伏せただけです。


先輩「じゃ、これからよろしくね!」

友人「はい、先輩」

俺「よ、よろしくお願いします! 先輩!」

先輩「うん、よろしくね」


そう言うと、先輩は去って行った。

19: オプ速さん 2014/08/12(火)20:52:51 ID:lrOF7Vvxh
それからしばらく練習を見学した後、顧問の先生と少し話をした。

中学の時の話とか、タケシさんの話、高校サッカーの話とか色々と。

ちなみに高校サッカーではU-18リーグってのがあって、その高校は四つ分かれてる内の下から二番目のリーグに入ってるチームって説明も受けた。

まぁ知ってて入ったんだけども。

で、話が終わった後はタケシさんと合流してコンビニで買い食いした。
タケシさんが「入部祝い」とか言って奢ってくれた。

で、話題は先輩の話に。

20: オプ速さん 2014/08/12(火)20:53:35 ID:lrOF7Vvxh
友人「そーいや、あのマネージャーさん」

タケシ「あーユナ? アイツはすげーよ。もーモテるモテる」

友人「コイツがもうベタ惚れで」

俺「はぁ!?」

タケシ「マジで? おいおい、あそこは競争率高いぜ?」

俺「ちょ、タケシさんまで!?」

友人「ちょっと話しかけられただけなんすけど、超緊張してwww」

タケシ「マジ? うっわ見たかったわぁ」

友人「あ! えっと、あの! みたいなwww」

俺「おい友!!」


ユナってのは勿論黒島結菜からきてます。

こんな感じで終始いじられまくってた。

これが先輩と出会った日の事。

で、その後は俺達は正式に入部して、練習に参加した。

まぁ、それからは特に面白い事も無かったし、ちょっと飛ばす。

21: オプ速さん 2014/08/12(火)20:54:21 ID:lrOF7Vvxh
時は変わって、季節は夏。

運動部の夏ってなると、合宿が始まる。

ちなみに春に大会があったけどその大会は一回戦で負けた。
で、俺達を倒したチームを倒したチームが優勝した。

俺と友人とあと一人一年がベンチメンバーに入ったけどその大会で一年生の出番は無かった。

で、サッカー部の夏合宿。

単刀直入に言ってしまおう。


この夏合宿から、俺と先輩は肉体関係を持つ事になる。

22: オプ速さん 2014/08/12(火)20:55:20 ID:lrOF7Vvxh
合宿先は長野。

合宿での内容はいつもの部活での練習メニューとは違い、中学時代のようなフィジカル中心のトレーニングメニューだった。

一年生、二年生の大半がヒィヒィ言いながらフィジカルトレーニングをする中、ベンチメンバーの一年三人、二年生の残り、三年生は全員余裕があった。

午前のトレーニングと午後のトレーニングの合間のちょっと長め昼間の休憩時間でその差は目に見える形で現れた。

ヒィヒィ言ってたメンバーは大抵この時間にはグッタリしていた。

24: オプ速さん 2014/08/12(火)20:56:43 ID:lrOF7Vvxh
一応他の奴らの面子の為に言うが、練習は普通に辛かった。

俺からしたら中学時代のまだ出来上がってない体で地獄みたいなフィジカルトレーニングを積んだ経験と自信があるだけで、普通に辛いトレーニングだった。

で、そんな合宿初日のその昼の休憩時間。

俺は友人と連れションに行った。

で、友人が大の方に入って時間かかるって言ったから、俺は外で待ってた。


そこに、空のボトル大量に詰んだカゴを持った先輩が現れた。

25: オプ速さん 2014/08/12(火)20:57:37 ID:lrOF7Vvxh
先輩「あ、お疲れー」

俺「お疲れ様でーす」

先輩「どう?初の夏合宿は?」

俺「いやー、辛いっすね」

先輩「えー? 余裕そうに見えるけど?」

俺「いやいや、余裕なんて全然」


どうだ? 先輩と話せてるだろ?

ここまで辿り着くまでに何ヶ月も努力したからな。

まぁ、この時はまだ心臓バクバク鳴ってたけど。

26: オプ速さん 2014/08/12(火)20:58:27 ID:lrOF7Vvxh
先輩「でも、やっぱりタケシくんの後輩だけあるね。体力あるじゃん」

俺「まぁ、そればっかり馬鹿みたいにやらされましたからねw」

先輩「そうなんだ」


先輩はそう言うと空のボトルを水道で洗い始めた。


先輩「で、何してたの?」

俺「友待ちですよ。アイツ、トイレ長いんすよ」

先輩「へー」

俺「…………」

先輩「あ、そう言えば」

俺「なんすか?」


この後の会話を、俺は今でもハッキリと覚えてる。

28: オプ速さん 2014/08/12(火)20:59:18 ID:lrOF7Vvxh
先輩「俺くんはさぁ、彼女とかいないの?」

俺「は?」


俺は先輩の突然の質問に呆気にとられた。


先輩「んー。だってさ、モテそうじゃん、俺くん」

俺「いやいや! いや! モテませんから! 本当!」

先輩「えー? 嘘だー」

俺「いや!ショウの方が持てますから!」


ショウってのは、一年生ベンチメンバーの一人。

こないだテレビで見た櫻井翔が当時のそいつに似てたから、とりあえずそう表記する。


先輩「あー、ショウくんはモテるだろうね。かっこいいし」


この時、先輩にかっこいいと言われたショウに嫉妬した。

29: オプ速さん 2014/08/12(火)21:01:22 ID:lrOF7Vvxh
先輩「でもさー、俺くんもかっこいいと思うよ?」

俺「え!? いやいや!! 俺なんて全然ですから!!」


正直、嬉しかった。

けど、先輩のその後の発言で、状況は変わった。


先輩「だってさ、アヤちゃんは俺くんの事好きみたいだし」

俺「は?」


アヤちゃんってのは先輩と同学年のサッカー部のマネージャーの一人。

アヤってのはアダ名。本名をもじったアダ名らしい。

いや、まぁそんな説明よりも、もっと大事な話があるか。

30: オプ速さん 2014/08/12(火)21:02:24 ID:lrOF7Vvxh
先輩「アヤちゃんいつも私が俺くんと話すと色々聞いて来るの」

俺「え?」

先輩「『俺くんとどんな話したのー』とか『俺くんなんの話してたー』とか色々」

俺「…………はぁ」

先輩「俺くん的にはどう? アヤちゃんの事は?」


先輩はボトルを洗う手を止めない。

俺も先輩の方をまともに見れなかった。

アヤは可愛いか可愛く無いかで言えば、可愛いの方に入る。
でも、凄い可愛いわけでは無い。

先輩が100点だとしたら、アヤは73点くらい。

と言うより、当時スポーツに打ち込んでた俺は眼鏡かけた人はなんとなく嫌だった。

31: オプ速さん 2014/08/12(火)21:03:28 ID:lrOF7Vvxh
俺「アヤ先輩ですか? うーん……まぁ、可愛いとは思いますよ?」

先輩「でしょー? どう? アヤちゃんと付き合ったりは?」

俺「それは…………いや、ちょっと」

先輩「なんなら、私が橋渡ししよっか?」


そこで始めて先輩は俺に視線を向けた。

しかし、その先輩に惚れていた俺は、先輩の口から出た言葉の数々を反芻していた。


『アヤちゃん』、『付き合ったり』、それと、『橋渡し』。


まるで、『君は私の視界に入っていない』と言われてるようで、イラついた。


だから、数年経った今でも後悔するような事をしたんだと思う。

32: オプ速さん 2014/08/12(火)21:04:38 ID:lrOF7Vvxh
俺はボトルを洗ってた先輩の手首を掴んだ。

先輩は咄嗟の出来事にビックリしていて、驚いたような顔をした。

その表情に少し罪悪感を感じながら、それを噛み潰して、吐き出すように言ってしまった。


先輩「え? ちょっと? 俺くん?」

俺「……違うんですけど」

先輩「え? 違う?」


俺「俺は、先輩が好きなんですけど」

先輩「…………え?」



言ってしまった。

33: オプ速さん 2014/08/12(火)21:05:04 ID:GA03njvI9
そこで出会ったのが青汁でした

34: オプ速さん 2014/08/12(火)21:05:51 ID:lrOF7Vvxh
たまに、妄想してた。

もしも先輩に告白するとしたら、みたいな妄想を。

ちょっと、いや、かなり背伸びして入ったオシャレな店で、緊張しながらも、自分なりに精一杯考えたかっこいい告白をする、みたいな妄想。


でも現実は、こんなにもアッサリと、衝動的に、暴力的に、告白する事になった。


先輩は鳩が豆鉄砲喰らったみたいな顔してた。

俺は、多分泣きそうになってたと思う。


数秒、互いに沈黙。

俺はそれに耐え切れず、先輩の手を離して、その場を逃げるみたいに去った。

と言うか、実際アレはもう逃げだ。言い逃げ。

35: オプ速さん 2014/08/12(火)21:06:26 ID:lrOF7Vvxh
俺は皆で休んでた大広間に戻った。

一年生の仲の良かった奴に友人の事を聞かれたけど、糞って答えて一人拗ねていた。


それから午後の戦術練習。

俺は監督に名指しで褒められるほど、キレッキレだった。


多分、いつもよりも集中していたからだと思う。

いつもよりみたいに必要以上に先輩の目を気にしてなかったし。

36: オプ速さん 2014/08/12(火)21:07:42 ID:lrOF7Vvxh
その後、合宿の日程の半分が終わった。

合宿の後半の方は一軍は地元のクラブチームとの練習試合が殆どだった。

まぁ一軍と言っても一、二年生多めのお試しメンバーみたいな感じだったけど。

で、俺はそのお試しメンバーの中で数回トップ下、司令塔のポジションを任された。

結果は、快勝。

その日三試合出場で、2ゴール4アシスト。

一年生にしなくたって上出来の結果だ。


サッカーの描写はいらんと思うかもしれないけど、我慢してくれ。

37: オプ速さん 2014/08/12(火)21:08:15 ID:lrOF7Vvxh
その日はコーチ陣、特に何故か分からないけどキーパーコーチに超褒められた。
これは今でも何故か分からん。


そんでその日、俺が出てない試合の時、先輩が話しかけてきた。


「凄かったね」とか、「カッコよかった」みたいな事を言われたと思う。

正直聞いてなかった。

と言うか、先輩がまるで何もなかったみたいに話しかけたのが腹立たしくて、無視してた。

38: オプ速さん 2014/08/12(火)21:09:09 ID:lrOF7Vvxh
そして、合宿の最終日前日。

最終日は宿の掃除して昼飯を食ったら地元に帰宅って感じの行程だったから、実質最終日。

最終日は長野の強豪校と合同練習だった。

午前中は強豪校と合同練習、午後は練習試合の行程。

一緒に簡単な練習をしただけだったけど、強豪校のレベルの高さを実感した。

余談だが、その時一緒に練習したメンバーの中に今はプロで活躍してる選手がいた。

その選手を見てウチの監督が「アイツは日本代表になる」って言ったのが印象的だった。

39: オプ速さん 2014/08/12(火)21:09:48 ID:lrOF7Vvxh
そして、午後の練習試合。

メンバーは前回の大会のメンバーと殆ど変わらないメンバーの本気の一軍。

俺はサイドハーフ、友人はボランチ、ショウはサイドバックで一年組は全員スタメンで三試合に出場した。

結果は全敗。

しかし、俺は2アシスト、友人は1アシスト、ショウはなんと友人のアシストで1ゴールを決めた。

負けはしたものの、一年三人組はかなりの達成感で満たされていた。

40: オプ速さん 2014/08/12(火)21:10:20 ID:lrOF7Vvxh
その後宿に戻り、合宿最後の夜。

俺と友人とショウの三人組とタケシさん達で風呂上がりにコーヒー牛乳一気飲み対決なんて馬鹿げた対決して当時の正GKの先輩が鼻からコーヒー牛乳を吹き出すなど、宿泊行事の夜特有のちょっと浮かれた空気を満喫していた。

で、合宿最後のチームミューティングが終わり、消灯前、トイレに向かう途中、俺は一人の女性に止められた。


アヤだった。


アヤ「あ、俺くん」

俺「あ、アヤさん。お休みなさい」

アヤ「消灯後に、トイレの前に来て」


そう言うと、アヤは足早に去って行った。

41: オプ速さん 2014/08/12(火)21:11:24 ID:lrOF7Vvxh
なんつーか、頭の中空っぽになった感じだった。

先輩との会話もあって、何と無くアヤと話しづらかった俺に、そのアヤが話しかけてきた訳で。

で、内容はお誘い。

この感じを上手く表現する言葉を知らないのが悔しい。

で、あれよこれよと言う間に就寝。

寝室は学年一緒の五人一部屋で、俺は寝室のメンバーにちょっとトイレ行くと半端な嘘をついてトイレに向かった。


しかし、トイレで待っていたのはアヤでは無かった。


先輩「……来てくれたんだ」

42: オプ速さん 2014/08/12(火)21:12:46 ID:lrOF7Vvxh
そこにいた先輩を見た瞬間、足が一瞬止まった。

そして俺は無意識のうちに先輩に背を向け寝室に戻ろうとした。

が、俺の手首が先輩に掴まれた。


先輩「待って!」

俺「嫌です」


俺は掴まれた腕を振りほどいた。

とても先輩の顔を見れなかった。

恥ずかしさからか、怒りからか、意地からか。

とにかく、ガキだった俺は、素直になれなかった。

43: オプ速さん 2014/08/12(火)21:13:35 ID:lrOF7Vvxh
先輩は、俺を逃がさなかった。

先輩は俺の背後から、俺の体に腕を回した。

つまり、抱きしめられた。


先輩「ねぇ……話、しようよ」

俺「…………」


黙り込んでしまった。

色々とあったけど、先輩にたきつかれた。

そして、それだけで全部吹っ飛んだ自分がおかしくて、ついにやけてしまった。

44: オプ速さん 2014/08/12(火)21:14:03 ID:lrOF7Vvxh
先輩は俺の手を引っ張って外に出た。

ふと見上げた夜空には、辺り一面に星が広がっていた。

黒いキャンパスに散りばめられた輝く星々に、俺は感動した。


先輩「キレイでしょ? 星」

俺「ハイ……凄い」

先輩「去年もね、卒業した先輩に教えてもらって見たんだ」

俺「へぇ……」

先輩「……あ、女子マネの先輩だよ!?」

俺「分かってましたよ」

先輩「そ、そっか……」


こんな事で焦る先輩が可愛らしくて、俺はまた笑ってしまった。

45: オプ速さん 2014/08/12(火)21:15:25 ID:lrOF7Vvxh
それから先輩と少し歩いて、小さな公園みたいな広場に着いて、俺と先輩はベンチに腰かけた。


先輩「…………」

俺「…………」


何と無く、黙ってしまう。

気まずい時間が流れる。

それを破ったのは先輩だった。


先輩「……あ、あのさ」

俺「……ハイ」

先輩「とりあえず、さ……ゴメンね」

47: オプ速さん 2014/08/12(火)21:16:44 ID:lrOF7Vvxh
俺「…………」


先輩が謝った。

この時、俺が思った事は一つ。

先に言われたな、だった。


先輩「……俺くんの気持ちに気づかないで、他の子の橋渡しなんて……怒った、よね?」

俺「…………」

先輩「…………もう、黙んないでよ。気まずいじゃん」

俺「あ、すみません……」


ちょっとむすっとした先輩も可愛いな、などと考えた事はあまり大きな声では言えない。

48: オプ速さん 2014/08/12(火)21:17:43 ID:lrOF7Vvxh
俺「俺の方こそ、先輩に酷い態度取っちゃって……」

先輩「いいよ。元は私がいけなかったんだし」

俺「…………」

先輩「……また黙って」

俺「優しいですね。先輩」

先輩「え?」

俺「俺には、そんな事言えないです」

先輩「……そっか」


また、無言の時間が訪れる。

しかし、気まずくはなかった。

むしろ、どこか心地いい時間だった。

49: オプ速さん 2014/08/12(火)21:18:41 ID:lrOF7Vvxh
星を見上げながら、色々な事を考えた。


この合宿、いい形でアピールが出来たな。
友人も、ボランチながらも攻撃参加も積極的だった。
ショウも、まさかゴールまで決めるなんてな。
少し、寒いかな? ジャージでも着るべきだったかな?
そう言えば、先輩と始めて会った時はまともに話もできなかったな。
でも今は、落ち着いてるな。

そんな事ばかり、考えていた。


その時、俺の手の上に、先輩の手が重なった。

50: オプ速さん 2014/08/12(火)21:19:38 ID:lrOF7Vvxh
俺は先輩の方を向く。


先輩はニコリと笑って、少しだけ、唇が動いた。


先輩「」

俺「え?」


次の瞬間。

先輩の顔が近付いた。

唇と唇が触れ合った。


先輩は目を閉じていた。

先輩、綺麗な顔だな。

あ、先輩、日焼けしてる。

そんな風に、思考回路はゆっくりと動く。


永遠と錯覚するような体感時間。

先輩の唇が離れる。

52: オプ速さん 2014/08/12(火)21:20:42 ID:77QxHnk4F
その時出会ったのがこの緑光青汁でした

53: オプ速さん 2014/08/12(火)21:21:22 ID:lrOF7Vvxh
俺は、今起きた出来事が信じられなくて、目の前の先輩を見つめた。

先輩は、俺に視線を返す。

その瞬間、確かに俺は先輩の視界にいた。


そして再び、俺の方から、キスをした。


先輩の肩を掴んで、引き寄せる。

先輩は、両足の間に手を置いた。


ここから、変な言い方をすれば、歯車が動き出した。


あまりに俺が先輩に近づき過ぎたせいか、先輩の体が後ろに倒れた。


言うなれば、俺は先輩を押し倒した。

56: オプ速さん 2014/08/12(火)21:22:32 ID:lrOF7Vvxh
俺が先輩に多い被さる。

互いの鼻頭が触れそうな程に、顔が近付いた。

しばらく見つめ合うと、先輩が目を閉じた。

それを見た俺は、胃を決した。

再びキスをする。

互いの口内に、互いの下がはいる。


そして俺の右手は、先輩のシャツの中に侵入していた。


先輩はそれを拒まなかった。


俺の右手が、先輩の胸に到達する。

掌に伝わった未知の感触に、俺は興奮した。

58: オプ速さん 2014/08/12(火)21:23:24 ID:lrOF7Vvxh
ブラジャーを取るため、右手を先輩の背中に回す。

先輩は少し背中を浮かしてくれた。

指先で、ホックを外しす。

ホックが外れた瞬間、先輩が小さく声を出した。

唇を離す。

少しの見つめ合いの後、右手で邪魔な物を取り外した先輩の胸を揉んだ。

先輩が、声を噛みしめる。

それが、たまらなく愛おしかった。

そして、インターネットや本で得た知識の見よう見まねの拙い愛撫が始めた。

59: オプ速さん 2014/08/12(火)21:24:05 ID:lrOF7Vvxh
胸を揉んだり、指でなぞってみたり、下に触れてみたり。

ガキがガキなりに頑張って、先輩に奉仕した。

しばらくすると、先輩の方が動き出した。


先輩が、俺のはちきれんばかりに膨らんだそれに触れた。

そしてスルスルと俺のスウェット、ボクサーパンツの中に侵入し、熱を帯びたそれに直で触れた。

始めてそれを他人に触れられた俺は、情けない声を出してしまう。

先輩は俺の情けない顔を見ると、体を起こして、俺の足と足の間に入りこんだ。

60: オプ速さん 2014/08/12(火)21:24:54 ID:lrOF7Vvxh
俺「あ、あの、先ぱ……」

先輩「大丈夫。ジッとして」


先輩は俺のスウェット、そしてパンツを下ろし、そこにあった物を露わにすると、舌を這わせ、咥えた。

インターネットや本でしか知らなかったそれの快感に、腰が抜けそうになる。

俺のそれを包み込む温もりと刺激で、俺は泣きそうな顔になっていた。

先輩は俺の弱った顔を見ると満足そうにして、速度を上げた。

それと同時に、今までに無い快感が、下から押し寄せてくる。

62: オプ速さん 2014/08/12(火)21:25:32 ID:lrOF7Vvxh
俺「先輩……あの……」

先輩「…………」


俺が必タヒに出したサインを先輩は、無視した。

もはや、されるがままだった。


そして、先輩の口内に、吐き出された。


合宿中で、しばらく触れていらいなかったせいもあってか、今までに無い程、大量に俺のそれから、吐き出された。


俺「あの……先輩……ごめんなさい……俺……」

先輩「……んっ」


先輩は口を離すと、口内に溜まった物を、飲み込んだ。

63: オプ速さん 2014/08/12(火)21:26:26 ID:lrOF7Vvxh
その光景を見て、俺は先輩に対して疑問が浮かんだ。

それを聞くべきかどうか悩み、意を決して、尋ねた。


俺「……先輩」

先輩「ん? 何?」

俺「経験……あるん、ですか?」

先輩「……どう思う?」


その問題は、流石の俺にも簡単過ぎた。


そして先輩は下のジャージを脱ぎ、その下、下着まで脱いで、俺の肩に手を置いた。

64: オプ速さん 2014/08/12(火)21:27:31 ID:lrOF7Vvxh
その手が何の為の手か、分かってしまう。

だから、ちょっとだけ。

敵わないとは知りながらも、抗いたくなった。


俺「大丈夫、です」

先輩「……え?」

俺「俺、動きますから」

先輩「…………そっか」


そして、俺は弄ばれたそれを、先輩に差し込んだ。

65: オプ速さん 2014/08/12(火)21:27:55 ID:lrOF7Vvxh
そこからは、笑えるほど惨めな物だった。

欲望のまま、乱暴に、暴力的に、何も考えずに、腰を振った。

俺の下で先輩は、綺麗な声で見事に鳴いてみせた。

それが演技なのか、どうなのか。

当時の俺にはどうだってよかった。


あの時の行為は、互いに、自分の為でしかなかった。


俺は、俺の為に。

先輩は、自己満足の為に。


しばらくして、再び吐き出されたそれは、前よりも量を増して、先輩の腹部にかけられた。

66: オプ速さん 2014/08/12(火)21:28:41 ID:lrOF7Vvxh

そして、それから俺と先輩は肉体関係を結んだ。

67: オプ速さん 2014/08/12(火)21:29:22 ID:lrOF7Vvxh
合宿が終わってからは、ほぼ毎日のように、俺と先輩は行為に及んだ。

が、夏の選手権が始まってからは回数は減った。

それでも、週二回は必ず俺と先輩は互いに、互いの為に、行為をした。

暗黙の了解で、毎回避妊はしていた。

そして、行為中は余計な会話はしなかった。

その代わり、日常生活での会話は格段に増えた。

後に入ってくる後輩達に噂されるくらいには、俺と先輩の日常の距離は近かった。

俺は回数を重ねるに連れ、行為が上達していた。

二年の春頃から、先輩は演技をする必要がなくなった。

68: オプ速さん 2014/08/12(火)21:29:48 ID:lrOF7Vvxh
そして、先輩との関係は、先輩が卒業するまで続いた。

と、言いたい所だが、実の所、先輩の卒業後も数回だけ先輩を抱いた。

卒業式の後と、その数回では終始俺が主導権を握り、先輩をリードしていた。


それから部活の方は、結論だけ言うと俺が現役の内に全国大会に出る事は無かった。

俺と友人とショウの三人は一年の内からレギュラーに定着し、二年になる頃にはチームの要になっていた。

そして三年生として挑んだ大会、俺達は一回戦でPK戦に敗れ敗退した。

唯一の救いは俺達に勝ったチームがその後全国大会で優勝した事、後輩達が俺達が引退した次の大会で全国大会出場した事だろうか。

69: オプ速さん 2014/08/12(火)21:30:38 ID:lrOF7Vvxh
それらが、数年前の話。

で、こないだ、友人とショウ、それからもう一人同級生の奴と呑んだ時の話だ。

そこで色んな話を聞いたりした。

ショウが出世した話って。

友人の奥さんが妊娠したって話。

顧問だったケンヂ先生が飲酒運転車に乗車して逮捕されたって話。

アヤが三人目の子供を産んだ話。

タケシさんが結婚したって話。


その相手が、先輩だって話。


それも、できちゃった婚だって話。


聞いた時はビックリしてグラス割っちまったわ。

71: オプ速さん 2014/08/12(火)21:31:31 ID:lrOF7Vvxh
そしてその後、タケシさんに連絡すると、二人で呑む事になった。

で、タケシさんと呑むと、タケシさんは一発目でこう言った。


タケシ「いやぁ、まさかお前と兄弟になるとはな」


ホント、ビックリして灰皿落としちゃったもの。


タケシ「お前、あんなん隠してるって言わねえからな」

俺「気付いてたんすか!? いつから!?」

タケシ「進級してから」


意外と遅かったらしい。


タケシ「つか、腹の子の親、お前じゃねえだろうな?」

俺「タケシさん、笑えないから」

タケシ「確かになwww」

72: オプ速さん 2014/08/12(火)21:31:55 ID:lrOF7Vvxh
その日の会計は俺が払った。

タケシさんは払うって言ったけど、「いつかの入部祝いのお返しです」って返すと、タケシさんはニヤッと笑った。

その後、タケシさんが「なんか、伝言あるか?」と聞いてきたので「おめでとうございます。幸せに」と伝えてもらった。


これでこの話は終わり。

73: オプ速さん 2014/08/12(火)21:33:02 ID:lrOF7Vvxh
ごめん。一つ書き忘れた事があった。

タケシと呑んだ時、合宿の事話したんだ。
なんつーか、酒の勢いで。

タケシさんは黙って全部聞いてくれた後で、一つだけ聞いた。


タケシ「で、お前。告白の返事は?」


俺はあの日の事を思い出しながら答えた。


俺「もらいましたよ。先輩、俺にキスする前に、『ごめんね』って言ってましたから」


そう返すと、タケシさんは「そうか」って言って笑った。


これで本当の本当に終わり。

付き合ってくれてありがとな。

そんじゃ夏休みだし妻と三人の子供達に家族サービスしてくるわ。

74: オプ速さん 2014/08/12(火)21:33:07 ID:us6ggp9yD
文練りすぎで全然興奮しなかった
もっと素人臭さがほしい

75: オプ速さん 2014/08/12(火)21:39:20 ID:VA1EWk4p0
創作にしてはくそつまらんし、誤字脱字急に呼び捨てが気になる。32点

77: オプ速さん 2014/08/12(火)21:48:05 ID:cU2Up46ye
エロゲのシナリオライターとか仕事でならわかるが
3人と妻もいるいい歳した大人がこんな恥ずかしい文章を長々と書いてたのか
凄いなお前

78: オプ速さん 2014/08/12(火)21:50:43 ID:4FKSD6akh
頭悪そう

79: オプ速さん 2014/08/12(火)21:52:52 ID:pAa4tx4I6
本筋と関係ない話が半分以上

81: オプ速さん 2014/08/12(火)23:48:54 ID:wRPg0frn1
勃起はしたが、抜くほどでもなかったわ

83: オプ速さん 2014/08/13(水)01:02:41 ID:JKYUjkPFH
読んでる方が恥ずかしくなるような内容で思わず一気にスクロールしたわ
これ本当に3人の子持ちの結婚した人間が書いた内容なの?

84: オプ速さん 2014/08/13(水)05:12:54 ID:QGmKwMxch
DQNの文章力なんかこんなもん