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引用元: http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1411567589/

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キモオタ「我輩がおとぎ話の世界に行くですとwww」ティンカーベル「そう」 【シンデレラ編完】

209: 開けた名無しさん 2014/10/11(土)20:17:34 ID:PZGAollHc
キモオタ「んんwwwあれはまさしくガラスの靴ですなwwwしかし何故にwww」ドゥフコポォ

ティンカーベル「前のガラスの靴であんなこと出来なかったよね?お城から帰るときも急いで走ったしね」

シンデレラ「・・・王子様、大臣は私に任せてください!キモオタさんとティンクちゃんをお願いします!」ダダッ

王子「姫!この王子、女性に戦わせるわけには!」

ティンカーベル「待って、王子様。シンデレラを信じてあげようよ」

キモオタ「そうですぞwwwあのガラスの靴といい何やら策があるようですしなwww」

王子「・・・やむを得ん」

ザッ

大臣「・・・シンデレラと言ったな。その靴は機動力を高める魔法がかけられているのか?実に興味深い」

シンデレラ「・・・大臣!」

大臣「是非とも私のものにしたい。さぁ、おとなしくするんだシンデレラよ」コォォォォ



ヒュン

212: 開けた名無しさん 2014/10/11(土)20:30:51 ID:PZGAollHc
大臣「消えただと!?」

キモオタ「ファッ!?」

ティンカーベル「シンデレラがいなくなったよ!?」

王子「いや!よく見たまえ!姫は、確かにそこにいる!」

シュン

大臣「・・・後ろか!!!」バシュッ

シンデレラ「違います・・・っ!」ヒュオ

大臣「頭上か!しかし、甘いわ!」バシュッ

シュン

キモオタ「また消えましたぞ!」

王子「・・・いや、違う。姫は消えてなどいない、絶え間なく奴の周りを動き回り攪乱しているんだ。」

ティンカーベル「大臣の魔力切れを狙ってるのかな?それとも別の理由で・・・」

ヒュン

大臣「このような動き、素人の娘にできるものか。やはりあのガラスの靴、私が手に入れたものより強い魔力がかけられているか!」バシュッ

ヒュン

大臣「しかし、走ってばかりでは勝てぬぞ!見たところ武器もない!どうやって勝つつもりだ!」

ヒュン

213: 開けた名無しさん 2014/10/11(土)20:42:30 ID:PZGAollHc
しばらく前・・・・・・

魔法使い「・・・・・・ブツブツ・・・・・・ブツブツ・・・・・・」コォォォォ

シンデレラ「あ、あのキモオタさんたちは急いでお城に向かいましたけど私たちは行かなくても・・・」

魔法使い「城に向かう前にやっておくことがあるのでな」コォォォォ

シンデレラ「それに・・・一体どうやって大臣の魔力を無効化なんてできるんですか?」

魔法使い「少しややこしいが・・・説明しておくべきじゃな」

魔法使い「大臣はあの「魔力増幅の杯」を使って水に染み出した魔力を自分のものにした」

シンデレラ「はい、ガラスの靴の魔力を取り出して自分にものにしたってことですよね」

魔法使い「話が早いね。そうさ、あのガラスの靴にはワシの魔力が込められている。それを奪われたという形じゃな」

シンデレラ「・・・魔法使いさんの魔力、とんでもないものを手に入れたんですね。大臣は」

魔法使い「うむ、じゃがあのガラスの靴の魔法を解けば、大臣の魔力も失われる」

シンデレラ「そうなんですか!?じゃあ早く魔法を解けば・・・」

魔法使い「忘れたのかシンデレラ。本来は昨日の夜中にあの靴の魔法は解けている。何故今も魔法が残っているか、説明したじゃろ?」

214: 開けた名無しさん 2014/10/11(土)20:51:32 ID:PZGAollHc
シンデレラ「私の王子様に会いたいっていう想いが魔力を高めて・・・」

魔法使い「そうじゃ、つまりあのガラスの靴は【魔力の源はワシじゃが、魔力の存在を留めているのはシンデレラ】ということじゃ」

シンデレラ「それって・・・つまり?」

魔法使い「あんたが魔法が消えるように命令すれば消える、もちろん大臣の魔力もな。ただし、大臣に触れていなければならぬがな、今魔力は大臣の中にあるのじゃから」

シンデレラ「そ、そんなことできるかな?近づくことなんて・・・」

魔法使い「出来た!」

シンデレラ「えっ?」

魔法使い「出来たんだよシンデレラ。ワシの魔力を込めた魔法具、あんな美しいだけのガラスの靴とは違う正真正銘の魔法具・ガラスの靴さ」キラキラ

シンデレラ「綺麗・・・でもどうして?」

魔法使い「この靴を履けば春風よりも軽く日の光よりも素早く駆けることが出来る。一度跳ねれば雲に手が届き、駆ければたちまち地平線の向こうさ」

シンデレラ「これを使って大臣に近づいて・・・魔力を消すんですね?」

魔法使い「・・・まぁそうじゃがな、それだけじゃない」

シンデレラ「?」

215: 開けた名無しさん 2014/10/11(土)21:02:51 ID:PZGAollHc
魔法使い「ワシは単純に言って、悔しい」

魔法使い「苦労して手に入れた魔力、お前たちのような正しい道を行く奴に使えることは喜ばしいことじゃが・・・あんな奴に利用されるのは我慢ならん」

シンデレラ「魔法使いさん・・・」

魔法使い「だからこのガラスの靴を履いて・・・一曲、奴と踊ってやれ。そして見せてやれ、本物の魔法使いの術は貴様のような付け焼き刃な魔力とは格が違うということをな」

スッ

魔法使い「お主も悔しかろう。ティンカーベルやキモオタ、王子、この国の人々。大臣は全てを支配するためにこんなことをしでかした」

シンデレラ「・・・私は昔からいじめられたり貧しかったりしてたからそれはもう苦しくないけど、でも大臣がもしもキモオタさんやティンクちゃんにひどいことしたら・・・許せない」キリッ

魔法使い「そろそろ時間だ、このガラスの靴ならすぐにたどり着ける」

シンデレラ「魔法使いさんありがとうございました!」

魔法使い「魔力を消すには大臣にふれることが必要だと言ったが、優しくふれる必要はない」

シンデレラ「?」

魔法使い「あんたの怒りを込めたビンタの一発でもお見舞いしてやりな」フンッ

シンデレラ「ふふっ、魔法使いさんがそんなこというなんて意外です」フフッ

魔法使い「さぁ行った行った、くれぐれも無理するんじゃないよ!」

・・・

シュン

大臣「ええい!ちょこまかと鬱陶しい娘だ!」コォォォォ

216: 開けた名無しさん 2014/10/11(土)21:09:53 ID:PZGAollHc
大臣「私はこの魔力で!この国の王となる!」バシュッ

ヒュン

大臣「貴様のような小娘や豚男、妖精に世間知らずの王子などに舐められてたまるか!」

ヒュン

大臣「貴様もあの屑共のようにしてやるわ!糞豚や糞妖精のようにな!」コォォォォ

ヒュン

シンデレラ「私の友達を・・・・・・!」ヒュオ

大臣「これほどまで近くに!?」

ビュッ

シンデレラ「悪く言わないで!!」



パチーンッ

217: 開けた名無しさん 2014/10/11(土)21:22:35 ID:PZGAollHc
大臣「くっ・・・この小娘!王たる私に平手打ちなど・・・!」シーン

シンデレラ「これであなたはもう・・・魔力を使えない!」

大臣「なん・・・だと・・・?」

ティンカーベル「やったね!シンデレラ!」ピュー

シンデレラ「ティンクちゃん!ど、どうして両手ジャムまみれなの・・・?」

ティンカーベル「戦士の証だよ!」フンス

大臣「・・・どういうことだ!魔力が!私の魔力が!!!」シーン

王子「キモオタ!大臣を拘束する!手伝ってくれ!」

キモオタ「ちょwww我輩、怪我人なんですがwwwしかしやむをえませんな!王子殿手伝うでござるよwww」コポォ

大臣「畜生!畜生ぉぉ!」ガシッ

ティンカーベル「よかったね!キモオタ!これできっとこのお話は消えなくてすむよ!」ヒソヒソ

キモオタ「ですなwwwあとはシンデレラ殿と王子殿の行く末を見守るとしますかwww」ドゥフコポォ

218: 開けた名無しさん 2014/10/11(土)21:34:48 ID:PZGAollHc
数時間後 一部崩壊した城内にて

キモオタ「んんwww疲れた体に温かいスープが染みますぞwwwパンも実にうまいでござるwww」バクバクバク

ティンカーベル「もぉ!キモオタ食べ過ぎだよ!」ムシャムシャ

キモオタ「そういうティンカーベル殿もwwwしかし良かったですな、兵士へ振る舞われる食事を我々にも分けてもらえましたしなwww」バクバクバク

ティンカーベル「大臣側じゃない兵士もたくさんいて、大臣側の兵士と戦ってくれてたんだね。そのおかげで私達は大臣一人を相手出来たわけだし感謝だね!」

キモオタ「ティンカーベル殿はジャム投げただけでしたがなwww」ドゥフコポォ

ティンカーベル「あーっ!そういうこと言うんだ!?キモオタだってブラフ失敗してただけじゃん!あとこぽぉーっていってただけだし!」

王子「ふふっ、あれほど息の合っていた二人が喧嘩かな?」

キモオタ「王子殿www怪我は大丈夫ですかなwww」

王子「まだ動いてはならぬらしいが、私が率先して動かねば兵はついてこない」

ティンカーベル「立派だ!王子様立派!シンデレラは?」

王子「町の娘とともに怪我した兵士の治療を手伝っている、自分も疲れているだろうにな」

219: 開けた名無しさん 2014/10/11(土)21:49:28 ID:PZGAollHc
王子「父上も無事だった。君たち二人には感謝してもしたりない」ペコッ

ティンカーベル「いいよ!ご飯もごちそうになったし!」

キモオタ「お父上もご無事でござったかwwwなによりですなwww」コポォ

王子「それと・・・だな、シンデレラ姫に、その、なんだ・・・」

ティンカーベル「シンデレラがどーかした?」

王子「先程、シンデレラ姫にプロポーズした」

キモオタ「ちょwww王子殿www行動力ありすぎでござろうwww」ブフォ

ティンカーベル「ホントだよ!国が大変なときに!で、どうなった?ねぇねぇ!どうなった?」

キモオタ「ちょwwwティンカーベル殿食いつきすぎでござろうwww」ドゥフコポォ

王子「うむ、okを貰えた!近いうちに結婚式を執り行う、是非二人にも出席願いたい」

キモオタ「リア充爆発しろwwwと、言いたいところですがwwwここは素直に祝福しておきますかなwwwやりましたな王子殿www」

ティンカーベル「うんうん!よかったね王子様!」

220: 開けた名無しさん 2014/10/11(土)22:12:29 ID:PZGAollHc
王子「では私はこれで、やるべきことも多いのだ」

ティンカーベル「わかった!王子様がんばってね!」

・・・

キモオタ「王子殿とシンデレラ殿は結婚。本来のエンディングにたどり着けましたなwww」

ティンカーベル「うん、これでシンデレラのお話は消えないよ!消えそうな感じの匂いもしないよ!」

キモオタ「異変とは「大臣の反逆」でしたなwwwんんwwwしかし大臣も今頃は獄中でござろうwwwめでたしめでたしですなwww」

ティンカーベル「うん。でも・・・キモオタ気がついてる?」

キモオタ「んんwwwなんでござるかwww」

ティンカーベル「シンデレラのお話は正しい結末を迎える。だったら私達の役割も終わりだよ。帰らなきゃいけないよ?」

キモオタ「・・・・・・」

ティンカーベル「シンデレラともお別れしなくちゃいけないよ?楽しかったけど、帰らないわけにはいかないもん」

キモオタ「・・・・・・そうでござるな」

221: 開けた名無しさん 2014/10/11(土)22:13:34 ID:PZGAollHc
今日はここまで

もうちょいだけ次回に続く

224: 開けた名無しさん 2014/10/11(土)22:44:56 ID:LQdRynNM2
キモオタには幸せになって欲しい(´・ω・`)

225: 開けた名無しさん 2014/10/12(日)00:17:34 ID:7Al0B67fP
乙!
このキモオタが何故キモオタなのか