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引用元: http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1411567589/

関連記事→キモオタ「我輩がおとぎ話の世界に行くですとwww」ティンカーベル「そう」 【第二章2】

342: 開けた名無しさん 2014/10/22(水)20:46:36 ID:Tt18KDghP
翌日 訓練場

キモオタ「ぶひいいいぃぃぃ!!!ぶひいいいぃぃぃ!!!」ゼェゼェゼェゼェ

ティンカーベル「キモオタ頑張れー!」モグモグ

キモオタ「なんでティンカーベル殿これ見よがしにお菓子を食べるんですかなwww」グウゥゥ

ティンカーベル「だってお腹空いたから、美味しいよ?裸王クッキー」モグモグ

キモオタ「目の前に鬼の存在を確認しましたぞwww」

ティンカーベル「もぉ!喋ってて余裕そうだったって裸王に報告するよ!」モグモグ

キモオタ「まさに鬼畜wwwゼェゼェ・・・ゼェゼェ・・・」

ティンカーベル「急がないと待ち合わせに遅れるよ!この後、裸王のお手伝いがあるんだからね!」

キモオタ「ぶひいいいぃぃぃ!!!」

343: 開けた名無しさん 2014/10/22(水)20:52:51 ID:Tt18KDghP
城内

ティンカーベル「おはよー!裸王!謁見は終わった?」

裸王「うむ、おはよう、ティンカーベル!今日は早めに切り上げたぞ!ところでキモオタはどうした?」

ティンカーベル「あそこに横たわってるけど」スッ

キモオタ「」ゼェゼェ・・・ゼェゼェ・・・

裸王「だらしがないぞキモオタ!まだ特訓二日目だぞ!私がいなくても頑張れたな?」

キモオタ「ティンカーベル殿・・・ゼェゼェ・・・」

ティンカーベル「今日はちゃんと頑張ってたよ!」

裸王「うむ!偉いぞ!午後の走り込みは私も一緒にやるぞ!ハッハッハ!」

キモオタ「と、時に今からどこに行くのですかな・・・ゼェゼェ・・・」

裸王「うむ!くればわかるぞ!早速出発だ!」

345: 開けた名無しさん 2014/10/22(水)21:00:52 ID:Tt18KDghP
炭鉱

ティンカーベル「ここは炭鉱かな?」

裸王「うむ、その通り。我が国は炭鉱や鉱石類で収入を得ている。言わば経済面での生命線だな!」

キモオタ「国王がこのような場所になんの用事ですかなwww」コポォ

裸王「平たくいうと視察だが、実際にこの目で見て作業員の声を聞かなければな!」

ティンカーベル「そうだけど、王様がする仕事じゃないんじゃない?こういうのって炭鉱のえらい人とか国のそういう係りの人が担当するんじゃないの?」

裸王「それでは私の耳に入るまで距離がありすぎる。現場も見ずに報告や書類だけで知っているような気になっている国王に誰がついてくるのだ?」

キモオタ「んんwww意識高いですなwww」

ティンカーベル「国民に人気なのも頷けるね!」

裸王「だが本来はこうあるべきだと思うのだ。だから私は炭鉱含め様々な場所に顔を出すようにしている、さぁ早速現場の声を聞くぞ!」

346: 開けた名無しさん 2014/10/22(水)21:11:08 ID:Tt18KDghP
炭鉱夫「そうだなぁ、運搬に使うトロッコに相当ガタがきちまっててなぁ・・・直しながら使ってはいるんだが、何台か新しいトロッコ入れてほしいなぁ!どうにかなんねぇですかい?」

裸王「なるほど、それだと作業効率も悪いな!早急に手配しよう!」

炭鉱夫「ありがとうごぜぇます!まぁ新たな鉱脈も見つかってるんでガンガン稼げそうですぜ!なぁお前ら!裸王様のためにも頑張るぞ!」ウォォォ!

裸王「頼もしい限りだな!他に何かないか?なんだって聞くぞ!」

若い炭鉱夫「裸王様!うちの嫁の料理がいまいちで困ってるんですよー」

裸王「ハッハッハ!ここはひとつ嫁さんを大切にして花の一つでも送ってみろ、嫁さんも君のために料理を頑張ってくれるだろう!」

・・・

ティンカーベル「なんというか壁がないよね」

キモオタ「普通王様がもっと威張っているか国民が遠慮するかってかんじですがなwww」

ティンカーベル「どっちでもないよね、なんか楽しそうだし」

347: 開けた名無しさん 2014/10/22(水)21:18:28 ID:Tt18KDghP
・・・

炭鉱夫「裸王様、今日は助かりましたぜ。あいつらもやる気出てきたみたいで」

裸王「うむ!それは良かった!ワインを何樽か置いていく!決起会などで是非飲んでくれ!」

炭鉱夫「その時は是非裸王様も!あいつらそれを楽しみにしてんですから」

裸王「ハッハッハ!ではその時は声をかけてくれ!必ず出席するぞ!」

・・・

裸王「待たせたな2人とも!」

ティンカーベル「キモオタへのお願いって荷物運びだったんだね!」

キモオタ「キツかったでござるがなwwwしかしよろこんでくれていたようでしたしなwww」

裸王「うむ!じゃあ次行くぞ!別の炭坑と街の宿をいくつか回るぞ!」

ティンカーベル「はーい!」

キモオタ「んんwwwもうひとふんばりですかなwww」

348: 開けた名無しさん 2014/10/22(水)21:28:20 ID:FDqAC1UJ3
裸王って煽り耐性すごそうだよな

349: 開けた名無しさん 2014/10/22(水)21:28:40 ID:Tt18KDghP
その夜 城内 キモオタの部屋

ティンカーベル「ふぅ・・・今日は飛び疲れた!」ンー

キモオタ「我輩も足がパンパンですぞwww相当痩せてきたのではwwwどうでござるかwww」

ティンカーベル「全然だよ!というか二日やっただけじゃん!ダイエットを舐めるな!」

キモオタ「その口振りwwwティンカーベル殿もダイエットに失敗した口ですかなwww」コポォ

ティンカーベル「・・・!」ケリッ

キモオタ「図星ですかなwwwしかし明日も街をまわるようでござるから早めに休みますかなwww」

ティンカーベル「そうだねー・・・ん?」

コンコンッ

キモオタ「んんwwwこんな時間に誰ですかなwww」

ガチャ

大臣「この国の大臣です。2人にお話ししたい事が・・・」

ティンカーベル「私たちに?」

351: 開けた名無しさん 2014/10/22(水)21:46:15 ID:Tt18KDghP
ティンカーベル「正直ちょっと警戒するよね」ヒソヒソ

キモオタ「前回の大臣が大臣でしたからなwww」ヒソヒソ

大臣「・・・・・・手短に話そう。君に聞きたいことがある【ピーターパン】の妖精ティンカーベル」

ティンカーベル「えっ・・・!大臣さんも私のこと知ってるの!?」

キモオタ「シンデレラ殿の世界の魔法使い殿と同じようですなwww」

大臣「その通り。私はこの世界がおとぎ話だと知っている。他のおとぎ話が存在することも、君の故郷【ピーターパン】の世界が消滅したことも。そこで質問だ。何故この【裸の王様】の世界へ来た?」

ティンカーベル「えっと・・・大臣さんは知ってるの?このお話が消滅しそうだって事」

大臣「・・・・・・勿論だ。だが私に役割は物語の本筋にほとんど関わらない大臣。世界の危機を知っていてもそれを防ぐ手だてが無い・・・!」

キモオタ「我々はそうならないように来たのでござるよwwwこのお話を救うためにですぞwww」

大臣「・・・本当か!?」

ティンカーベル「うん!本当だよ!」

352: 開けた名無しさん 2014/10/22(水)21:54:29 ID:Tt18KDghP
大臣「そうか・・・すまないが君たちに頼るしかなさそうだ」

ティンカーベル「うん、難しそうだけど頑張ってるよ!」

大臣「・・・この世界の消滅はなんとしても防いでほしい。この世界はもとより民衆の為、そしてなにより裸王の為にもな。」

キモオタ「そういえば・・・昨日、裸王殿は祖国を無くしたと言っておりましたなwwwあれは一体どういう意味なのですかなwww」

大臣「他言は無用で頼めるか?」

キモオタ「もちろんですぞwww」

ティンカーベル「もちろんだよ!」

大臣「話せば長くなるのだが・・・・・・」

コンコンッ

裸王「キモオタ!ティンカーベル!まだ起きているか?」

ティンカーベル「裸王だ!どうする大臣さん?」

大臣「追い返す理由もない。入っていただこう」

ガチャ

353: 開けた名無しさん 2014/10/22(水)22:07:47 ID:Tt18KDghP
裸王「遅くにすまん!うまいハーブティーを貰ってな!一緒にどうだ?疲れがとれるぞ!・・・と、大臣?二人と何か話していたのか?ハッハッハ!」

キモオタ「ハーブティーwww似合わないwww」コポォ

大臣「裸王様・・・いや、裸王。この2人と話していたんだ、この国の危機について」

裸王「む・・・この国の危機・・・?」

大臣「えぇ、以前占い師に予言されたのです。近々この国に大いなる災いが降りかかると」

裸王「な、なんと!そんなことが・・・!」

ティンカーベル「占い師の予言・・・方便だね、裸王にはこの世界がおとぎ話だって言えないから」ヒソヒソ

キモオタ「ここは口裏を合わせねばwww」ヒソヒソ

裸王「・・・大臣。その危機は我が筋肉をもってしても防げぬのか?」

大臣「恐らく、無理だ。この二人はその危機を知って、この国を助けるために来てくれたそうだ」

裸王「そうだったのか!2人とも!」

キモオタ「実はそうだったんですぞwww」

ティンカーベル「じゃじゃーん!そうでーす!」

354: 開けた名無しさん 2014/10/22(水)22:23:28 ID:Tt18KDghP
大臣「そう言うことだ、だから私はこの二人にかけてみようと思う」

裸王「我が筋肉では太刀打ちできぬとなると・・・大臣が人を頼るということはお前の知識を持ってしても?」

大臣「はい、解決できません・・・なので裸王、この二人にあの事を話してみては・・・?」

裸王「・・・・・・むぅ」

キモオタ「なにやら込み入った事情がおありのようですなwww」

ティンカーベル「私達が聞いてもいい話?」

大臣「この国・・・世界の状況を知るためにも、お二人はこの事実を聞いておかなければいけません」

裸王「二人のことは信用しているのだが・・・・・・」

大臣「裸王。ここは二人に賭けるしかない。そのためにも情報は多い方がいい」

裸王「・・・・・・では、話そう。他言は無用だ、いいな?」

キモオタ「勿論ですぞwww」

ティンカーベル「誰にも言わないよ!」

裸王「助かる。まず、私は・・・・・・」





裸王「私はこの国の本当の王ではない」

357: 開けた名無しさん 2014/10/22(水)22:40:57 ID:uiCyMGjNH
衝撃の事実

358: 開けた名無しさん 2014/10/22(水)22:41:06 ID:Tt18KDghP
キモオタ「な、なんですと!?」

ティンカーベル「えっ?えっ?それってどういうこと!?」

大臣「・・・・・・」

裸王「もう二十年近く前の話だ、私はこの国の本物の王子と入れ替わり・・・この国の王族として生きることになった」

ティンカーベル「入れ替わっちゃう前は・・・?」

裸王「私はこの国とは別の国の王子だった」

キモオタ「ある国の王子と、別の国の王子は入れ替わり・・・・・・どういった事情があってこのようなことに・・・?」

裸王「話すと長くなるのだが・・・・・・まずは私の祖国の話をしよう」

ティンカーベル「当時は王子様だった裸王様のお父さんが治めてた国の話?」

裸王「うむ、にわかには信じられぬかもしれんがな・・・」

大臣「・・・・・・」

裸王「我が祖国はそこそこの治安と収入のあるごく一般的な国だった。だが、私の父上・・・つまりその国の王様には普通ではない特徴があった」

キモオタ「普通ではない特徴ですかな?」

裸王「耳だ」

ティンカーベル「耳?」

裸王「そうだ。私の父上、その国の王様・・・」





裸王「その王様の耳はロバの耳だったのだ」

365: 開けた名無しさん 2014/10/23(木)20:42:00 ID:RVO8k4Kzo
王様の耳はロバの耳ー!

369: 開けた名無しさん 2014/10/24(金)20:11:41 ID:1gKrsaJxn
キモオタ「ロバの耳というとwwwあの動物のロバでござるかwww」

裸王「その通り。私の父上・・・国王は人間だったが、ロバの耳を持っていた。私が生まれる前、呪いをかけられたと言っていたな」

ティンカーベル「でも王様がそんな特殊な外見じゃ目立って仕方ないよね?」

裸王「王はロバの耳のことを国民に隠していた。それが悲劇を生んだのだ」

・・・

二十年ほど前

王様「むむむ・・・・・・」

若き日の裸王「父上!難しい顔をしてどうしたんだ!?」

王様「王子か、実はそろそろ髪を切らねばと思っているのだ」

若き日の裸王「それはいい、父上髪の毛伸びすぎだ!」

王様「うむ、しかし・・・おまえも知っての通り私はこの耳だからな・・・」ピョコン

370: 開けた名無しさん 2014/10/24(金)20:19:18 ID:1gKrsaJxn
若き日の裸王「あー、いつもは帽子で隠してるよな、そのロバ耳」

王様「左様。一国の王がロバの耳などと国民に知られるわけにはいかん!だからこそ常に人前では帽子をかぶっていたが・・・髪の毛が伸びすぎて隠すのも難しくなった」

若き日の裸王「散髪の時は帽子を脱がなきゃなんないもんなー」

王様「以前は口の利けない理容師を雇っていたが、その者が亡くなってしまってな・・・町の理容師を呼ぶしかあるまい」

若き日の裸王「でもさぁ父上気にしすぎじゃないか?ロバの耳だってバレても問題ないんじゃないか?」

王様「お前は政治の勉強せずに鍛錬ばかり・・・・・・だからそのような甘い考えになるのだ!国王とは威厳が第一、国民に笑われるようでは失格なのだ!」

若き日の裸王「そういうもんかねぇー」

王様「とにかく私は街の理容師を呼んで髪を切ってもらう。お前はきちんと勉強をしておくように」

若き日の裸王「へーい」

372: 開けた名無しさん 2014/10/24(金)20:25:33 ID:1gKrsaJxn
城内 一室

床屋「この度は私のような床屋に声をかけていただいてありがとうございます」ヘヘー

王様「うむ、お前は街で一番の床屋と聞く」

床屋「ありがたいお言葉!どのような髪型でもお任せください!」

王様「うむ、短めにしてくれればそれでよい。それともう一つ、これからお前が見たことは誰にも言ってはならぬぞ」

床屋「・・・? へ、へぇもちろん・・・・・・ではお帽子を失礼して・・・ひっ」

ピョコン

床屋「お、王様のこのお耳は・・・一体・・・」

王様「ロバの耳だ。いいな?この事は他言してはならぬ、もしも漏らすようなことがあればおまえの首を跳ねるぞ!」

床屋「ひ、ひぃ!大丈夫でございます!決して誰にも言いません!」ビクビク

373: 開けた名無しさん 2014/10/24(金)20:32:20 ID:1gKrsaJxn
チョキチョキ

床屋(ロバの耳の人間なんているんだな・・・)

チョキチョキ

チョキチョキ

床屋「・・・・・・王様!このようになりましたが、いかがでしょう?」

王様「・・・うむ!思ったより立派に仕上がったではないか」

床屋「ありがとうございます!」

王様「褒美は後ほどお前の店に届けさせよう。・・・いいか?くれぐれも私の耳のことは誰にも言うでないぞ?もし口にすれば・・・・・・」

床屋「大丈夫でございます!決して誰にも王様の耳がロバの耳だなんて言いません!」

王様「・・・ならばよい。城門まで送らせよう。おい!この者を城門まで送るのだ!」

兵士「ハッ!」





床屋(王様のwww耳はwwwロwwwバwwwのwww耳www)

374: 開けた名無しさん 2014/10/24(金)20:41:58 ID:1gKrsaJxn
床屋(ヤバイ、超言いたい!)

床屋(誰かとこのネタで思い切り笑いたい騒ぎたい)

床屋(なんならこの場で大声で叫びたい!)

床屋「でも打ち首はこえぇよなぁ」

男「オッス!床屋!聞いたぞ、お前国王様の散髪を任されたんだってな!さぞかし褒美が出たろう?一杯奢ってくれよ」ヘラヘラ

床屋「それがな!実は王様の耳は」ガバッ

床屋(やべぇーっ!やべぇ、つい言いたくなるぞこれ!)

男「耳がどうかしたのか?」

床屋「耳が・・・素敵だった!流石は王族の耳だった!王の貫禄だった!じゃあその余韻に浸りたいから俺は帰る!」ダッシュ

男「お、おう・・・」

床屋「ヤバイ!やばいやばい!我慢できねぇ!」ダダダッ

375: 開けた名無しさん 2014/10/24(金)20:49:32 ID:1gKrsaJxn
「よぉ床屋!いい酒が入ってるぞ」

「あら床屋さん。なにか面白い話ないかしら?」

「床屋!見てくれ、新しくロバを買ったんだ!」

床屋「俺をほっておいてくれ!打ち首にしたいのか!俺を!」

床屋(言いたい言いたい言いたい言いたい)

床屋(王様の耳はロバの耳王様の耳はロバの耳王様の耳はロバの耳)

床屋「ダメだ!とにかく叫びたい・・・!」

床屋「そうだ・・・」

床屋「うちの裏にある井戸に向かって大声で叫ぼう!」

床屋「うん!このままじゃ気が狂う!井戸の中に向かって叫べば外には聞こえない、よし!そうするか!」ダダダッ



床屋「よし、誰も見てないな」キョロキョロ

スゥゥー

床屋「王様の耳はロバの耳イイイイィィィィーーー!!!」

ロバノミミィィィー

ミミィィー

ィィー

床屋「ふぅ・・・」

376: 開けた名無しさん 2014/10/24(金)20:56:11 ID:1gKrsaJxn
城内

若き日の裸王「お!父上散髪終わったのか、男前じゃん!」ムキムキ

王様「じゃろ?・・・いや、そんな場合ではない、王子!また勉強をサボって走り込みをしていたと聞いたぞ!」

若き日の裸王「俺はあれだよ、筋肉で国を治める!」

王様「馬鹿を言うでない!国を治めるのは王の威厳と政治の手腕!鍛錬などは兵士に任せて王族たるお前は国を治める手段を身につけるのだ!」

若き日の裸王「そうはいうけど父上、鍛錬は・・・筋肉は俺を裏切らない、必ず国を盛り立てる」

王様「なにを言っておるのだお前は!お前は私の一人息子!そんなことでは!」

若き日の裸王「うわ・・・始まった・・・」

王様「そもそも王族とはだな・・・」

378: 開けた名無しさん 2014/10/24(金)21:02:56 ID:1gKrsaJxn
王様「だからして・・・」ベラベラ

王様「王族たるお前がすべきは・・・」ベラベラ

王様「・・・と言うことだ、分かったか?」ゼェゼェ

若き日の裸王「わ、わかったよ父上!説教で息切れしてるじゃねぇか・・・」

王様「お前のせいじゃ!お前の!・・・しかし、喉が乾いた・・・水飲んでくる」

・・・

王様「おい!誰か水を持て!誰もいないのか!」

シーン

王様「まったく・・・どいつもこいつもなにをやっている!やむを得ん、井戸から汲むか・・・」

王様「国王に井戸水を汲ませるとは何事だ、まったく・・・」ブツブツ

王様「よいしょっと・・・」グイッ

ィィー

ミミィィー

王様「ん?井戸から何か聞こえるな・・・」

井戸「王様の耳はロバの耳イイイイィィィィーーー!!!」

王様「!?」

379: 開けた名無しさん 2014/10/24(金)21:10:32 ID:1gKrsaJxn
宿屋の井戸「王様の耳はロバの耳イイイイィィィィーーー!!!」

民家の井戸「王様の耳はロバの耳イイイイィィィィーーー!!!」

広場の井戸「王様の耳はロバの耳イイイイィィィィーーー!!!」

「なんだこれは!」

「王様の耳はロバの耳だってよ!」

「ちょwwwなんwwwでwww」

・・・

兵士「お、王様!国中の井戸から叫び声が!」

兵士「国民達が騒ぎ出しております!王様の耳は本当にロバの耳なのかと!」

兵士「城の周辺はすごい人です!もうこれ以上食い止めることは・・・!」

王様「・・・あの床屋か・・・!あの床屋がバラしたんだな・・・!」ワナワナ

若き日の裸王「父上・・・・・・」

王様「誰でも構わん!あの床屋を連れてこい!準備が整い次第私が国民に説明にいく!」

兵士「ハッ!」

381: 開けた名無しさん 2014/10/24(金)21:20:57 ID:1gKrsaJxn
若き日の裸王「ど、どうするつもりだよ父上・・・いや親父!」

王様「・・・・・・」

若き日の裸王「まさかその床屋を処刑にでもするのか!?いくらなんでもそれはやりすぎだぜ!親父の気持ちも解るけどよ・・・」

王様「・・・・・・ふふっお前にそのようなことを言われるとはな」

若き日の裸王「お、親父?」

王様「見くびるな、王子よ。確かに腹は立っているが・・・大勢の民衆に知れ渡った今、誰が悪いかなどと責任を追及しても仕方あるまい。この際だ、私はこの耳のことをありのまま国民に伝えよう。ただし騒ぎを起こしたことの罰としてあの床屋には私と一緒に謝罪をさせる」

若き日の裸王「親父・・・見直したぜ!威厳威厳言ってるからてっきり床屋を処刑すると思ってたぜ!」

王様「私は暴君か!あんなものただの脅しだ!もう知れ渡ったものは仕方あるまい、それに処刑などしては逆に信用をなくすからな。私は演説の支度をする・・・しばらく部屋にこもるがお前はおとなしくしておれ!」

若き日の裸王「へーい」

382: 開けた名無しさん 2014/10/24(金)21:26:40 ID:1gKrsaJxn
・・・

キモオタ「ちょwww裸王殿の若き日www口悪くありませんかなwww」

ティンカーベル「キモオタ!そこ今どうだっていいよ!」

キモオタ「しかし床屋も国王も災難ですなwww」コポォ

ティンカーベル「でもでも!国王様は怒らなかったんでしょ!みんなにはロバの耳だってばれたけど、ちゃんと説明すれば誰も笑ったりしないよ!ね?」

裸王「私もその時はそう思っていた。いや、父のその言葉は疑うことなく本心だったと思う。諦めたのか観念したのか、父は自らの耳のことを国民に告白するつもりだった」

キモオタ「その口振りだとなにか起きたんですなwww」

裸王「あぁ・・・演説の支度を済ませた国王は民衆の前に姿を見せたが・・・明らかに、数分前の父では無かった」

・・・

383: 開けた名無しさん 2014/10/24(金)21:31:59 ID:1gKrsaJxn
ゴゴゴゴゴ

王様「・・・・・・」ブツブツ

若き日の裸王(なんか・・・親父の様子おかしいよな・・・)

ワーワー ワーワー

「王様!王様!あの話は本当なんですか!?」

「耳!耳を見せてくださいよ王様!」

「王様の耳はロバの耳イイイイィィィィーーー!!!」

王様「・・・・・・クソが」ボソッ

若き日の裸王「えっ・・・」

兵士「王様!床屋を連れて参りました!」

床屋「申し訳ありません申し訳ありません!私は井戸に叫んだだけなんです!みんなにバラすつもりはなかったんです!」ガクガクブルブル

王様「どうだって構わん・・・・・・さぁ、始めるぞ」

384: 開けた名無しさん 2014/10/24(金)21:44:15 ID:1gKrsaJxn
王様「・・・・・・見たければ見せてやろう」スッ

ピョコン

「あっ!王様だ!王様!」

「本当だ!本当にロバの耳だ!」

「あれは本当だったんだな!」

王様「みての通り私の耳はロバの耳だ。床屋が散髪の際に見たことを井戸に叫んだためこの様な事態になったようだ」

「そうだったのか・・・なるほどなぁ!」

「でも潔いぞ王様!堂々と出てくるとは見直したぜ」

「王様!俺達は王様の耳がロバの耳でもついて行くぜ!」

ワァー ワァー

若き日の裸王「あいつら・・・!よかったな親父!真実を知っても親父を慕ってくれるいい国民ばかりだった!」

ワァー ワァー

王様「だから甘いというのだお前は・・・私は見たのだ、演説の支度の途中・・・突然現れた光を!光の中にはなにが見えたと思う?私を騙し蔑み嘲り笑う国民の姿だ!これは神が私に与えた天啓だ!」

若き日の裸王「な、何を言って・・・!」

王様「私は王だ。民衆などに騙されぬ。私に仇なす者は頃す」シャキン

バシュッ

床屋「ぐ、ぐあぁ・・・!」ベタッ

若き日の裸王「お、親父っ!」

385: 開けた名無しさん 2014/10/24(金)21:56:12 ID:1gKrsaJxn
若き日の裸王(突然現れた光?天啓?なにをいってるんだ親父!)

王様「兵士共、民衆を皆殺しにしろ」

兵士「で、ですが王様!それは余りにも!」

王様「・・・ほう、ならば私の手で貴様等を皆殺しにし、それから民衆を手に掛けるとしようか?」

兵士「・・・・・・申し訳ありません、任務・・・了解しました」ギリッ

王様「手間をとらせるな屑が・・・」

ギャー グアー タスケテ 

・・・

ティンカーベル「そんな・・・!じゃあ王様は、自分が見たっていうよくわからない天啓を信じてみんなを殺しちゃったの!?」

裸王「そうだ・・・」

キモオタ「・・・そんな数分の出来事でそこまで豹変するとは・・・」

裸王「あとはもう地獄のようだった。苦悶を浮かべ民衆に切りかかる兵士、怯える女子供、無残に斬られる民衆。きっと国王を信じてくれていた者も多かったはずなのに、私はなにもできずにただ逃げまどうだけだった」ガンッ

大臣「裸王、あまり自分を責めないように」

裸王「・・・逃げ惑うさなか、ふと振り向くと国王は刺されていたよ。理不尽な命令に耐えきれなくなった兵士にな」

ティンカーベル「・・・・・・悲惨だね」グスン

裸王「床屋、多くの民衆に、国王・・・多くの命が消え混乱している街に更に異変が起きた」

386: 開けた名無しさん 2014/10/24(金)22:03:29 ID:1gKrsaJxn
裸王「空は濁り、まるで典が崩れてくるようだった。建物は崩れていき、大地はパンクズのようにボロボロと崩れていった。世界の終わりかのようにな」

ティンカーベル「それって!!・・・同じだ。私の時と・・・」ボソッ

キモオタ「ティンカーベル殿・・・?」ボソッ

ティンカーベル「私を瓶に詰めて逃がしてくれた後、ピーターパンは刺されてタヒんじゃったんだ。そして裸王が言ったのと同じように世界は崩れていったんだよ・・・ぼんやりとしか見えなかったけど多分おんなじ」ヒソヒソ

キモオタ「それは・・・つまり・・・」

裸王「それでも私は必タヒに走り、走り・・・がむしゃらに走るうちに足を取られて、崖から海へ転落した」

大臣「・・・・・・」

裸王「それからの記憶ははっきりとしていない、だが目が覚めたときには見知らぬ海岸に打ち上げられていた」

387: 開けた名無しさん 2014/10/24(金)22:22:35 ID:1gKrsaJxn
裸王「目を覚ました時、奥の茂みから独りの男が現れた、随分と立派な洋服だったが薄汚れていた、それがこの国の本物の王子だったというわけだ」

キモオタ「そこで裸王殿と王子殿は入れ替わったと・・・?」

裸王「その通りだ、王子は歩くのもやっとのほどの怪我で、聞けば追われているとのことだった」

ティンカーベル「この国はこの国で大変だったのかな・・・?」

裸王「王子の話だと・・・・・・国王が亡くなり自分は王位継承する事になったが、その隙をねらった隣国に一人の時に襲われて逃げていたとのことだった・・・不思議なことに二人とも背丈も顔も似ていた。私のほうが筋肉はあったがな?」

大臣「裸王、続きを」

裸王「うむ。王子はタヒを覚悟し、同じ顔の私にこう言った「私がタヒんでは国が滅ぶ。君に頼むのは筋違いかもしれないが私の代わりにこの国を守ってくれ」とな」

キモオタ「その王子も必タヒだったんでござるな」

裸王「私は迷うことなく首を縦に振った・・・狙われている王子と入れ替わるなど危険きわまりないが、私は当時思ったのだ」

裸王「私には義務がある。無念にうちに亡くなった王子の代わりに民衆を守る義務が・・・いや、それは建前だな」



裸王「私はただ民衆を信じれず国を失った父のようになりたくなかった・・・故に王として国を治めることができるこのチャンスを逃したくなかっただけかもしれんな・・・」

388: 開けた名無しさん 2014/10/24(金)22:24:13 ID:1gKrsaJxn
今日はここまでです

裸王の過去重たい上に長くなってしまった、話しすすまねぇ

裸の王様編 次回に続きます

390: 開けた名無しさん 2014/10/24(金)23:45:11 ID:YZtu8jmHQ
乙!
思いがけずも重苦しい背景がありましたか
しかし、裸王は若いときから筋肉信奉者だったんだなあw

391: 開けた名無しさん 2014/10/25(土)14:09:38 ID:Fls8LhLyw
おつ!

楽しみにしてるよ!

392: 開けた名無しさん 2014/10/25(土)14:20:44 ID:pX0kQE1at
楽しみにしてますのでええええ!!!!!!