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引用元: http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1417340965/

関連記事→キモオタ「ティンカーベル殿!おとぎ話の世界に行きますぞwww」三冊目

163: オプ速さん 2014/12/07(日)17:36:32 ID:pzH
・・・

キモオタ「店主殿!この街の地図を頂きたいでござるよ!」

道具屋「おう、地図地図・・・こいつでいいかい?かなり詳細な地図だ、ちょっと値は張るが・・・買うかい?」

キモオタ「もちろんですぞ!」チャリーン

バサッ

キモオタ「考えるでござるよ・・・黒幕ならティンカーベル殿をどこに拘束するか・・・」

キモオタ「・・・そもそも何故我々を襲わずにティンカーベル殿だけ・・・ここが引っかかりますな」ブツブツ

キモオタ「目的・・・黒幕の目的は・・・たんなる邪魔者の排除だけじゃないでござろう・・・」ブツブツ

キモオタ「邪魔者の排除なら二人まとめて襲った方が効率がいいですぞ・・・我輩もティンカーベル殿も戦闘スキルはほぼ0ですからな・・・ただ倒すのは容易い・・・」

キモオタ「にもかかわらず、生かしておいたのは・・・聞き出したいことがあった・・・いや、我々を分断する事に意味があったのでござるか・・・?」ブツブツ

164: オプ速さん 2014/12/07(日)17:51:21 ID:pzH
キモオタ「分断させる旨み・・・でござるか。個人行動を強制させるメリット・・・我輩が個人行動していると出来ないこと・・・ティンカーベル殿不在だと出来ないこと・・・」ブツブツ

キモオタ「ティンカーベル殿が居ないと出来ないことは・・・世界の移動・・・!」

キモオタ「これを封じれば、我輩も実質ここで足止めを食らうことに・・・ただ、それが解ってもどこに拘束したかまでは・・・」

キモオタ「・・・・・・」

キモオタ「最初にいた街道まで戻ってみますかな・・・!」ダダッ

165: オプ速さん 2014/12/07(日)18:06:35 ID:pzH
街道

キモオタ「人通りが多いですな・・・しかしここでティンカーベル殿は連れ去られた・・・」

キモオタ「・・・そうでござる!妖精の粉・・・!ティンカーベル殿の妖精の粉を辿っていけば・・・!」バッ

ザワザワ ガヤガヤ

キモオタ「いや、しかし、もう相当地面は踏み荒らされて・・・」

キモオタ「八方塞がりでござるか・・・!」クッ

ドンッ

大男?「・・・・・・」

キモオタ「んんwww申し訳ないwww考え事をしておりましてwww」

大男?「今日は快晴、風の無い一日だった。誰にも踏み荒らせない場所を頼りに・・・」ボソッ

キモオタ「・・・?」

大男?「飛んでいけ、君の相棒はそこにいる」ボソッ

キモオタ「・・・・・・!」

大男「・・・・・・」スタスタ

166: オプ速さん 2014/12/07(日)18:26:25 ID:pzH
・・・

大男?「・・・・・・」

女の子「おつかれっ!キモオタ監視交代の時間だよん、私が変わるよー!夕飯にしておいでよ」

大男?「解った・・・その前に報告する。キモオタはどうやらティンカーベルの不在が誘拐であると気がついたようだ。地図を買って探し始めた」

女の子「へぇー、思ったより早く気がついたね!なんでかな?おはなしウォッチで誰かに助言もらったのかな?それとも青い鳥がヘマしちゃった?どっちかな、ねぇねぇ?」ワクワク

大男?「少し前におはなしウォッチで何者かと会話していた。おそらく、その時助言を貰ったんだろうが・・・・・・ほう、見てみろ。妙なことを始めたぞ・・・」

女の子「なになに?今度はどんな面白いことやってんの?あのキモオタ!」ズイッ

ヒュン ピョーン ヒュン ピョーン

「な、なんだぁ!?」ザワザワ

「いきなり女が現れて・・・物凄い勢いでジャンプしやがった!」ザワザワ

「おい!見えたか!なぁ!見えたか!」ザワザワ

ヒュン ヒュン ピョーンヒュン

大男?「キモオタの友達で『脚力増強』できるのはシンデレラだったな、報告された容姿とも一致する」

女の子「あぁ、屋根にならさらうときに飛び散った妖精の粉が残ってるって事かぁ!今日天気よかったもんねぇ!」

大男?「救出は時間の問題だ、青い鳥に伝えるか?」

女の子「いーよいーよ、黙ってたほうがおもしろそうだし」ニコニコ

168: オプ速さん 2014/12/07(日)19:11:09 ID:pzH
ヒュン

シンデレラ「キモオタさん!聞こえますか!」ピョーン

キモオタの声「問題ないですぞwwwやはり屋根の上には妖精の粉が残っているようですなwww」

シンデレラ「所々、粉がたくさん散ってるところがある・・・多分、抵抗したときに飛び散ったんだと思う」ピョーン

キモオタの声「しかし、ありがたいのでござるが・・・スカートで屋根を飛び回るのはwww」コポォ

シンデレラ「ドロワーズ履いてるから大丈夫です!それより今はティンクちゃんを!」ヒュン

キモオタの声「もちろん、それが最優先ですからな!」

シンデレラ「西側・・・このままもう少し直進します!キモオタさん見失ってませんか?」ピョーン

キモオタの声「問題ありませんぞ!」ダダッ

青い鳥「・・・・・・お前」

シンデレラ「・・・!」キキッ

キモオタの声「どうしましたかな!シンデレラ殿!」

青い鳥「あの妖精を探してるんだろ?やめてほしいな。僕があの方に叱られる」パタパタ

169: オプ速さん 2014/12/07(日)19:21:18 ID:hvv
ファミチキ…

170: オプ速さん 2014/12/07(日)19:21:28 ID:pzH
シンデレラ「あなたがティンクちゃんをさらったの?」

青い鳥「関係ないだろう、君には。これは僕達とあの妖精と男の問題だ。君は早くお城に帰って王子と幸せに暮らしてなよ」

ダッ ヒュン

シンデレラ「お断りです!私はティンクちゃんを助ける!」ヒュン

青い鳥「噂以上のスピード・・・魔法の靴ってのはどれもこれもたちが悪い!」ピュン

シンデレラ「追い付かせない!」ヒュン

青い鳥「クソっ・・・人間相手だと分が悪いな・・・!」パタパタ

シンデレラ「キモオタさん!その先の4本目の路地を左へ!そこで粉は途切れています!」

キモオタの声「わかりましたぞ!」ドスドス

171: オプ速さん 2014/12/07(日)19:39:01 ID:pzH
裏路地のゴミ捨て場

キモオタ「ゼェーゼェー・・・シンデレラ殿の情報ではここのはず・・・」

キラキラ

キモオタ「ここだけ妖精の粉がたくさん・・・ティンカーベル殿!ティンカーベル殿!いますかな!」

コン・・・コン・・・

キモオタ「何やら物音が・・・このゴミ箱でござるな・・・!」ガシッ

ギイィィー

ティンカーベル「んんんー!」ジタバタ

キモオタ「ティンカーベル殿!この様に縛られて・・・今、ほどきますぞ!」シュルシュル ベリッ

ティンカーベル「・・・キモオタ・・・ありがと・・・」ヨロヨロ

キモオタ「遅くなって申し訳ない・・・我輩、黒幕側に騙されていたのでござる・・・申し訳ない!」

ティンカーベル「もう、遅いよ・・・!バカバカ!」ポカポカ

キモオタ「いたた・・・我輩、油断していたでござる・・・まさかこんなことになるとは・・・」

ティンカーベル「もしかしたら来ないかもって思っちゃったんだからね!私の相棒なんだからしっかりしてよ!」ウルウル

キモオタ「ティンカーベル殿・・・泣いて・・・」

ティンカーベル「泣いてない!・・・それより、状況の説明はあとでするね・・・私やることあるから」ヒラヒラ

キモオタ「ティンカーベル殿・・・どこへ?」




ティンカーベル「ファミチキに仕返ししてくる!」キッ

172: オプ速さん 2014/12/07(日)19:54:27 ID:pzH
青い鳥「くそ・・・どうする、あの妖精を自由にしたらあの方に・・・」パタパタ

・・・ミ・・・キ・・・

青い鳥「シンデレラがいるせいであのゴミ捨て場にはいけないとなると・・・今は距離をとって、もう一度あの妖精を捕まえて・・・」

・・・ファ・・・チキ・・・

青い鳥「・・・・・・っ!」

グイッ

ティンカーベル「ファミチキー!やっと捕まえた!」ガシッ

青い鳥「妖精・・・もう追い付いてきたっていうのか・・・!」

ティンカーベル「妖精?もう、そんな呼び方してー・・・私をぐるぐるに縛ってゴミ箱にぶち込んだ癖に随分と他人行儀じゃん、ファミチキ!」

青い鳥「くそっ!この妖精・・・バカにしやがって」ググッ

ティンカーベル「ティンクって呼んでよ!でも、もうすぐに呼べなくなっちゃうかもだけどね!」

青い鳥「お前っ!調子に乗るなよ!」

ティンカーベル「ヤダね!私は調子に乗るよ!だから選びなよ、私用の羽毛布団になるのがいいの?キモオタの夜食用にカラッと揚げられるのがいいの?」



ティンカーベル「あんたが好きなほうで仕返ししてやるんだから!」

173: オプ速さん 2014/12/07(日)20:11:36 ID:pzH
青い鳥「さっき僕にたやすくやられた癖に、随分と威勢がいいんだね君は」ギロッ

ティンカーベル「油断してなかったらあんたなんか余裕なの!」ブチッ

青い鳥「・・・おい!やめろ!尾羽を引っこ抜くな!僕の飛行はお前たち妖精の雑な飛行と違って繊細なんだ!やめろ!」ジタバタ

ティンカーベル「へぇ・・・雑な・・・!飛行・・・!」ブチブチブチー

青い鳥「右側だけ集中的に引き抜くな馬鹿!墜ちるだろうがこのチビが!」バタバタバタ

ティンカーベル「いいじゃん、飛べなくなっても!私と一緒に空の旅をしようよ、それともこんなチビで!雑な!飛行の!ティンクちゃんじゃあ不満なのかな!」ブチブチブチー

青い鳥「あまり・・・調子に乗るなよ!」ヨロヨロパタパタ

ティンカーベル「へへーん!こんだけ抜いてやったら飛ぶのだけで大変なんじゃないのかな!ファ・ミ・チ・キ・!」ニコォ

・・・

シンデレラ「よく聞こえませんけど・・・ティンクちゃんすごく怒ってるなぁ・・・」

キモオタ「ノリノリですなwwwまぁ気持ちはわかるので手は出しませんがなwww」コポォ

175: オプ速さん 2014/12/07(日)20:38:45 ID:pzH
ティンカーベル「このまま飛べなくなっちゃえ!そしたら教えてもらうよ、あんたたちの事!その時はあんたは空じゃなくて地面にはいつくばることになるけどね!」ブチブチブチー

青い鳥「せっかくあの世界から逃げてきたって言うのに・・・!」ヨロヨロ

ビタンッ

キモオタ「墜落しましたなwww我々も向かいますかなwww」コポォ

ティンカーベル「じゃあ教えてもらうよ!あんたたち黒幕側がなんでこんなことばっかするのか!」ピュー



女の子「んー、それはまだちょーっと秘密にさせてね?」スッ

大男?「・・・・・・」

キモオタ「あの女の子は・・・!それに一緒にいるのは・・・!」

シンデレラ「えっ?あんな女の子が犯人なの・・・?」

女の子「犯人って!言い方やな感じだなぁー。まぁ、君達の言い方を借りるなら黒幕かな」ニコッ

青い鳥「も、申し訳・・・あり・・・せん・・・・・・様・・・」

女の子「一応助けにきたよ、もう・・・君がヘマするから後始末が大変だよ、でもまぁこれはこれでおもしろい展開だし・・・まぁいっかな」

176: オプ速さん 2014/12/07(日)20:49:25 ID:pzH
ティンカーベル「あんたたちがほかのおとぎ話を消してるのは知ってるんだからね!」

女の子「うん、ちゃんと真実にたどり着いたんだねぇ。でもなんで消してるかは秘密ね!あ、でも、これだったらティンクちゃんには教えてあげるよ!当事者だし」



女の子「【ピーターパン】を消滅させたのは私だよん♪」テヘッ

ティンカーベル「・・・・・・っ!」

キモオタ「なんですと・・・!」

女の子「あはは、いいねぇその反応!・・・今回は君達を観察したかったけど、思ったより絆っていうのがあるんだねぇ。だから特別にいくつか情報をあげちゃおう!」

女の子「私達にはほかにも仲間がいます!それと、これからも私たちはいろんなおとぎ話を冒険していって、消滅していく予定でーす!」

キモオタ「なんという・・・そうはさせませんぞ!」

女の子「うんうん、そうこなくっちゃ!キモオタおにーさん達はおもしろいし、私たちともっと遊んでほしいな!だから、こうしようよ!」

女の子「私達は消滅をさせるのをやめない。だから君たちはそれを頑張って止めて見せてよ、ねっ?うまくいくか知らないけどさ」ケラケラ

178: オプ速さん 2014/12/07(日)20:59:15 ID:pzH
ティンカーベル「ねぇ・・・もしかして、あんたの正体って・・・」

女の子「・・・えっ?もうわかっちゃった?教えて教えて」ワクワク

ティンカーベル「【青い鳥】の主人公の一人なの・・・?」

女の子「んー!残念!私はミチルちゃんじゃありませーん!もちろん、チルチル君でも無いよ~!まぁこの青い鳥はまさにそのお話からやってきたけどね」

キモオタ「それだったら、一体何者だというんですかな!お主等は!」

女の子「それを当てるのが君たちの課題だよん?じゃあそろそろヒントタイムはおしまい!」

ティンカーベル「逃がさないんだからね!」ピュー

女の子「おっと、私は黒幕だよん?悪いことだって平気でしちゃうよ~?ねっ!マッチ売りちゃん!」

大男?「・・・・・・」グイッ

マッチ売り「・・・お、お兄ちゃん・・・な、なんなのかなこれ・・・」ビクビク

キモオタ「マッチ売り殿!?」

女の子「はい!今回のスペシャル人質、マッチ売りちゃんでーっす!」

181: オプ速さん 2014/12/07(日)21:13:11 ID:pzH
ティンカーベル「卑怯!ずるいよ!この黒幕!」

女の子「むしろ黒幕っぽさを演出したことを誉めてよ~、それ以上近づいたらマッチ売りちゃんは一足先にタヒんじゃいまーすっ!」

キモオタ「一足先に・・・?いやいや、させませんぞ!」

マッチ売り「お兄ちゃん・・・よくわかんないけど、助けて・・・」ジワッ

女の子「大丈夫!私達は約束は守る系の黒幕だからさ!んしょっと!」

ヴォン

ティンカーベル「これは・・・!世界移動の魔法!」

女の子「逃げるの嫌系でもあるからさ、私達は逃げないよん。ただし、君達とはもっと遊びたいからね~!おしゃべりはここまでにしよっか」

キモオタ「待つんですぞ!お主には聞きたいことがまだまだ・・・!」

女の子「残念、たいむあーっぷ!じゃあ、どこのおとぎ話に飛ばされるかは付いてからのお楽しみってことで!えいっ!」

ドンッ ゴゴゴゴゴ

マッチ売り「きゃっ!」ズズゥ

シンデレラ「これは・・・一体どういうことなの・・・」ズズゥ

キモオタ「マッチ売り殿!シンデレラ殿!」ズズゥ

ティンカーベル「・・・黒幕!」ズズゥ

女の子「なになに?」ケラケラ

ティンカーベル「絶対にあんたたちの好きにさせないから!絶対に私達が止めてみせるから!」ズズゥ・・・

女の子「うんうん!楽しみにしてるよん♪」

183: オプ速さん 2014/12/07(日)21:22:05 ID:pzH
ズズゥ・・・ヴォン

女の子「ふぅ、ドッキドキしたねぇ!なんとかみんなまとめて別の世界に飛ばしてやったよん♪」ワクワク

大男?「しかし、早々にバレてしまったな」

女の子「でもでも、これから堂々と一緒に遊べるじゃん!そう考えたらありっちゃありじゃん?」

大男?「お前がそれでいいなら、俺は構わんがな。しかしマッチ売りまで飛ばして良かったのか?何かあればこのおとぎ話まで消えるぞ」

女の子「まぁマッチはたくさん仕入れたしさ、それはそれでいいかなって思ってねー」

大男?「・・・・・・ふむ」

女の子「さて、どうしよっかなぁ・・・青い鳥の処分は・・・ねっ?」

青い鳥「うぅ・・・どうか御慈悲を・・・!」

女の子「んー・・・じゃあそこのカフェでチョコケーキ食べながら決めようか!ねっ!」ワクワク

大男?「やれやれ・・・ご機嫌なのはいいが・・・おてんばがすぎるな」



女の子「おーい!早く早く!遊び相手ができたお祝いにおっきい奴頼むんだから!」ニコニコ

218: オプ速さん 2014/12/09(火)21:07:36 ID:R52
別のおとぎ話の世界

マッチ売り「・・・きゃっ!」ストン

シンデレラ「おっとっと・・・お嬢ちゃん、大丈夫?怪我してないかな?」

マッチ売り「えっと、えと、大丈夫です・・・」

シンデレラ「どうかしたかな?もしかしてどこか捻っちゃった?」

マッチ売り「ううん、お姉さんすごくきれいだから・・・お姫様みたいだなって思ったの」モジモジ

ティンカーベル「そうなんだよ!シンデレラは本当のお姫様なんだから!」スィ

シンデレラ「や、やめてよティンクちゃん・・・!肩書きだけでまだまだなんだよ、私」

マッチ売り「本当のお姫様・・・!すごいね、お姉ちゃん!」キラキラ

シンデレラ「う、うん。ありがとね。早く立派な姫にならないとなぁ・・・」ナデナデ

ヒュウウゥゥゥ

キモオタ「ブヒイイイイイイィィィィィ!!!」ドスーン

ティンカーベル「・・・・・・」

220: オプ速さん 2014/12/09(火)21:22:53 ID:R52
マッチ売り「わっ!おにいちゃん大丈夫!?すっごい音がしたよ?」

シンデレラ「怪我はしてない?キモオタさん、私簡単な救急セットならありますよ?」

ティンカーベル「もー、こないだはバッチリ着地できてたのにー」

キモオタ「んんwwwこの対応の違いwwwいやはや、我輩は大丈夫ですぞwww」コポォ

シンデレラ「これってあの女の子の魔法だよね、ティンクちゃんと同じ移動の魔法?」

ティンカーベル「どうかな・・・魔法を使ったのか魔法具なのかはわからないけど・・・相手を強制的に別世界に連れて行くって考えると・・・」

キモオタ「どちらにしろ強い魔法を扱えるということにはかわりありませんな・・・」

マッチ売り「・・・ねぇ、おにいちゃん・・・ここどこなのかな?私の町とは違うみたいだよ?」

キモオタ「えっと、でござるな・・・さっきの女の子の魔法で別の世界に我々はいるのでござるよ。でも御安心をwww」

マッチ売り「大丈夫?私の町に帰れる?」

ティンカーベル「大丈夫!私も世界移動の魔法使えるからね!」フンス

222: オプ速さん 2014/12/09(火)21:31:42 ID:R52
???「うぅ・・・助けてぇー」ジタバタ

シンデレラ「・・・?何か声が聞こえたけど・・・」キョロキョロ

???「下だよ、下見てよ・・・」ジタバタ

マッチ売り「あっ!鳥さんが倒れてるよ!かわいそう・・・飛べないのかな?」スッ

ティンカーベル「ツバメ・・・かな?でもこのおとぎ話も今は冬みたいだよ?普通はツバメって暖かいところにいくんじゃないの?」

キモオタ「渡り鳥ですからなwwwしかし何故そのような怪我を?www」

ツバメ「言いたくないけど・・・君が空から落ちてきた時に僕にぶつかったんだよ・・・」ジタバタ

ティンカーベル「私たちのせいじゃん!ちょっとキモオタ!気をつけて落ちてよ!」

キモオタ「んんwwwなんという理不尽wwwいやはや、しかし、怪我をさせてしまったのなら謝らねば、申し訳ない」ペコッ

ツバメ「いや、僕も注意が足りなかった。でも、これじゃあしばらくは飛べそうにない・・・」

223: オプ速さん 2014/12/09(火)21:41:57 ID:R52
シンデレラ「でも、この寒さだと冬を越せないんじゃないですか?普通は渡り鳥はあたたかい南の国で冬を越すものだって聞いてるけど・・・」

マッチ売り「ツバメさん、大丈夫?私たちのせいで、南の国に行けない?」

ツバメ「いやいや、南には行かないつもりだったんだ。だからそれは問題ないんだけど・・・困ったな・・・今日で終わりだったんだけど」

キモオタ「なにかやるべきことがあったのですかな?なんなら我輩、手伝いますぞwww」

ティンカーベル「怪我させちゃった責任もあるしね」

ツバメ「ありがたいんだけど・・・いいのかな?」

キモオタ「遠慮なくいってくだされwww」コポォ

ツバメ「うーん・・・王子様、この方たちに頼んじゃってもいいですか?僕、ちょっと飛べそうにないです」

ティンカーベル「・・・王子様?どこどこ?」キョロキョロ

王子様の声「そうだね、君の体も心配だ。ここはこの方々にお願いしよう」

キモオタ「王子殿らしき人は居ませんな・・・一体どこから声が・・・?」

マッチ売り「・・・ねえねぇ、おにいちゃん。この銅像から声、聞こえるよ?」

キモオタ「何ですと!?」

225: オプ速さん 2014/12/09(火)21:54:24 ID:R52
王子の銅像「ごめんよ、君達。驚かせてしまったね?」

シンデレラ「王子様の銅像が・・・喋ってる・・・!」

ティンカーベル「・・・・・・そっか、このおとぎ話って・・・」

王子の銅像「おや、そちらのお嬢さんはこの世界がおとぎ話だと知っているんだね?だったらよその世界から来たのかな?・・・声は4つ、女性が3人と男性が一人か・・・でもツバメ君、君の代わりをするには空を飛べないといけないよ?」

ツバメ「王子様、1人は妖精の娘さんです。空も飛べるようなので彼女にとってお願いしたいです」

王子の銅像「そうなのかい?ごめんね、僕は今は目が見えないんだ」

マッチ売り「今はってことは、王子様は前は目が見えたの?」

キモオタ「銅像だというのに目が見えるとはwww」

王子の銅像「あははっ、実は両目ともプレゼントしちゃったんだよ、少し前にね」

マッチ売り「・・・王子様、痛くないの?」

キモオタ「というか目玉など貰っても困るのでは・・・」

王子の銅像「いやいや、僕の両目にあったのは目玉じゃなくてね──」

ティンカーベル「・・・サファイア。だよね?王子様」

226: オプ速さん 2014/12/09(火)22:04:04 ID:R52
王子の銅像「君が妖精の娘さんかな?しかしよく知ってたね、他のおとぎ話も知ってるみたいだし、ずいぶん賢い娘さんだ」

キモオタ「両目がサファイア・・・?ティンカーベル殿、ここは一体何というおとぎ話なのですかな?」

ティンカーベル「この世界は・・・この王子様の像とツバメが主人公のおとぎ話【幸福な王子】のおとぎ話だよ」

マッチ売り「幸福な王子?おとぎ話?」キョトン

ティンカーベル「【マッチ売りの少女】から【幸福な王子】・・・あの黒幕、連れて行く先の世界を選べるみたいだね」

キモオタ「どういうことですかなwww」

ティンカーベル「悲しいおとぎ話からまた悲しいおとぎ話に移動させたんだよ、あの黒幕!性格悪い!」

キモオタ「・・・ちょ、ちょっと待って頂きたい。それってマッチ売り殿の世界とこの世界のことでござるか?マッチ売り殿の世界が悲しいおとぎ話ってどういう──」

ツバメ「王子様!もうすぐ日が落ちます、それまでにお願いしてしまわないと!」

王子の銅像「そうだね、もう少しお話ししたいけど・・・」

227: オプ速さん 2014/12/09(火)22:10:46 ID:R52
王子の銅像「えっと・・・妖精のお嬢さん?」

ティンカーベル「ティンカーベルだよ!ティンクって呼んでね!」

王子の銅像「解ったよ、ティンク。君はこのおとぎ話を知っているようだからなにを頼まれるかわかるのかな?」

ティンカーベル「王子様の体に貼られている金箔を貧しい人に届けたらいいのかな?」

王子の銅像「話が早くて助かるよ、じゃあお願いできるかな」

マッチ売り「ねぇおにいちゃん。きんぱくってなに?」

キモオタ「金でできた薄い紙のようなものでござるよ、高級な代物でござろうなwww」

シンデレラ「・・・でも、王子様の銅像には金箔なんて・・・」

王子の銅像「最後の一枚が背中にあるはずだ。それを頼むよティンク」

ティンカーベル「わかった!剥がすよ?王子様」ベリッ

228: オプ速さん 2014/12/09(火)22:20:17 ID:R52
ティンカーベル「本当に最後の一枚なんだね・・・」

王子の銅像「そうだね・・・僕には見えないけどわかるよ。そんな悲しそうにしないでくれ、ティンク」

キモオタ「ティンカーベル殿・・・このお話は一体どういう内容なのですかな?悲しいおとぎ話・・・というのは?」

ティンカーベル「戻ってから話すよ!とりあえず届けてくる!どこに持ってく?」

ツバメ「その通りにボロボロのレンガの建物が見えるだろう?その二階の一番右の部屋だよ」

王子の銅像「あの家の女の子は母親が病気らしいんだけど、父親はもう無くなっているんだ。今はマッチを売って生計を立てているらしいけど・・・正直苦しい生活だ」

マッチ売り「マッチ売り・・・私とおんなじだ。」

ティンカーベル「わかった!行ってくる!」

マッチ売り「あの・・・・王子様、いいですか?」

王子の銅像「なんだい?」

マッチ売り「この町にも貧しい子供たちがたくさんいるんですか?」

229: オプ速さん 2014/12/09(火)22:30:45 ID:R52
王子の銅像「この町にも・・・と言ったね?」

マッチ売り「うん、私の町には・・・お父さんもお母さんもいない子供たちやお家がない子供がたくさんいます。私にはお家もお父さんもいるし、マッチを売るお仕事もあるけど・・・なんにもない子供たちもいっぱいいます」

王子の銅像「・・・そうか、君は【マッチ売りの少女】のおとぎ話の・・・」

マッチ売り「おとぎ話・・・?」

王子の銅像「いいや、なんでもない。マッチ売りちゃんの質問に答えよう」

王子の銅像「恥ずかしい話だが、この国にはストリートチルドレンや浮浪者に溢れている。貧困層が多いのも事実だよ」

マッチ売り「そっか・・・わかりました」

王子の銅像「どうか、したかい?」

マッチ売り「ううん、なんでもないです。悲しいなって思いました、可哀想だなって・・・」

キモオタ「マッチ売り殿だって、辛いのを我慢する必要などないんですぞ?」

マッチ売り「ううん、私にはお家もお父さんもお仕事もあるもん。恵まれているほうだよ?」ニコッ

キモオタ「・・・・・・マッチ売り殿」

230: オプ速さん 2014/12/09(火)22:41:50 ID:R52
王子の銅像「マッチ売りちゃん、君もそうとうつらい思いをしていると思うけど、違うのかい?」

マッチ売り「・・・お父さんに叩かれるときもあるけど・・・私は寒い夜に雨に濡れたり、何日も何日もご飯が食べられなかったりしないから・・・」


シンデレラ「叩かれるって・・・虐待ですよ、キモオタさん!」

キモオタ「・・・・・・許せんでござるよ、本当に」

王子の銅像「そうか・・・他人と比べる必要なんてない。君がつらかったら、辛いと言えばいいんだよ?」

マッチ売り「はい、でも大丈夫です!神父さんは優しいし、最近優しいおにいちゃんもできたんですだから辛くないです王子様!」ニコッ

キモオタ「・・・・・・優しいおにいちゃんwww照れますなwww」コポォ

王子の銅像「・・・そうか、君がそう言うのなら信じるよ」

ティンカーベル「ただいまー!」

王子の銅像「お疲れ様。助かったよ」

ツバメ「ありがとうね、ティンク!」

キモオタ「お疲れですなwwwさっそくでござるが・・・このおとぎ話がどのようなお話なのか教えていただきたいwww」

ティンカーベル「うん、わかった・・・じゃあ説明するよ」



ティンカーベル「【幸福な王子】のお話をね」

239: オプ速さん 2014/12/10(水)20:23:23 ID:cUe
ティンカーベル「あるところに心優しい王子様が居たんだよ。とても立派な王子様だったんだけどある日、亡くなっちゃったんだ」

マッチ売り「病気になっちゃったの?」

ティンカーベル「そうかもしれないね、でね?国の人たちは町の広場に立派な王子様の銅像を作ったんだよ。それはとても立派な像で、両目にはサファイア。剣の柄にはルビー。他にもたくさんの宝石を使って、全身には金箔が貼られていたんだよ!」

キモオタ「・・・しかし、この王子殿は銅像ですぞ?宝石など付いていませんぞwww」

王子の銅像「そうだね。でも僕の体には元々は宝石や金箔が貼られていたんだよ。勿体ないことにね・・・」

ティンカーベル「でね、ツバメがある日王子の像の足下で休んでると王子様の悲しむ声が聞こえてくるんだ。ツバメが理由を聞くと王子様は「ここから見える家の住人が貧しい思いをしているから僕はつらくて泣いている。僕の剣の束からルビーを外して彼に与えてほしい」って言うの」

マッチ売り「それって王子様の知らない人?」

王子の銅像「うん、でも知り合いかどうかは関係ないよ」

241: オプ速さん 2014/12/10(水)20:33:48 ID:cUe
王子の銅像「僕はね・・・悲しかったし、悔しかった。自分の国の為に一生懸命働いて、タヒんでしまったことは気にしていない。けれど、生きている間の僕は気がつかなかったんだ。この国に貧しい思いをしている人がたくさんいることに」

マッチ売り「だから、知らない人なのにルビーをプレゼントしたの?」

王子の銅像「それもあるけれど・・・像の僕にはルビーなんか必要無いのさ。キラキラの像が広場にあるのに、貧しくて苦しんでいる住人はたくさん居る。そんなのおかしいよね?」

マッチ売り「・・・・・・」コクン

王子の銅像「だったら少しでも多くの人がつらい思いをしなくてすむようにするべきなんだ。僕を讃えてくれるのは嬉しいけど、お金の使い方が間違ってる」

シンデレラ「王族の勘違いしたお金の使い方・・・同じ王族として耳が痛いです」

王子の銅像「シンデレラ姫・・・かな?君はそんなことないだろう?さぁ、ティンク、続けてくれるかい?」

ティンカーベル「うん。王子様の銅像はね、それからもツバメにお願いして体中の金箔や両目のサファイア、宝石を貧しい人にプレゼントして貰ったの」

キモオタ「自分はぼろぼろになりながらも貧しい国民の為に行動するとは・・・立派な王子ですなwww」

242: オプ速さん 2014/12/10(水)20:42:05 ID:cUe
マッチ売り「妖精さん、それから王子様はどうなったの?」ワクワク

ティンカーベル「王子様とツバメはたくさんの貧しい人を助けていったけど、王子様の体からはどんどん金箔や宝石が減ってみすぼらしくなっちゃったの。今みたいにね」

マッチ売り「王子様・・・可哀想」

王子の銅像「ははっ、ありがとう。マッチ売りちゃん、でもね・・・僕の犠牲で他にたくさんの人が救われるなら、幸せになれるなら構わないんだ」

ティンカーベル「それから、ツバメは王子様の手伝いをしているうちに南の島に渡る時期になったけど・・・王子様のために、この国に残ると言ったんだよ」

キモオタ「2人とも自己犠牲の精神というわけですな・・・」

ティンカーベル「そのおかげで貧しい人たちは救われたけど・・・」

マッチ売り「けど・・・どうなっちゃうの?」


ティンカーベル「・・・・・・」

ザワザワ

ツバメ「そこから先は実際にみてもらったほうが早いかもね」

王子の銅像「・・・そうみたいだ。さぁみんな、私の後ろに隠れるんだ」

スッ

大臣「ふふぅ、この王子の像もずいぶんみすぼらしくなったものだな」

244: オプ速さん 2014/12/10(水)20:50:14 ID:cUe
付き人「はい、このあたりには貧困層が多いですからね・・・像に付いていた宝石や金箔は・・・おそらく盗まれたのでしょう」

大臣「ふふぅ、まったく・・・困ったものだ。少し税を上げればねを上げるのだから」

付き人「いかがしますか?修繕を行いますか?予算はかなりかかりますが・・・」

大臣「その必要はない。それよりもこんなみすぼらしい銅像があると国の品位が下がってしまう。明日にでも取り壊せ」

付き人「はい、人員を手配します」

マッチ売り(・・・!)

キモオタ(なんですと・・・!)

大臣「その後に新しく私の像を作るぞ。王子のより立派で高級な奴だ!」ウキウキ

付き人「しかし予算が・・・」

大臣「そんなものはまた税を上げればいいだろう?どうせだしゴッソリ上げてしまえ」

付き人「・・・・・・はい、承知しました」

シンデレラ(酷いね・・・国民のことなんかちっぽけも考えていないよ?あの人・・・)

247: オプ速さん 2014/12/10(水)21:00:34 ID:cUe
大臣「ふふっ、楽しみだ!ハッハッハ!」

スタスタ

王子の銅像「大臣たちは行ったみたいだね。でておいで、みんな」

マッチ売り「王子様、壊されちゃうの・・・?」

キモオタ「大丈夫でござろう?善人の王子殿が壊されてあの悪い大臣の悪政がはびこるなど・・・ないでござるよね?」

ティンカーベル「・・・・・・」

王子の銅像「いいや、私は明日、取り壊される。そして、南に渡り損ねたツバメ君は寒さに耐えられず・・・タヒんでしまう」

ティンカーベル「・・・・・・国民のために尽くした2人はどんどん消耗していって、王子様は取り壊される。ツバメも王子様が言ったように、タヒんでしまう。二人の魂は天国へと昇っていくけれど・・・この世界で報われることはないんだよ。それが・・・このおとぎ話の結末」

シンデレラ「・・・そんなのって、あんまりです。ティンクちゃん」

マッチ売り「そうだよ・・・王子様は立派だよ!みんなが幸せになるようにって思ったんだよ!それなのに壊されちゃうの?」

ティンカーベル「・・・私だって納得いかないよ!でも・・・そういう結末だもん。しょうがないじゃん!」

キモオタ「・・・・・・」

248: オプ速さん 2014/12/10(水)21:10:37 ID:cUe
シンデレラ「ティンクちゃん。元の世界に帰るのは明日にしませんか?私、王子様の運命を最後まで見届けたい・・・だって、こんな立派な考えの王子様なのに・・・報われないなんて・・・」

マッチ売り「私も・・・一緒にいたいな。王子様のお話、聞きたい」

キモオタ「しかしマッチ売り殿はまた父上がうるさいですぞ・・・帰らねば」

マッチ売り「大丈夫だよおにいちゃん。今日はさっきの女の子がマッチをまた全部買ってくれたから、明日の夕方までに帰れればきっとそんなに怒られないよ」ニコッ

ティンカーベル(黒幕のマッチ入手経路はやっぱりここだったんだね・・・)

キモオタ「・・・しかし」

ティンカーベル「・・・そうしよう。私、キモオタと今夜の宿を探してくるから、二人はここで待ってて」

シンデレラ「うん、ごめんねティンクちゃん」

マッチ売り「王子様のお話、シンデレラお姉ちゃんと一緒に聞いておくね」ニコッ

キモオタ「ティンカーベル殿?宿探しならみんなでもwww」

ティンカーベル「いいからいくよ!それに・・・キモオタには話さないといけないことがあるんだよ」

キモオタ「なにですかな?」

ティンカーベル「キモオタはマッチ売りちゃんがどうなるか・・・知らないんだよね?」

250: オプ速さん 2014/12/10(水)21:21:51 ID:cUe
宿屋

キモオタ「部屋も確保できましたしwwwティンカーベル殿の話を聞きますぞwww」

ティンカーベル「・・・・・・」

キモオタ「マッチ売り殿の・・・【マッチ売りの少女】のお話のおさらいでござろう?今回は誘拐や黒幕との接触やらなんやらで出来ませんでしたからなwww」

ティンカーベル「やっぱり、まだお話の結末を知らないんだね?」

キモオタ「予想はしているのでありますがなwww」

ティンカーベル「・・・おかしいと思ったんだ、マッチ売りちゃんがどうなるか知ってたら、キモオタがあんな笑顔でいられる訳ないもん」

キモオタ「どういう意味ですかなwww」

ティンカーベル「さっきもちょっと言ったけど、【マッチ売りの少女】は悲しいおとぎ話なんだよ」

キモオタ「それは知っておりますぞ・・・マッチ売り殿は厳しい境遇にいますな。しかし、それも中盤までのお話でござろう?ラストにはシンデレラ殿みたいに幸せになれるでござるもんね?」

ティンカーベル「・・・・・・」

キモオタ「ティンカーベル殿・・・?」

ティンカーベル「キモオタ、おさらいするから最後までちゃんと聞いてね?」

ティンカーベル「マッチ売りちゃんにどんな結末が待っていても。だよ?」

251: オプ速さん 2014/12/10(水)21:40:39 ID:cUe
・・・
マッチ売りの少女

寒い寒い冬。年の瀬のある日の出来事
あるところにとても貧しい女の子が住んでいました
その女の子はマッチを売り歩いていましたが、慌ただしく歩いていく人達は誰一人見向きもしません。しかし、マッチが売れないまま帰ればお父さんにひどく叱られてしまいます。

耳は真っ赤で両手はしもやけ、満足な洋服も着ることができないので震えながら声を出します。マッチ、マッチはいりませんか?
けれど誰の耳にも届きません

馬車に轢かれそうになり、女の子は靴を無くしてしまいます。寒空の下裸足のままで、寒さに耐えながら女の子は懸命にマッチを売ろうとします
でも全く売ることはできません。

もう日も暮れて、裕福な家族が住む家々には明かりが灯り
中では家族が楽しそうにしています。けれどマッチ売りの少女は一人きりです。

寒さに耐えられず、女の子はマッチを一本擦ります。
するとその明かりの中に、暖かいストーブが映りました
女の子は不思議に思いマッチを擦りました
おいしそうな七面鳥。きれいに飾り付けされたもみの木。たくさんのプレゼント。
マッチを擦るたびに幸せな幻が見えました

女の子がもう一本マッチを擦ると、亡くなった優しいおばあちゃんが微笑んでいました。しかし風に揺られて、その幻は消えそうになってしまいます
女の子は慌てて持っていたマッチを全て、次々に擦りました。
おばあちゃんは女の子に笑いかけると、手を取ってそのまま天国へと昇っていきました

翌朝、マッチの燃えかすを抱えたまま女の子はタヒんでいました
笑顔のまま亡くなっていった女の子を町の人たちは見つけ、悲しみました。

おしまい

・・・

252: オプ速さん 2014/12/10(水)21:48:19 ID:cUe
キモオタ「・・・・・・」

ティンカーベル「・・・・・・」

キモオタ「ちょwwwティンカーベル殿wwwそんなジョークを言うとは不謹慎ですぞwwwさすがの我輩も不謹慎厨にならざるを得ないwww」

ティンカーベル「・・・・・・」

キモオタ「あれでござろうwww得意の妖精ジョークでござろうwwwんんwwwぶっちゃけ妖精ジョークは笑いどころがわからないでござるよwww」

ティンカーベル「・・・・・・」

キモオタ「あ!あれでござろうwww我輩が誘拐されたティンカーベル殿を見つけだすのが遅れた故にwwwまだ怒っているとはwww」

ティンカーベル「・・・・・・もう、やめようよ。キモオタ・・・」ポロポロ

キモオタ「な、なにをですかなwww」

ティンカーベル「もうわかってるんでしょ!私の話が嘘じゃないって事!」ポロポロ

キモオタ「・・・・・・」

ティンカーベル「信じられないからって・・・逃げてもしかたないじゃん!」

キモオタ「・・・・・・」

ティンカーベル「マッチ売りちゃんは可哀想なまま、報われないままタヒんじゃうんだよ!それが、このおとぎ話の結末なの!」

253: オプ速さん 2014/12/10(水)22:04:19 ID:cUe
キモオタ「・・・なんとかならんでござるか」

ティンカーベル「・・・・・・」

キモオタ「我々で、なんとかこの結末を変えられないでござるか?マッチ売り殿を・・・救いたいでござる・・・!」

ティンカーベル「例えば、その日にマッチをたくさん買ってあげればおうちに帰れるからマッチ売りちゃんはタヒなないと思う」

キモオタ「それならば・・・!」

ティンカーベル「でも、それはやっちゃだめだよ・・・物語の結末を変えちゃうことになるもん・・・」

キモオタ「・・・・・・他には何か・・・考えるでござる、考えるでござるよ!」

ティンカーベル「キモオタ・・・おとぎ話の結末を変えちゃうとその世界は消滅するって話、したよね」

キモオタ「聞きたくないでござるよ・・・我輩はそれ以上・・・!」

ティンカーベル「・・・キモオタ、駄目だよ・・・私たちが逃げちゃ・・・」

キモオタ「わかってる・・・わかってるでござるよ!おとぎ話の結末を変えるとその世界は消滅する。そして、このおとぎ話の結末はマッチ売り殿のタヒでござる。つまり・・・手立てがない」

キモオタ「マッチ売り殿がタヒねばおとぎ話は残ること。マッチ売り殿はタヒなないけどおとぎ話は消える・・・どちらかでござる」



キモオタ「・・・我々には、おとぎ話とマッチ売り殿両方を救う手段が・・・無いのでござる・・・!」

254: オプ速さん 2014/12/10(水)22:14:48 ID:cUe
ティンカーベル「もう、駄目だよキモオタ・・・つらいけど、私たちには手段がないもん」

キモオタ「・・・・・・そもそも、おかしいでござる」

ティンカーベル「・・・・・・」

キモオタ「可哀想な女の子が可哀想なまま、報われずに亡くなるなんておとぎ話・・・!何のためにあるのでござるか!」ワナワナ

ティンカーベル「・・・・・・ねぇ、キモオタ」

キモオタ「・・・・・・」

ティンカーベル「おとぎ話ってね、子供たちに読むためにあるよね。少なくとも今のおとぎ話はさ」

キモオタ「・・・・・・」

ティンカーベル「子供たちにわくわくしてほしい!とか、お話を通して気がついてほしい事がある、そういう気持ちで作者はお話を書くと思うんだよ」

キモオタ「・・・・・・」

ティンカーベル「ねぇ、キモオタ。キモオタはこの【マッチ売りの少女】のお話を聞いて、どんな風に思った?」

256: オプ速さん 2014/12/10(水)22:26:46 ID:cUe
キモオタ「辛い話だと思ったでござる。ほかの多くのおとぎ話は・・・シンデレラ殿も、図書館で読んだおとぎ話もハッピーエンドでござった
だというのにマッチ売り殿は・・・天国に行ったとしても、幸福な王子殿と同様にこの世界では報われない・・・」

ティンカーベル「じゃあ、町であったマッチ売りちゃんと一緒に過ごしてどう思った?」

キモオタ「可哀想だと思いましたな。それと絶対に虐待は許せないとも思いましたぞ。もうこんな──」

ティンカーベル「可哀想な子供をほってはおけない。って思った?」

キモオタ「その通りですな」

ティンカーベル「作者はそれに気がついてほしかったのかも知れないなって、私は思うの」

キモオタ「・・・・・・」

ティンカーベル「確かにこのおとぎ話は悲しい結末だよ。でも、子供たちはこのお話を聞いて、こう思ってくれると思う。」

ティンカーベル「マッチ売りちゃん可哀想。つらい人には優しくしてあげなくちゃ。苦しい思いをしている人には手をさしのべてあげなくちゃって」

キモオタ「・・・・・・心の教育、という奴ですかな」

ティンカーベル「そんな感じかな。おとぎ話を通して、いろんな気持ちや考えを持って、心を豊かにしてほしい。そしたら人に優しくできるし、つらい人を助けられる心がもてるでしょ?」

ティンカーベル「そう思って、作者はこのおとぎ話を作ったんじゃないかな」

258: オプ速さん 2014/12/10(水)22:34:35 ID:cUe
キモオタ「・・・・・・」

ティンカーベル「・・・・・・ねっ?私たちはマッチ売りちゃんを助けることはできないけど、このお話を守ることはできる」

キモオタ「・・・・・・そうでござるな」

ティンカーベル「だからせめて、おとぎ話が消えないように最後まで見届けようよ」

キモオタ「・・・そうですな」

ティンカーベル「じゃあ、落ち込むのは?」

キモオタ「終わりですな・・・我々が暗い顔していても仕方がないですからな」

ティンカーベル「そうだよ!せめてお話の筋が変わらない程度にはマッチ売りちゃんと楽しく過ごしたりしたいよね!」

キモオタ「そうですな・・・!」

ティンカーベル「落ち込んでる暇なんかないね、キモオタ!」

キモオタ「そうですな、では二人のところに行きますかな!」

255: オプ速さん 2014/12/10(水)22:20:44 ID:BQo
おとぎ話ってたしか民間伝承から発展したものだったような

259: オプ速さん 2014/12/10(水)22:39:43 ID:cUe
今日はここまで

>>255
そういうのもあるね。でもマッチ売りの少女はアンデルセンの創作童話だから作者がいるんだよ。まぁ、アンデルセンが本当にこう思って話を書いたかどうかは知らんけどw

じゃあおとぎ話の定義ってなんだよってなるけど、とりあえずこのお話では絵本になってるものでそこそこ昔の物語はおとぎ話っていう解釈でいきます。

マッチ売りの少女編 次回に続きます

261: オプ速さん 2014/12/11(木)00:20:49 ID:T4L
乙!
これはつらいな

263: オプ速さん 2014/12/11(木)07:41:39 ID:Vl7

マッチ売りちゃん… …>_<…

267: オプ速さん 2014/12/11(木)23:16:47 ID:XtK
この王子見てるとおとぎ話の中って自覚ある人は今後の結末を知ってても行動が変わらない(結末を自発的に変えない)人に見えるな
赤鬼とかマッチ売りの少女は先の展開知ってると行動変わりそうだし

268: オプ速さん 2014/12/12(金)06:15:59 ID:Dv5
マッチ売りは代役使ってなんとか助からないかな?

270: オプ速さん 2014/12/12(金)09:05:59 ID:ocC
女装させた大臣にマッチで火を着けて火刑にすれば代役にならんかな?

271: オプ速さん 2014/12/12(金)09:07:53 ID:Znj
>>270
クソワロタ

272: オプ速さん 2014/12/12(金)09:46:34 ID:uty
>>270
鬼畜杉
でもざまあ

260: オプ速さん 2014/12/10(水)22:40:26 ID:BQo
ともあれ、今後も楽しみにしとるで