
引用元: http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1419508000/
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237: オプ速さん 2015/01/05(月)20:08:01 ID:qjd
城下町・壊れた家屋
赤鬼(笠装備)「資材はここに置いたらいいのか?」
町民「あぁ、そこに置いてくれ。すまねぇな、旅の途中だっていうのに・・・」
赤鬼「いやいや、困ったときはお互い様だ、なんでもいってくれ」ドサッ
町民「ありがとな、けど運ぶ資材はもうこれで最後だ。それにしても兄ちゃんいいガタイしてるなぁ!力持ちだし、こりゃあ鬼も真っ青じゃねぇか!」ハッハッハ
赤鬼「お、おう・・・・・・ん?」チラッ
・・・
町のおっさん「いや、一時はどうなるかと思ったが桃太郎が来てくれて助かったなぁ」
町の商人「そうだなぁ、桃太郎に任せておけば鬼も猛獣も怖くねぇやな!怪我人の治療も頼めるしなぁ」
町のおっさん「流石は正義の英雄だぁ、困ったこたぁ全部解決してくれるもんなぁ・・・」
町の商人「んだなぁ、あんな立派な奴ぁ他にいねぇぞぉ」
・・・
赤鬼「・・・・・・」
赤鬼(笠装備)「資材はここに置いたらいいのか?」
町民「あぁ、そこに置いてくれ。すまねぇな、旅の途中だっていうのに・・・」
赤鬼「いやいや、困ったときはお互い様だ、なんでもいってくれ」ドサッ
町民「ありがとな、けど運ぶ資材はもうこれで最後だ。それにしても兄ちゃんいいガタイしてるなぁ!力持ちだし、こりゃあ鬼も真っ青じゃねぇか!」ハッハッハ
赤鬼「お、おう・・・・・・ん?」チラッ
・・・
町のおっさん「いや、一時はどうなるかと思ったが桃太郎が来てくれて助かったなぁ」
町の商人「そうだなぁ、桃太郎に任せておけば鬼も猛獣も怖くねぇやな!怪我人の治療も頼めるしなぁ」
町のおっさん「流石は正義の英雄だぁ、困ったこたぁ全部解決してくれるもんなぁ・・・」
町の商人「んだなぁ、あんな立派な奴ぁ他にいねぇぞぉ」
・・・
赤鬼「・・・・・・」
239: オプ速さん 2015/01/05(月)20:18:05 ID:qjd
赤鬼(桃太郎は間違いなく町人達の英雄だが・・・)
赤鬼(これは・・・桃太郎が受ける重圧も相当なものだろうな・・・)
赤鬼(桃太郎は・・・治療の最中か)
シュゥゥゥゥ
桃太郎「・・・・・・これで傷の治療は完了した。おばあさん、しばらくは無理なされぬよう」
町のばあさん「ありがたいですだぁ・・・ナンマンダブナンマンダブ・・・」
桃太郎「うむ・・・これで治療は終了か・・・キモオタ達の所へ向かうとしよう」
赤鬼「桃太郎。終わったか?」ヌッ
桃太郎「・・・・・・」ビクッ
赤鬼「・・・どうかしたか?」
ズズッ
桃太郎「い、いや、なんでもない・・・キモオタ達の所へ行くのであろう?」
赤鬼(さりげなく距離取られたな・・・ちょっと傷つくぞこれは)
赤鬼(これは・・・桃太郎が受ける重圧も相当なものだろうな・・・)
赤鬼(桃太郎は・・・治療の最中か)
シュゥゥゥゥ
桃太郎「・・・・・・これで傷の治療は完了した。おばあさん、しばらくは無理なされぬよう」
町のばあさん「ありがたいですだぁ・・・ナンマンダブナンマンダブ・・・」
桃太郎「うむ・・・これで治療は終了か・・・キモオタ達の所へ向かうとしよう」
赤鬼「桃太郎。終わったか?」ヌッ
桃太郎「・・・・・・」ビクッ
赤鬼「・・・どうかしたか?」
ズズッ
桃太郎「い、いや、なんでもない・・・キモオタ達の所へ行くのであろう?」
赤鬼(さりげなく距離取られたな・・・ちょっと傷つくぞこれは)
240: オプ速さん 2015/01/05(月)20:33:00 ID:qjd
赤鬼「桃太郎はこのあたりに住んでいるのか?」
ザザッ
桃太郎「いや・・・この城下町は大きな町、だからか鬼の襲撃も多い。そのため一時的にこの辺りで野宿をしている」
赤鬼「野宿は大変だろう?オイラと赤ずきんが滞在している宿を紹介しようか?そこそこ安いぞ」
ザザッ
桃太郎「・・・ありがたい話だが遠慮しておく。拙者には鳥獣の供がいる・・・それに拙者を狙う悪鬼に襲撃されては関係ない民まで巻き込むことになる」
赤鬼「そうか・・・いや、そういうことならいいんだが。うちはほら、赤ずきんがいるだろう?年頃の娘だ、なるべくなら野宿は避けたいと思っているんだ。あいつは気にしてねぇみたいだがなぁ」
ザザッ
桃太郎「・・・気にしているにしろしていないにしろ、安全が確保できるならそれに越したことはないであろう」
赤鬼「桃太郎・・・」
ザザッ
桃太郎「どうかしたか・・・?」
赤鬼「少しずつ距離をとるのは止めてくれ、流石に傷つくぞ」
桃太郎「・・・・・・善処いたす」スッ
ザザッ
桃太郎「いや・・・この城下町は大きな町、だからか鬼の襲撃も多い。そのため一時的にこの辺りで野宿をしている」
赤鬼「野宿は大変だろう?オイラと赤ずきんが滞在している宿を紹介しようか?そこそこ安いぞ」
ザザッ
桃太郎「・・・ありがたい話だが遠慮しておく。拙者には鳥獣の供がいる・・・それに拙者を狙う悪鬼に襲撃されては関係ない民まで巻き込むことになる」
赤鬼「そうか・・・いや、そういうことならいいんだが。うちはほら、赤ずきんがいるだろう?年頃の娘だ、なるべくなら野宿は避けたいと思っているんだ。あいつは気にしてねぇみたいだがなぁ」
ザザッ
桃太郎「・・・気にしているにしろしていないにしろ、安全が確保できるならそれに越したことはないであろう」
赤鬼「桃太郎・・・」
ザザッ
桃太郎「どうかしたか・・・?」
赤鬼「少しずつ距離をとるのは止めてくれ、流石に傷つくぞ」
桃太郎「・・・・・・善処いたす」スッ
241: オプ速さん 2015/01/05(月)20:54:12 ID:qjd
赤鬼「やはり鬼は憎いか?」
桃太郎「・・・憎くないと言えば偽りとなる」
赤鬼「・・・そりゃあ、仕方ねぇ事だな・・・・・・悪鬼といえど鬼は鬼。この城下町で悪さしてる奴もオイラと同じ種族には違いないからなぁ」
桃太郎「ただ・・・先ほど自ら針鼠の討伐を請け負い、町の修繕に手を貸す姿。なによりあの赤いずきんの娘やキモオタ、ティンクがお主を恐れていない様子を見ると・・・赤鬼殿は悪鬼ではないのだと解る。おそらく、鬼とは言え優しきものやおとなしき者もいるのだろう。だが・・・」
赤鬼「・・・・・・」
桃太郎「悪鬼でなくとも鬼は鬼。やはり、恐ろしい」ボソッ
赤鬼「まぁ、そりゃあ仕方ねぇなぁ・・・」
桃太郎「しかし・・・優しき鬼おとなしき鬼がいるならば・・・お主が善き鬼だと言うのならば・・・恐怖に捕らわれ、浅はかな偏見でお主を始めとする善き鬼を避け続けるのは不誠実というもの・・・とは言え」
赤鬼「・・・・・・」
桃太郎「今しばらく、時間を頂戴したい。この性格は幼少よりのもの・・・そう容易くは、改善できぬのだ」
赤鬼「焦ることはない。オイラはこの世のすべての鬼が悪鬼ではないとわかってもらえれば、それでいいんだ」
桃太郎「・・・・・・かたじけない」
桃太郎「・・・憎くないと言えば偽りとなる」
赤鬼「・・・そりゃあ、仕方ねぇ事だな・・・・・・悪鬼といえど鬼は鬼。この城下町で悪さしてる奴もオイラと同じ種族には違いないからなぁ」
桃太郎「ただ・・・先ほど自ら針鼠の討伐を請け負い、町の修繕に手を貸す姿。なによりあの赤いずきんの娘やキモオタ、ティンクがお主を恐れていない様子を見ると・・・赤鬼殿は悪鬼ではないのだと解る。おそらく、鬼とは言え優しきものやおとなしき者もいるのだろう。だが・・・」
赤鬼「・・・・・・」
桃太郎「悪鬼でなくとも鬼は鬼。やはり、恐ろしい」ボソッ
赤鬼「まぁ、そりゃあ仕方ねぇなぁ・・・」
桃太郎「しかし・・・優しき鬼おとなしき鬼がいるならば・・・お主が善き鬼だと言うのならば・・・恐怖に捕らわれ、浅はかな偏見でお主を始めとする善き鬼を避け続けるのは不誠実というもの・・・とは言え」
赤鬼「・・・・・・」
桃太郎「今しばらく、時間を頂戴したい。この性格は幼少よりのもの・・・そう容易くは、改善できぬのだ」
赤鬼「焦ることはない。オイラはこの世のすべての鬼が悪鬼ではないとわかってもらえれば、それでいいんだ」
桃太郎「・・・・・・かたじけない」
242: オプ速さん 2015/01/05(月)21:08:55 ID:qjd
城下町の隅
ティンカーベル「あっ!桃太郎!赤鬼!もう終わった?早かったね!」
桃太郎「拙者の治癒能力が必要な程、重傷を負った者は少なかったのでな・・・」
赤鬼「オイラの方は、旅人だからって遠慮されたような気がするが・・・まぁもういいって言ってくれたからな、引き上げてきた」
赤ずきん「そう。それなら準備を整えて、鬼ヶ島へ出発する準備を整えましょう・・・それと、桃太郎」
桃太郎「どうしたのだ・・・?」
赤ずきん「あなたのお供・・・ハリネズミの討伐に行くと言って町を出て行ったけれど・・・平気なの?」
桃太郎「そうか、拙者の供は見た目以上に戦える。安心せよ。おそらく、鬼ヶ島へ旅立つ前の露払いを買って出たのであろう・・・」
キモオタ「なんと気が利く仲間でござるかwww」
桃太郎「拙者が故郷の村を出発した頃からの長い付き合いとなる供なのでな・・・」
ティンカーベル「あの子達の前だと思った桃太郎も素になるもんね!」
桃太郎「ティンクよ、拙者はいつだってありのままの姿だが・・・?」
桃太郎(んもぉぉぉ!そろそろ慣れてよ!)ジッ
ティンカーベル(桃太郎の反応面白いなぁ・・・)
ティンカーベル「あっ!桃太郎!赤鬼!もう終わった?早かったね!」
桃太郎「拙者の治癒能力が必要な程、重傷を負った者は少なかったのでな・・・」
赤鬼「オイラの方は、旅人だからって遠慮されたような気がするが・・・まぁもういいって言ってくれたからな、引き上げてきた」
赤ずきん「そう。それなら準備を整えて、鬼ヶ島へ出発する準備を整えましょう・・・それと、桃太郎」
桃太郎「どうしたのだ・・・?」
赤ずきん「あなたのお供・・・ハリネズミの討伐に行くと言って町を出て行ったけれど・・・平気なの?」
桃太郎「そうか、拙者の供は見た目以上に戦える。安心せよ。おそらく、鬼ヶ島へ旅立つ前の露払いを買って出たのであろう・・・」
キモオタ「なんと気が利く仲間でござるかwww」
桃太郎「拙者が故郷の村を出発した頃からの長い付き合いとなる供なのでな・・・」
ティンカーベル「あの子達の前だと思った桃太郎も素になるもんね!」
桃太郎「ティンクよ、拙者はいつだってありのままの姿だが・・・?」
桃太郎(んもぉぉぉ!そろそろ慣れてよ!)ジッ
ティンカーベル(桃太郎の反応面白いなぁ・・・)
243: オプ速さん 2015/01/05(月)21:24:05 ID:m9E
実はティンクってSだったのか?
245: オプ速さん 2015/01/05(月)21:36:39 ID:qjd
>>243
Sと言うよりは純粋に面白がってやってる
Sと言うよりは純粋に面白がってやってる
244: オプ速さん 2015/01/05(月)21:35:38 ID:qjd
キモオタ「とりあえず必要な物を揃えますぞwww食料は必須でござるなwww米とwww肉とwww」コポォ
赤鬼「ぶれないなキモオタは!ガッハッハ!」
ティンカーベル「・・・桃太郎はさ、鬼ヶ島までの道のりわかる?どうやって行くのかわかんないんだけど、私達・・・」
桃太郎「ここからなら少し距離はあるが道のりはわかりやすい。このまま南に降ると港がある、とはいえ寂れた村だが・・・そこで舟を借りる。そこまで行けば鬼ヶ島の姿を見ることが出来る、あとは漕いでいくだけというわけだ・・・」
赤ずきん「なんだか大人数になってしまうけれど、平気かしら?」
テ桃太郎「問題は無いだろう。もし難しければ二隻借りてもいい・・・しかし、問題は舟よりも・・・この人数で鬼ヶ島に潜入できるかどうかだ」
キモオタ「舟で簡単にいけるのでござろうwww上陸するのは容易いのではwww」
ティンカーベル「うーん・・・そうかなぁ?桃太郎が三人の悪鬼を追い払ったとき、リーダーっぽい鬼が逃げていったでしょ?見張りとかいるよ、多分だけどさ」
キモオタ「確かにそう言われると難しくも思えますな・・・」
赤ずきん「・・・私は、逆に容易いと思うわよ?アリスの目的はこのおとぎ話を消すこと・・・それなら侵入を防ぐよりも、あえて進入を許して・・・」
赤ずきん「鬼ヶ島から逃げ場をなくした上で、私達を・・・桃太郎を潰しに掛かると思うけれど」
桃太郎「・・・・・・」
キモオタ「赤ずきん殿wwwもう少しオブラートに包んでいただきたいwww」コポォ
赤ずきん「・・・味方に気を使うよりも、確実に勝利する手段を模索しなさい、キモオタ。出発は明日の早朝、各々で準備を済ませてもう一度ここに集まりましょう」
キモオタ「んんwww把握しましたぞwww」
ティンカーベル「うん!しっかりと準備しないとね・・・」
桃太郎「長く険しい道のりになる・・・それぞれ、心して掛かろうぞ」
赤鬼「荷物は俺に任せろ!」
赤ずきん「それじゃあ、明日・・・全員揃ったら、鬼ヶ島へ出発。いいわね?」
赤鬼「ぶれないなキモオタは!ガッハッハ!」
ティンカーベル「・・・桃太郎はさ、鬼ヶ島までの道のりわかる?どうやって行くのかわかんないんだけど、私達・・・」
桃太郎「ここからなら少し距離はあるが道のりはわかりやすい。このまま南に降ると港がある、とはいえ寂れた村だが・・・そこで舟を借りる。そこまで行けば鬼ヶ島の姿を見ることが出来る、あとは漕いでいくだけというわけだ・・・」
赤ずきん「なんだか大人数になってしまうけれど、平気かしら?」
テ桃太郎「問題は無いだろう。もし難しければ二隻借りてもいい・・・しかし、問題は舟よりも・・・この人数で鬼ヶ島に潜入できるかどうかだ」
キモオタ「舟で簡単にいけるのでござろうwww上陸するのは容易いのではwww」
ティンカーベル「うーん・・・そうかなぁ?桃太郎が三人の悪鬼を追い払ったとき、リーダーっぽい鬼が逃げていったでしょ?見張りとかいるよ、多分だけどさ」
キモオタ「確かにそう言われると難しくも思えますな・・・」
赤ずきん「・・・私は、逆に容易いと思うわよ?アリスの目的はこのおとぎ話を消すこと・・・それなら侵入を防ぐよりも、あえて進入を許して・・・」
赤ずきん「鬼ヶ島から逃げ場をなくした上で、私達を・・・桃太郎を潰しに掛かると思うけれど」
桃太郎「・・・・・・」
キモオタ「赤ずきん殿wwwもう少しオブラートに包んでいただきたいwww」コポォ
赤ずきん「・・・味方に気を使うよりも、確実に勝利する手段を模索しなさい、キモオタ。出発は明日の早朝、各々で準備を済ませてもう一度ここに集まりましょう」
キモオタ「んんwww把握しましたぞwww」
ティンカーベル「うん!しっかりと準備しないとね・・・」
桃太郎「長く険しい道のりになる・・・それぞれ、心して掛かろうぞ」
赤鬼「荷物は俺に任せろ!」
赤ずきん「それじゃあ、明日・・・全員揃ったら、鬼ヶ島へ出発。いいわね?」
247: オプ速さん 2015/01/05(月)21:48:42 ID:qjd
同時刻・鬼ヶ島
門番の悪鬼1「・・・ふぅ、暇だな。門番っつってもこんな所に来る奴いねぇよ」
門番の悪鬼2「まぁな。・・・そういやぁ、こないだ余所者の鬼が来たっていう話聞いたか?」
門番の悪鬼1「おう、聞いた聞いた!なんでもよその町で悪事を働いて、そこに要られなくなったとかなんとか・・・そういや、そいつはどうなったんだ?」
門番の悪鬼2「さぁなぁ・・・なんでも大親分に『うちでの小槌』のありかを聞いたもんだから、大親分の怒りにふれて・・・どうなったかまではしらねぇな・・・」
門番の悪鬼1「ふーん・・・ん?・・・おい、舟が一隻来るぞ」
門番の悪鬼2「なにっ?桃太郎とかいう奴か?それともまた余所者の鬼か?」
門番の悪鬼1「・・・いや、どっちでもねぇ・・・ありゃあ、人間の娘っ子か・・・?」
門番の悪鬼1「・・・ふぅ、暇だな。門番っつってもこんな所に来る奴いねぇよ」
門番の悪鬼2「まぁな。・・・そういやぁ、こないだ余所者の鬼が来たっていう話聞いたか?」
門番の悪鬼1「おう、聞いた聞いた!なんでもよその町で悪事を働いて、そこに要られなくなったとかなんとか・・・そういや、そいつはどうなったんだ?」
門番の悪鬼2「さぁなぁ・・・なんでも大親分に『うちでの小槌』のありかを聞いたもんだから、大親分の怒りにふれて・・・どうなったかまではしらねぇな・・・」
門番の悪鬼1「ふーん・・・ん?・・・おい、舟が一隻来るぞ」
門番の悪鬼2「なにっ?桃太郎とかいう奴か?それともまた余所者の鬼か?」
門番の悪鬼1「・・・いや、どっちでもねぇ・・・ありゃあ、人間の娘っ子か・・・?」
248: オプ速さん 2015/01/05(月)22:09:24 ID:qjd
アリス「海、ひさしぶりだな・・・潮風が気持ちいい。そうだろう、かかし、ライオン」
かかし「まったク・・・自分が非力だからってオレに梶を任せるかネ?」ギーコギーコ
ライオン「ま、まぁいいじゃない。持ちつ持たれつってやつだよ・・・アリスちゃんは戦いでは一番大切な役割なんだし・・・」オドオド
かかし「お前はそうやっテ!アリスを甘やかし過ぎだゾ!こいつはあくまで俺たちと同列なんダ!」ギーコギーコ
ライオン「で、でもぉ・・・」
かかし「まぁ確かニ、アリスには戦闘で頑張って貰ウ。しょうがないナ・・・今はしっかりと休んでおケ」ギーコギーコ
アリス「ありがとね、かかし。お礼においしいオレンジマーマレードをあげるよ。ボクの大好物なんだ、どうだい?」フキフキ
かかし「お前の食べ残しなんかいらんワ!・・・待て待テ!オレの服でべたべたした手を拭くんじゃなイ!」
アリス「ふふっ、まぁいいじゃないか。そろそろ上陸の準備をしないといけないからさ」スクッ
ライオン「つ、強そうな鬼が二人もいるよぉ・・・どうする?僕もいかなきゃまずい?できれば、アリスちゃんにお願いしたいけど・・・あ、でもあくまでできればだよ?それに僕みたいな奴の意見を聞いてやる気無くなっちゃったなら僕がお詫びに戦うけど・・・」
アリス「いいよ、ライオン。ボクが行く」
かかし「相手は鬼だゾ?平気なのカ?」
アリス「もちろん、全然平気さ・・・そうだ、今回はあれを使ってみようかな」
ライオン「あれ?あれってどれ?どの魔法具?」
アリス「ふふっ、戦いって言うのは攻撃だけじゃないのさ。ボクは大好物のオレンジマーマレードを食べて幸せな気分だからね」スタッ
アリス「彼等にも幸せな気持ちになってもらおうかな」カチャッ
かかし「まったク・・・自分が非力だからってオレに梶を任せるかネ?」ギーコギーコ
ライオン「ま、まぁいいじゃない。持ちつ持たれつってやつだよ・・・アリスちゃんは戦いでは一番大切な役割なんだし・・・」オドオド
かかし「お前はそうやっテ!アリスを甘やかし過ぎだゾ!こいつはあくまで俺たちと同列なんダ!」ギーコギーコ
ライオン「で、でもぉ・・・」
かかし「まぁ確かニ、アリスには戦闘で頑張って貰ウ。しょうがないナ・・・今はしっかりと休んでおケ」ギーコギーコ
アリス「ありがとね、かかし。お礼においしいオレンジマーマレードをあげるよ。ボクの大好物なんだ、どうだい?」フキフキ
かかし「お前の食べ残しなんかいらんワ!・・・待て待テ!オレの服でべたべたした手を拭くんじゃなイ!」
アリス「ふふっ、まぁいいじゃないか。そろそろ上陸の準備をしないといけないからさ」スクッ
ライオン「つ、強そうな鬼が二人もいるよぉ・・・どうする?僕もいかなきゃまずい?できれば、アリスちゃんにお願いしたいけど・・・あ、でもあくまでできればだよ?それに僕みたいな奴の意見を聞いてやる気無くなっちゃったなら僕がお詫びに戦うけど・・・」
アリス「いいよ、ライオン。ボクが行く」
かかし「相手は鬼だゾ?平気なのカ?」
アリス「もちろん、全然平気さ・・・そうだ、今回はあれを使ってみようかな」
ライオン「あれ?あれってどれ?どの魔法具?」
アリス「ふふっ、戦いって言うのは攻撃だけじゃないのさ。ボクは大好物のオレンジマーマレードを食べて幸せな気分だからね」スタッ
アリス「彼等にも幸せな気持ちになってもらおうかな」カチャッ
264: オプ速さん 2015/01/06(火)20:58:16 ID:pO3
翌日早朝 城下町
桃太郎「・・・・・・拙者が一番乗りか」
キジ「流石に早く来すぎたんじゃないだろうか・・・」
犬「誰も来てないですからねー・・・ちょっと張り切りすぎましたかね」
猿「いやいや、鬼ヶ島へ行くにあたって主役となるのは桃太郎だ。ビシッと決めておく必要がある」
桃太郎「・・・・・・」
赤鬼「・・・おお、桃太郎もう来てたか!おはようさん」
赤ずきん「・・・ぉはよ」グシグシ
桃太郎「おはよう。どうしたのだ、赤ずきんは随分と眠そうだが・・・」
赤ずきん「・・・・・・手入れしてて・・・マスケットの・・・・・・夜更かししちゃっただけ・・・」グシグシ
赤鬼「そのうち完全に目が覚めるから、こいつは朝弱いみたいでな・・・半分寝てるんだよ」ガッハッハ
赤ずきん「・・・ねてない」ペチン
桃太郎「そういう事ならばよい、あとはキモオタとティンクだが・・・」
赤鬼「・・・おっ、来たみたいだぞ」
ティンカーベル「キモオタ!私たちが最後だよ!急いで急いで!」
キモオタ「ぶひぃぃぃwww目覚ましも無いというのにこんな早朝によく起きれますなwww申し訳ないwwwおはようござるwww」コポォ
桃太郎「・・・・・・拙者が一番乗りか」
キジ「流石に早く来すぎたんじゃないだろうか・・・」
犬「誰も来てないですからねー・・・ちょっと張り切りすぎましたかね」
猿「いやいや、鬼ヶ島へ行くにあたって主役となるのは桃太郎だ。ビシッと決めておく必要がある」
桃太郎「・・・・・・」
赤鬼「・・・おお、桃太郎もう来てたか!おはようさん」
赤ずきん「・・・ぉはよ」グシグシ
桃太郎「おはよう。どうしたのだ、赤ずきんは随分と眠そうだが・・・」
赤ずきん「・・・・・・手入れしてて・・・マスケットの・・・・・・夜更かししちゃっただけ・・・」グシグシ
赤鬼「そのうち完全に目が覚めるから、こいつは朝弱いみたいでな・・・半分寝てるんだよ」ガッハッハ
赤ずきん「・・・ねてない」ペチン
桃太郎「そういう事ならばよい、あとはキモオタとティンクだが・・・」
赤鬼「・・・おっ、来たみたいだぞ」
ティンカーベル「キモオタ!私たちが最後だよ!急いで急いで!」
キモオタ「ぶひぃぃぃwww目覚ましも無いというのにこんな早朝によく起きれますなwww申し訳ないwwwおはようござるwww」コポォ
266: オプ速さん 2015/01/06(火)21:12:22 ID:pO3
桃太郎「揃ったな・・・では先ずは今回の旅についてもう一度話しておこう」
桃太郎「この地図を見て貰おう、鬼ヶ島への道のりは昨日話したとおりだ。距離はあるが単調な道のりだ・・・今からならば、多少の休憩を入れても今日の夕刻には港にはたどり着けるだろう。明日、舟を借りて鬼ヶ島へ乗り込む。という手筈だ」
キモオタ「時に桃太郎殿www質問があるでござるwww」
桃太郎「・・・言ってみよ」
キモオタ「そもそも鬼ヶ島とは一体なんなのですかなwww」
桃太郎「鬼の住処・・・いや、悪鬼の巣窟と言うが正しかろう。拙者は今までに何度か悪鬼と刀を交えている・・・しかし、赤鬼殿のような温厚な鬼には出会ったことがない」
赤鬼「俺も鬼ヶ島が普通の鬼の集落だとは思えない・・・おそらく、集落を追われた悪鬼が集まって根城にしているという所だろうな・・・」
赤ずきん「・・・・・・」
ティンカーベル「じゃあここにいる鬼はみーんな悪鬼ってこと?」
桃太郎「おそらく、そうであろうな・・・・・・」
キモオタ「なるほど・・・そのうえアリス殿が味方をするとなると厳しいですなwwwしかしやるしかないwww」コポォ
桃太郎「この地図を見て貰おう、鬼ヶ島への道のりは昨日話したとおりだ。距離はあるが単調な道のりだ・・・今からならば、多少の休憩を入れても今日の夕刻には港にはたどり着けるだろう。明日、舟を借りて鬼ヶ島へ乗り込む。という手筈だ」
キモオタ「時に桃太郎殿www質問があるでござるwww」
桃太郎「・・・言ってみよ」
キモオタ「そもそも鬼ヶ島とは一体なんなのですかなwww」
桃太郎「鬼の住処・・・いや、悪鬼の巣窟と言うが正しかろう。拙者は今までに何度か悪鬼と刀を交えている・・・しかし、赤鬼殿のような温厚な鬼には出会ったことがない」
赤鬼「俺も鬼ヶ島が普通の鬼の集落だとは思えない・・・おそらく、集落を追われた悪鬼が集まって根城にしているという所だろうな・・・」
赤ずきん「・・・・・・」
ティンカーベル「じゃあここにいる鬼はみーんな悪鬼ってこと?」
桃太郎「おそらく、そうであろうな・・・・・・」
キモオタ「なるほど・・・そのうえアリス殿が味方をするとなると厳しいですなwwwしかしやるしかないwww」コポォ
267: オプ速さん 2015/01/06(火)21:27:51 ID:pO3
港へと続く道
キモオタ「うはwwwこれから夕方まで歩き詰めだと思うとwwwモチベーションが上がらないwww」コポォ
ティンカーベル「最初っからそんな気持ちじゃだめだよ!キモオタは普段運動しないからちょうどいいの!」
キジ「それならば、道中お互いの話をしながら進むというのはどうだろう?親睦を深める意味合いも兼ねて」
犬「いいね!みんなと仲良くしたいからね!」
猿「俺はお前とは仲良くしたくねぇけどな」ケッ
犬「こっちこそ御免被るわ、エテ公が」
桃太郎「二人ともやめろ。だが、キジの案は良いな・・・拙者も皆の話には興味がある、では赤鬼殿と赤ずきんは何故旅をしているのか・・・話してはくれまいか?」
赤鬼「・・・そりゃあもちろんかまわねぇけど、なぁ赤ずきん」
赤ずきん「正直に言うと、重いわよ。私が旅にでた理由」
桃太郎「・・・・・・」
キモオタ「会話が途切れましたぞwww」
ティンカーベル「はいはい!じゃあ私が旅にでた理由話すよ!」
キモオタ「いやいやいやwww結局重い話でござろうwwwもっと盛り上がる話題にしてはいかがですかなwww」
キモオタ「うはwwwこれから夕方まで歩き詰めだと思うとwwwモチベーションが上がらないwww」コポォ
ティンカーベル「最初っからそんな気持ちじゃだめだよ!キモオタは普段運動しないからちょうどいいの!」
キジ「それならば、道中お互いの話をしながら進むというのはどうだろう?親睦を深める意味合いも兼ねて」
犬「いいね!みんなと仲良くしたいからね!」
猿「俺はお前とは仲良くしたくねぇけどな」ケッ
犬「こっちこそ御免被るわ、エテ公が」
桃太郎「二人ともやめろ。だが、キジの案は良いな・・・拙者も皆の話には興味がある、では赤鬼殿と赤ずきんは何故旅をしているのか・・・話してはくれまいか?」
赤鬼「・・・そりゃあもちろんかまわねぇけど、なぁ赤ずきん」
赤ずきん「正直に言うと、重いわよ。私が旅にでた理由」
桃太郎「・・・・・・」
キモオタ「会話が途切れましたぞwww」
ティンカーベル「はいはい!じゃあ私が旅にでた理由話すよ!」
キモオタ「いやいやいやwww結局重い話でござろうwwwもっと盛り上がる話題にしてはいかがですかなwww」
268: オプ速さん 2015/01/06(火)21:43:00 ID:pO3
数時間後
ティンカーベル「じゃあ次の話題は・・・好きな食べ物!いい?好きな食べ物だよ!」
キモオタ「どうでもいいでござるがwww完全にネタ切れでは無いですかなwww好きな食べ物ってwww」
ティンカーベル「仕方ないじゃん!旅にでた理由は予想通り暗くなっちゃうし!面白い話とかも語り尽くしちゃったし!」
赤鬼「まぁいいじゃないか、キモオタ。こういう話でお互いの好みを知っておくのも役に立つだろう?」
キモオタ「別に反対しているわけではないのでござるよwwwでは我輩からいきますかなwwwピザにハンバーガーに・・・美味しいものはたくさんあるものの一番は肉ですなwww牛肉がうますぎて困りますぞwww」
ティンカーベル「いちごジャム!あとベーコン!」
赤ずきん「シチュー。ブロッコリーが入っていない物に限るけれど」
赤鬼「そうだなぁ・・・迷うが果物は好きだな、あとは熊だな。桃太郎はどうなんだ?」
桃太郎「拙者を育ててくれた祖母の得意だった、きびだんご・・・これだろうな、拙者の好物は・・・」
ティンカーベル「桃太郎はおばあさんとおじいさんと一緒に暮らしてたんだっけ?」
桃太郎「そうだ。拙者の出生はあまりに有名だ・・・知っているであろう?」
キモオタ「えっと・・・確か、桃から生まれたんでしたかなwww」
桃太郎「そうだ。拙者の祖母が洗濯に出かけた川で拾い上げた桃より生まれた・・・それがこの桃太郎というわけだ・・・」
ティンカーベル「じゃあ次の話題は・・・好きな食べ物!いい?好きな食べ物だよ!」
キモオタ「どうでもいいでござるがwww完全にネタ切れでは無いですかなwww好きな食べ物ってwww」
ティンカーベル「仕方ないじゃん!旅にでた理由は予想通り暗くなっちゃうし!面白い話とかも語り尽くしちゃったし!」
赤鬼「まぁいいじゃないか、キモオタ。こういう話でお互いの好みを知っておくのも役に立つだろう?」
キモオタ「別に反対しているわけではないのでござるよwwwでは我輩からいきますかなwwwピザにハンバーガーに・・・美味しいものはたくさんあるものの一番は肉ですなwww牛肉がうますぎて困りますぞwww」
ティンカーベル「いちごジャム!あとベーコン!」
赤ずきん「シチュー。ブロッコリーが入っていない物に限るけれど」
赤鬼「そうだなぁ・・・迷うが果物は好きだな、あとは熊だな。桃太郎はどうなんだ?」
桃太郎「拙者を育ててくれた祖母の得意だった、きびだんご・・・これだろうな、拙者の好物は・・・」
ティンカーベル「桃太郎はおばあさんとおじいさんと一緒に暮らしてたんだっけ?」
桃太郎「そうだ。拙者の出生はあまりに有名だ・・・知っているであろう?」
キモオタ「えっと・・・確か、桃から生まれたんでしたかなwww」
桃太郎「そうだ。拙者の祖母が洗濯に出かけた川で拾い上げた桃より生まれた・・・それがこの桃太郎というわけだ・・・」
271: オプ速さん 2015/01/06(火)21:53:22 ID:pO3
桃太郎「・・・・・・」
赤ずきん「どうかした?桃太郎」
桃太郎「いや・・・このあたりでひと休みするとしよう。少し入ったところに、人気の少ない川沿いがある」
キモオタ「賛成ですぞwwwそろそろ疲れてきましたからなwww」
桃太郎「それにお主等には・・・話しておこうと思っている事がある」
ティンカーベル「話しておくことって?」
桃太郎「大きな声では言えぬが・・・・・・拙者が何故、正義の英雄としてここにいるのか。何故、真の想いを隠しているのかという事だ」
赤鬼「あそこまで町人たちに隠してきたとはよほどのことだろう。・・・無理にいう必要はないんじゃないか?」
桃太郎「いや、鬼ヶ島への旅に同行して貰いながら黙っているのは不誠実というもの・・・どちらにしろ、お主等には拙者の本性を知られているのだ。それに・・・」
ティンカーベル「・・・・・・?」
桃太郎「お主等にならば、話しても問題ないと思うが同時に・・・拙者はお主等には知っておいてもらいたいのかもしれぬ」
赤ずきん「どうかした?桃太郎」
桃太郎「いや・・・このあたりでひと休みするとしよう。少し入ったところに、人気の少ない川沿いがある」
キモオタ「賛成ですぞwwwそろそろ疲れてきましたからなwww」
桃太郎「それにお主等には・・・話しておこうと思っている事がある」
ティンカーベル「話しておくことって?」
桃太郎「大きな声では言えぬが・・・・・・拙者が何故、正義の英雄としてここにいるのか。何故、真の想いを隠しているのかという事だ」
赤鬼「あそこまで町人たちに隠してきたとはよほどのことだろう。・・・無理にいう必要はないんじゃないか?」
桃太郎「いや、鬼ヶ島への旅に同行して貰いながら黙っているのは不誠実というもの・・・どちらにしろ、お主等には拙者の本性を知られているのだ。それに・・・」
ティンカーベル「・・・・・・?」
桃太郎「お主等にならば、話しても問題ないと思うが同時に・・・拙者はお主等には知っておいてもらいたいのかもしれぬ」
273: オプ速さん 2015/01/06(火)22:13:50 ID:pO3
人気の少ない川沿い
桃太郎「拙者が桃から産まれたという話は先程もしたな・・・」
ティンカーベル「うん!おばあちゃんが川から桃を拾ってきて、その桃から産まれたんだよね!」
桃太郎「そうだ。拙者の祖父母には子供が居なかった事もあって、二人は赤ん坊だった拙者を育てることに迷いは無かったらしい・・・それどころか実の息子のように可愛がって、育ててくれた」
キモオタ「それはそれはwww優しいお婆殿とお爺殿に育てられたわけですなwww」
桃太郎「みなしご同然の拙者に祖父母は本当に良くしてくれた・・・貧しいながらも祖母はよくきびだんごを作ってくれた、自分が食べられないときも拙者には食事を与えてくれた。祖父も芝刈りの技術や畑仕事・・・生活に必要なことを教えてくれた」
赤ずきん「貧しいながらも、幸せな暮らしだったというわけね?」
桃太郎「・・・・・・拙者はそう思っていた。ある日まではな」
犬猿キジ「・・・・・・」
桃太郎「皆は・・・村八分という言葉を知っているか?」
赤鬼「・・・・・・ああ、解る」
桃太郎「拙者の家は・・・村八分にされていた。原因は他でもない、拙者だった」
桃太郎「拙者が桃から産まれたという話は先程もしたな・・・」
ティンカーベル「うん!おばあちゃんが川から桃を拾ってきて、その桃から産まれたんだよね!」
桃太郎「そうだ。拙者の祖父母には子供が居なかった事もあって、二人は赤ん坊だった拙者を育てることに迷いは無かったらしい・・・それどころか実の息子のように可愛がって、育ててくれた」
キモオタ「それはそれはwww優しいお婆殿とお爺殿に育てられたわけですなwww」
桃太郎「みなしご同然の拙者に祖父母は本当に良くしてくれた・・・貧しいながらも祖母はよくきびだんごを作ってくれた、自分が食べられないときも拙者には食事を与えてくれた。祖父も芝刈りの技術や畑仕事・・・生活に必要なことを教えてくれた」
赤ずきん「貧しいながらも、幸せな暮らしだったというわけね?」
桃太郎「・・・・・・拙者はそう思っていた。ある日まではな」
犬猿キジ「・・・・・・」
桃太郎「皆は・・・村八分という言葉を知っているか?」
赤鬼「・・・・・・ああ、解る」
桃太郎「拙者の家は・・・村八分にされていた。原因は他でもない、拙者だった」
276: オプ速さん 2015/01/06(火)22:24:12 ID:pO3
ティンカーベル「むらはちぶ?なにそれ?」
赤鬼「村・・・集落で掟を破ったり秩序を乱した者に対する制裁行為・・・といえば聞こえはいいが、集落内で結束して特定の家との関係を絶つことだ」
キモオタ「つまりどういうことですかな?」
赤ずきん「要するに・・・その村八分というのにされた家は村から除け者にされ・・・あらゆる協力をして貰えない。という事かしら?」
赤鬼「そうだな。村で共同で使っている井戸や集会所は使えない。食べ物や薪なんかの燃料なんかも手に入りにくい」
ティンカーベル「なにそれ!イジメじゃん!許せないよ私!桃太郎んちが何したっていうのさ!」
桃太郎「気持ちは嬉しいが、ティンカーベル。お前は拙者の他に、川を降ってきた桃から生まれた・・・などという人間を知っているか?」
ティンカーベル「それは、知らないけど・・・」
赤鬼「村人たちは・・・『桃から産まれた』お前を異端だと判断したわけか・・・」
桃太郎「既に祖母は子供を産める年齢では無かった。そんな老夫婦が何故か子供を育てている。聞けば桃から産まれたと言う・・・そんな得体の知れない子供を育てているというのは気味が悪かったのだろう」
キモオタ「・・・なんという、偏見ではござらぬか!そんなもの・・・!」
赤鬼「村・・・集落で掟を破ったり秩序を乱した者に対する制裁行為・・・といえば聞こえはいいが、集落内で結束して特定の家との関係を絶つことだ」
キモオタ「つまりどういうことですかな?」
赤ずきん「要するに・・・その村八分というのにされた家は村から除け者にされ・・・あらゆる協力をして貰えない。という事かしら?」
赤鬼「そうだな。村で共同で使っている井戸や集会所は使えない。食べ物や薪なんかの燃料なんかも手に入りにくい」
ティンカーベル「なにそれ!イジメじゃん!許せないよ私!桃太郎んちが何したっていうのさ!」
桃太郎「気持ちは嬉しいが、ティンカーベル。お前は拙者の他に、川を降ってきた桃から生まれた・・・などという人間を知っているか?」
ティンカーベル「それは、知らないけど・・・」
赤鬼「村人たちは・・・『桃から産まれた』お前を異端だと判断したわけか・・・」
桃太郎「既に祖母は子供を産める年齢では無かった。そんな老夫婦が何故か子供を育てている。聞けば桃から産まれたと言う・・・そんな得体の知れない子供を育てているというのは気味が悪かったのだろう」
キモオタ「・・・なんという、偏見ではござらぬか!そんなもの・・・!」
277: オプ速さん 2015/01/06(火)22:47:12 ID:pO3
桃太郎「祖父母は気にしなくていいと言ってくれた・・・。しかし、拙者は・・・耐えられなかった。貧しい生活や周囲に虐げられている理不尽が耐えられなかったわけじゃない、ただ優しいだけの祖父母が虐げられているのが・・・耐えられなかった・・・!」
キモオタ「・・・・・・」
桃太郎「拙者は・・・家の手伝いをする傍ら、裏山で必タヒに体を鍛え・・・我流ではあったが剣術の稽古も行った。村に訪れた旅人に話を聞いたり、流浪の剣豪に稽古を付けてもらったり、なんでもやったものだ・・・やがて剣術は村一番の腕前に成長していた」
ティンカーベル「あの強さは努力のたまものだってことだね」
桃太郎「それと拙者には生まれ持った治癒能力があった。祖母は、村人に不気味に思われるといけないから使わないようにと言っていたが・・・積極的に使うことにした。村人達からの村八分はすぐには無くならなかったが・・・拙者が害獣や悪人を斬り伏せ、村人の手助けをするうちに・・・」
桃太郎「村人達の祖父母や拙者に対する態度は変わった。お互いに協力して暮らせるようになった。いや、むしろ拙者の行いに感謝され・・・食事に困るようなことは無くなった」
キモオタ「それはよかったではござらんかwwwあきらめないということは常々重要ということですなwww」
桃太郎「ああ。祖父母も喜んでくれた、村人達も拙者たちへの仕打ちを反省してくれた・・・だが、ひとつ気がかりなことがあった」
赤ずきん「・・・・・・」
桃太郎「拙者は剣術を身につけ治癒能力を操り、人々の役に立ってきた・・・しかし、拙者が手も足もでない敵が現れたら?治癒能力が突然消え失せたら?・・・どうなる?答えは考えるまでも無かった」
桃太郎「拙者が使い物にならなくなれば・・・また元の生活へ戻る。村八分にされ生活するのも厳しい、そんな思いを祖父母に・・・いや、ばあちゃんやじいちゃんにさせることになる。それだけは絶対に嫌だった」
キモオタ「・・・・・・」
桃太郎「拙者は・・・家の手伝いをする傍ら、裏山で必タヒに体を鍛え・・・我流ではあったが剣術の稽古も行った。村に訪れた旅人に話を聞いたり、流浪の剣豪に稽古を付けてもらったり、なんでもやったものだ・・・やがて剣術は村一番の腕前に成長していた」
ティンカーベル「あの強さは努力のたまものだってことだね」
桃太郎「それと拙者には生まれ持った治癒能力があった。祖母は、村人に不気味に思われるといけないから使わないようにと言っていたが・・・積極的に使うことにした。村人達からの村八分はすぐには無くならなかったが・・・拙者が害獣や悪人を斬り伏せ、村人の手助けをするうちに・・・」
桃太郎「村人達の祖父母や拙者に対する態度は変わった。お互いに協力して暮らせるようになった。いや、むしろ拙者の行いに感謝され・・・食事に困るようなことは無くなった」
キモオタ「それはよかったではござらんかwwwあきらめないということは常々重要ということですなwww」
桃太郎「ああ。祖父母も喜んでくれた、村人達も拙者たちへの仕打ちを反省してくれた・・・だが、ひとつ気がかりなことがあった」
赤ずきん「・・・・・・」
桃太郎「拙者は剣術を身につけ治癒能力を操り、人々の役に立ってきた・・・しかし、拙者が手も足もでない敵が現れたら?治癒能力が突然消え失せたら?・・・どうなる?答えは考えるまでも無かった」
桃太郎「拙者が使い物にならなくなれば・・・また元の生活へ戻る。村八分にされ生活するのも厳しい、そんな思いを祖父母に・・・いや、ばあちゃんやじいちゃんにさせることになる。それだけは絶対に嫌だった」
280: オプ速さん 2015/01/06(火)22:59:57 ID:pO3
桃太郎「だから拙者はとにかく出来ることはなんだってやった」
桃太郎「害獣退治も悪人の成敗もした。もちろん、どれだけ訓練をしてもこの性格は直らなかったから、どんな相手と戦っているときも心の中にあるのは恐怖だったよ」
桃太郎「恐ろしくない敵なんか一人だって、一匹だって居なかった。でも、そこで恐怖に打ち勝てずに無様な姿をさらして、じいちゃんばあちゃんを悲しませるのはもっと怖かった」
桃太郎「だからとにかくがむしゃらに戦った。戦って、戦って、戦って・・・どんどん強くなれた。札付きに悪人や人々を悩ませる獣を倒して・・・有名にもなって・・・そしてまた戦ううちに更に強くなった。それと同時に、正義の英雄としての姿を取り繕うのもうまくなった」
桃太郎「でも、有名になればなるほど・・・強くなればなるほど・・・その英雄の仮面は外せなくなったんだ。勇猛果敢に、凛々しく、正々堂々と・・・そんな仮面の下ではいつだって泣き顔だ、恐怖心を騙しながら、拙者を纏う嘘偽りが綻びを見せないように・・・」
桃太郎「今回の鬼ヶ島の鬼退治だって、依頼されたときはもう内心大泣きだったさ。でも断ることなんか・・・出来ない」
桃太郎「もちろん、町の人が喜ぶし助かるのは嬉しい、拙者もそうなってほしいと思う、その気持ちに嘘偽りはないけれど・・・だけど、やっぱり、拙者が戦う一番の理由はじいちゃんとばあちゃんなんだよ」
桃太郎「・・・それが『正義の英雄・桃太郎』の本当の姿ってことだ」
桃太郎「害獣退治も悪人の成敗もした。もちろん、どれだけ訓練をしてもこの性格は直らなかったから、どんな相手と戦っているときも心の中にあるのは恐怖だったよ」
桃太郎「恐ろしくない敵なんか一人だって、一匹だって居なかった。でも、そこで恐怖に打ち勝てずに無様な姿をさらして、じいちゃんばあちゃんを悲しませるのはもっと怖かった」
桃太郎「だからとにかくがむしゃらに戦った。戦って、戦って、戦って・・・どんどん強くなれた。札付きに悪人や人々を悩ませる獣を倒して・・・有名にもなって・・・そしてまた戦ううちに更に強くなった。それと同時に、正義の英雄としての姿を取り繕うのもうまくなった」
桃太郎「でも、有名になればなるほど・・・強くなればなるほど・・・その英雄の仮面は外せなくなったんだ。勇猛果敢に、凛々しく、正々堂々と・・・そんな仮面の下ではいつだって泣き顔だ、恐怖心を騙しながら、拙者を纏う嘘偽りが綻びを見せないように・・・」
桃太郎「今回の鬼ヶ島の鬼退治だって、依頼されたときはもう内心大泣きだったさ。でも断ることなんか・・・出来ない」
桃太郎「もちろん、町の人が喜ぶし助かるのは嬉しい、拙者もそうなってほしいと思う、その気持ちに嘘偽りはないけれど・・・だけど、やっぱり、拙者が戦う一番の理由はじいちゃんとばあちゃんなんだよ」
桃太郎「・・・それが『正義の英雄・桃太郎』の本当の姿ってことだ」
282: オプ速さん 2015/01/06(火)23:13:31 ID:pO3
桃太郎「お前たちには聞いてほしかったんだよ、犬猿キジも拙者の大切な友達だけど・・・」
桃太郎「お前たちに拙者の本性がばれたのは偶然だったけど、知られたのがおまえたちで良かったって思っている拙者もいる」
ティンカーベル「桃太郎!!」
桃太郎「うおぉぉ!?何だよもぉ!びっくりするだろ!」
ティンカーベル「全然おかしくないよ!桃太郎はおじいちゃんやおばあちゃんのためだって言ってるけど、私だって元々は自分の世界を取り戻すためだけに旅にでたもん!」
赤鬼「周囲から虐げられる辛さってのは俺も解るぞ。そんななか挫けずに家族を守ろうとするお前は、強いとオイラは思うぞ」
赤ずきん「守れる家族があるなら・・・絶対に守り抜きなさい。居なくなってからじゃあ、どうしようもないんだから」
キモオタ「そうですぞwww桃太郎殿の本心がどうあれ事実がどうであれwww桃太郎殿が町人たちに感謝されていることは間違いないでござるよwww」
ティンカーベル「そうだよ!桃太郎が私たちの仲間だってことも!そうだよね?」
赤鬼「ああ、そうだぞ!」
キモオタ「もちろんですぞwww」
赤ずきん「そうね」
キジ「当たり前だろう」
犬「もちろんだよ桃太郎!」
猿「クソ犬と意見が被るのは癪だが・・・俺だっておなじだぞ桃太郎!」
桃太郎「お前たち・・・!」
桃太郎「お前たちに拙者の本性がばれたのは偶然だったけど、知られたのがおまえたちで良かったって思っている拙者もいる」
ティンカーベル「桃太郎!!」
桃太郎「うおぉぉ!?何だよもぉ!びっくりするだろ!」
ティンカーベル「全然おかしくないよ!桃太郎はおじいちゃんやおばあちゃんのためだって言ってるけど、私だって元々は自分の世界を取り戻すためだけに旅にでたもん!」
赤鬼「周囲から虐げられる辛さってのは俺も解るぞ。そんななか挫けずに家族を守ろうとするお前は、強いとオイラは思うぞ」
赤ずきん「守れる家族があるなら・・・絶対に守り抜きなさい。居なくなってからじゃあ、どうしようもないんだから」
キモオタ「そうですぞwww桃太郎殿の本心がどうあれ事実がどうであれwww桃太郎殿が町人たちに感謝されていることは間違いないでござるよwww」
ティンカーベル「そうだよ!桃太郎が私たちの仲間だってことも!そうだよね?」
赤鬼「ああ、そうだぞ!」
キモオタ「もちろんですぞwww」
赤ずきん「そうね」
キジ「当たり前だろう」
犬「もちろんだよ桃太郎!」
猿「クソ犬と意見が被るのは癪だが・・・俺だっておなじだぞ桃太郎!」
桃太郎「お前たち・・・!」
283: オプ速さん 2015/01/06(火)23:24:42 ID:pO3
桃太郎「お前ら・・・拙者を感動で泣かせるつもりか!」ジワッ
キモオタ「何をいっているのでござるかwwwこれから鬼ヶ島へ行くというのにwww桃太郎殿にしっかりして貰わなければwww」
桃太郎「そ、そうだな!」
ティンカーベル「でもさ!桃太郎って町の人とかが見てないところだと素になっちゃうよね?」
桃太郎「お、おう・・・なんつうか・・・誰も見てないと思うと油断して素になるっていうか・・・臆病な本心が露わになるっていうか・・・」
ティンカーベル「・・・鬼ヶ島って、人間いないんじゃない?そんなので・・・大丈夫なのかな?キリッとできる?」
桃太郎「そうか、人間いないか・・・そ、そうかもしれんけども・・・大丈夫だよな?なぁ!お前ら、そうだろ!俺なら素でも頑張れば鬼に勝てるだろ!?なっ!」
赤鬼「・・・・・・どうだろうな」
キモオタ「何ともいえませんなwww」
赤ずきん「・・・・・・さぁ、どうかしら」
キジ「・・・・・・すまん」
犬「・・・・・・」
猿「・・・・・・」
桃太郎「なんなんだよおおぉぉ!ひとりぐらい大丈夫って言えよおぉぉ!!さっきの感動を返せよもぉぉぉ!!イヤだもぉー!実家帰りたいわ拙者ぁぁー!」ジタバタ
キモオタ「何をいっているのでござるかwwwこれから鬼ヶ島へ行くというのにwww桃太郎殿にしっかりして貰わなければwww」
桃太郎「そ、そうだな!」
ティンカーベル「でもさ!桃太郎って町の人とかが見てないところだと素になっちゃうよね?」
桃太郎「お、おう・・・なんつうか・・・誰も見てないと思うと油断して素になるっていうか・・・臆病な本心が露わになるっていうか・・・」
ティンカーベル「・・・鬼ヶ島って、人間いないんじゃない?そんなので・・・大丈夫なのかな?キリッとできる?」
桃太郎「そうか、人間いないか・・・そ、そうかもしれんけども・・・大丈夫だよな?なぁ!お前ら、そうだろ!俺なら素でも頑張れば鬼に勝てるだろ!?なっ!」
赤鬼「・・・・・・どうだろうな」
キモオタ「何ともいえませんなwww」
赤ずきん「・・・・・・さぁ、どうかしら」
キジ「・・・・・・すまん」
犬「・・・・・・」
猿「・・・・・・」
桃太郎「なんなんだよおおぉぉ!ひとりぐらい大丈夫って言えよおぉぉ!!さっきの感動を返せよもぉぉぉ!!イヤだもぉー!実家帰りたいわ拙者ぁぁー!」ジタバタ
285: オプ速さん 2015/01/06(火)23:30:11 ID:pO3
今日はここまで
ちょっとやんわり気味に書いたけど、実際は桃太郎の時代の村八分はマジでタヒ活問題レベルだと思ってください。理不尽な差別絶対だめ。
桃太郎編 次回に続きます
ちょっとやんわり気味に書いたけど、実際は桃太郎の時代の村八分はマジでタヒ活問題レベルだと思ってください。理不尽な差別絶対だめ。
桃太郎編 次回に続きます
286: オプ速さん 2015/01/07(水)00:25:12 ID:VxE
乙!
桃太郎が二面性を持つことになった理由が思ってたより深刻だった
桃太郎が二面性を持つことになった理由が思ってたより深刻だった
290: オプ速さん 2015/01/07(水)18:21:41 ID:PgG
桃兄さん…………泣いた。
294: オプ速さん 2015/01/07(水)22:59:02 ID:kPd
赤ずきん「・・・・・・手入れしてて・・・マスケットの・・・・・・夜更かししちゃっただけ・・・」グシグシ

明けましておめでとうございます。
そして赤ずきんちゃん描きました。
新年もキモオタたちの活躍に期待!

明けましておめでとうございます。
そして赤ずきんちゃん描きました。
新年もキモオタたちの活躍に期待!
299: オプ速さん 2015/01/08(木)00:14:18 ID:2TQ
>>294
ウヒョー(゚∀゚)
ウヒョー(゚∀゚)
304: オプ速さん 2015/01/08(木)19:36:11 ID:dKH
>>294
絵支援ありがとう
赤ずきん可愛いなー
というか見切れてるけどこのアングル正面からだと見えるんじゃないのか、ぱんt
今日もちょっと書きますよー
絵支援ありがとう
赤ずきん可愛いなー
というか見切れてるけどこのアングル正面からだと見えるんじゃないのか、ぱんt
今日もちょっと書きますよー
305: オプ速さん 2015/01/08(木)19:53:28 ID:dKH
・・・
赤鬼「よーし、人数分は魚採れたぞー。焚き火の準備はできたか?」ザバー
赤ずきん「ええ、出来ているわ。赤鬼、貸してちょうだい。腸を取ってしまうから」スッ
ティンカーベル「私も手伝うよ!」フンス
犬「おーい!木の実採ってきたよ!」
猿「俺は果物も採ってきたぞ、猿は木登りできるからな!」
犬「へっ、なに自慢気に言ってるんだか・・・」
猿「は?柿ぶつけるぞボケが」
キジ「やめろお前ら、水くみにいくぞ」
ワイワイ ガヤガヤ
桃太郎「・・・・・・」
キモオタ「どうしたんですかなwww桃太郎殿wwwみんなの輪に混ざれないのですかなwww」
桃太郎「いや、なんでだよ。そうじゃなくてさ・・・さっきも話したけど拙者は素の姿を犬猿キジとじいちゃんばあちゃんにしか見せてなかったから・・・人前で自分をさらけ出すのって楽だなーって思ってさ」
桃太郎「まぁ人前って言ってもキモオタ達の前だけだけど。今は英雄の仮面かぶってる必要無いわけだしさ」
キモオタ「そりゃあそうでござるよwww友達とはそういうもんでござろうwww」コポォ
桃太郎「はははっ、そうか・・・そういうもんかー」
赤鬼「よーし、人数分は魚採れたぞー。焚き火の準備はできたか?」ザバー
赤ずきん「ええ、出来ているわ。赤鬼、貸してちょうだい。腸を取ってしまうから」スッ
ティンカーベル「私も手伝うよ!」フンス
犬「おーい!木の実採ってきたよ!」
猿「俺は果物も採ってきたぞ、猿は木登りできるからな!」
犬「へっ、なに自慢気に言ってるんだか・・・」
猿「は?柿ぶつけるぞボケが」
キジ「やめろお前ら、水くみにいくぞ」
ワイワイ ガヤガヤ
桃太郎「・・・・・・」
キモオタ「どうしたんですかなwww桃太郎殿wwwみんなの輪に混ざれないのですかなwww」
桃太郎「いや、なんでだよ。そうじゃなくてさ・・・さっきも話したけど拙者は素の姿を犬猿キジとじいちゃんばあちゃんにしか見せてなかったから・・・人前で自分をさらけ出すのって楽だなーって思ってさ」
桃太郎「まぁ人前って言ってもキモオタ達の前だけだけど。今は英雄の仮面かぶってる必要無いわけだしさ」
キモオタ「そりゃあそうでござるよwww友達とはそういうもんでござろうwww」コポォ
桃太郎「はははっ、そうか・・・そういうもんかー」
308: オプ速さん 2015/01/08(木)20:01:13 ID:dKH
桃太郎「でも、実際問題さ・・・キモオタ達は俺の話聞いても、態度変えたりしないけどさ。それでも俺はほかの奴らにはこの事は言えないし、これからもずっと英雄の仮面を被り続けると思うんだよ」
キモオタ「なるほどwww」
桃太郎「それって・・・どうなんだろうなー・・・結局は町人たちを騙してることになるだろ?」
キモオタ「いや、ならんでござろうwww」
桃太郎「そう?拙者は臆病な本性を隠して英雄っぽく振る舞ってる。それって嘘になるだろ?」
キモオタ「何をwww実際問題、桃太郎殿は獣退治も治癒もしているでござろうwwwどこにも嘘など無いのではwww」
桃太郎「うーん・・・それはそうなんだけどさ、拙者に対するイメージというか・・・それを裏切ってる訳だろ?」
キモオタ「桃太郎殿は真面目ですなwww」
桃太郎「そうか?」
キモオタ「他人の期待に応えるのはいいでござるがwww実際の自分とのギャップを恥じる必要はないでござろうwww」
キモオタ「なるほどwww」
桃太郎「それって・・・どうなんだろうなー・・・結局は町人たちを騙してることになるだろ?」
キモオタ「いや、ならんでござろうwww」
桃太郎「そう?拙者は臆病な本性を隠して英雄っぽく振る舞ってる。それって嘘になるだろ?」
キモオタ「何をwww実際問題、桃太郎殿は獣退治も治癒もしているでござろうwwwどこにも嘘など無いのではwww」
桃太郎「うーん・・・それはそうなんだけどさ、拙者に対するイメージというか・・・それを裏切ってる訳だろ?」
キモオタ「桃太郎殿は真面目ですなwww」
桃太郎「そうか?」
キモオタ「他人の期待に応えるのはいいでござるがwww実際の自分とのギャップを恥じる必要はないでござろうwww」
309: オプ速さん 2015/01/08(木)20:09:08 ID:dKH
キモオタ「我輩も素と外面のギャップがもの凄いですからなwww」
桃太郎「ははっ、いやいや笑っちゃったけども。さらっと言うことじゃないだろ」
キモオタ「いやいやwww桃太郎殿と話をしている今のこれは素の状態なのでござる、おとぎ話の・・・いや、旅先では我輩は素になれるんでござるよwww」
桃太郎「じゃあ・・・故郷では、逆に素になれないのか?」
キモオタ「そうですぞwww現実世界・・・我輩の住んでいるところでは全く喋りませんからなwww完全に沈黙www」コポォ
桃太郎「普通は逆じゃないのか?地元で素になれるけど、外では仮面をかぶるみたいな・・・」
キモオタ「うーんwwwなんといいますかなwwwこれ内緒でござるよwww桃太郎殿www特にティンカーベル殿にはwww」
桃太郎「うんうん、言ってみてくれ」
キモオタ「我輩www子供の頃はよく喋る子供でしてなwwwここだけの話、運動も得意でござったwww」コポォ
桃太郎「今は少し歩いただけでも息切れしているキモオタがか?」
キモオタ「昔は痩せてましたからなwww」コポォ
桃太郎「ははっ、いやいや笑っちゃったけども。さらっと言うことじゃないだろ」
キモオタ「いやいやwww桃太郎殿と話をしている今のこれは素の状態なのでござる、おとぎ話の・・・いや、旅先では我輩は素になれるんでござるよwww」
桃太郎「じゃあ・・・故郷では、逆に素になれないのか?」
キモオタ「そうですぞwww現実世界・・・我輩の住んでいるところでは全く喋りませんからなwww完全に沈黙www」コポォ
桃太郎「普通は逆じゃないのか?地元で素になれるけど、外では仮面をかぶるみたいな・・・」
キモオタ「うーんwwwなんといいますかなwwwこれ内緒でござるよwww桃太郎殿www特にティンカーベル殿にはwww」
桃太郎「うんうん、言ってみてくれ」
キモオタ「我輩www子供の頃はよく喋る子供でしてなwwwここだけの話、運動も得意でござったwww」コポォ
桃太郎「今は少し歩いただけでも息切れしているキモオタがか?」
キモオタ「昔は痩せてましたからなwww」コポォ
310: オプ速さん 2015/01/08(木)20:20:34 ID:dKH
キモオタ「よく喋る半面www子供ですからな、言わなくて良いことまで喋ってしまったりwww調子に乗ってしまうこともありましてなwww」
桃太郎「まぁ子供なんてそんなものだろう?」
キモオタ「今思えばそうなのですがなwwwまぁ、当時は我輩も子供で周囲も子供でござったから・・・まぁなんというか、小学校・・・ここでは寺子屋ですかなwwwそこの子供たちの中でまぁ・・・除け者にされておりましてwww」
桃太郎「そうだったのか・・・」
キモオタ「まぁのけ者にされるだけでwww危害を加えられたりしなかったのでござるがなwwwその頃に思ってしまったんですなwww」
キモオタ「人前では喋らない方が楽だとwww」
桃太郎「・・・・・・」
キモオタ「ちょwww桃太郎殿wwwこれ暗くなる話じゃないでござるwww」コポォ
桃太郎「しかし、辛くなかったわけではないだろう?」
キモオタ「まぁどちらかといえばそうでござるがwwwでも、それからはもう、人前で喋らないのが当たり前になってましたからなwww」
キモオタ「だから桃太郎殿の行動には素直に感心するのでござるよwwwのけ者にされたからといって逃げ出した我輩と違い、桃太郎殿は現状に立ち向かっているわけですからなwww」
桃太郎「いやいや、そんな大層なもんじゃないけど・・・」
キモオタ「だから誇っていいと思いますぞwwwいっそのこと、タヒぬまでカッコつけるくらいの勢いでいいのではwww」
桃太郎「そうかもな・・・ここまでやったなら、カッコつけ通すか・・・!」
キモオタ「それがいいですぞwww」
桃太郎「まぁ子供なんてそんなものだろう?」
キモオタ「今思えばそうなのですがなwwwまぁ、当時は我輩も子供で周囲も子供でござったから・・・まぁなんというか、小学校・・・ここでは寺子屋ですかなwwwそこの子供たちの中でまぁ・・・除け者にされておりましてwww」
桃太郎「そうだったのか・・・」
キモオタ「まぁのけ者にされるだけでwww危害を加えられたりしなかったのでござるがなwwwその頃に思ってしまったんですなwww」
キモオタ「人前では喋らない方が楽だとwww」
桃太郎「・・・・・・」
キモオタ「ちょwww桃太郎殿wwwこれ暗くなる話じゃないでござるwww」コポォ
桃太郎「しかし、辛くなかったわけではないだろう?」
キモオタ「まぁどちらかといえばそうでござるがwwwでも、それからはもう、人前で喋らないのが当たり前になってましたからなwww」
キモオタ「だから桃太郎殿の行動には素直に感心するのでござるよwwwのけ者にされたからといって逃げ出した我輩と違い、桃太郎殿は現状に立ち向かっているわけですからなwww」
桃太郎「いやいや、そんな大層なもんじゃないけど・・・」
キモオタ「だから誇っていいと思いますぞwwwいっそのこと、タヒぬまでカッコつけるくらいの勢いでいいのではwww」
桃太郎「そうかもな・・・ここまでやったなら、カッコつけ通すか・・・!」
キモオタ「それがいいですぞwww」
312: オプ速さん 2015/01/08(木)20:36:34 ID:dKH
キジ「おーい、桃太郎。赤鬼が呼んでるぞ」
桃太郎「えぇっ!?赤鬼殿が・・・!?拙者何かした!?」ビクッ
キジ「してねぇよ。魚焼けたから来いってさ」
桃太郎「なんだ・・・なら行くよ。キモオタも行こう、まだ赤鬼殿は若干怖い」
キモオタ「いい加減になれてもいいのではwwwいいですぞwww」
キジ「いや、俺とキモオタはちょっと話があるから後で行く」
桃太郎「マジか・・・まぁ犬猿と赤ずきんとティンクもいるし・・・先行ってる、話終わったら来いよ」ダッ
キジ「さて・・・キモオタよ、話というか・・・頼みがある」
キモオタ「なんですかなwww」
キジ「桃太郎の事なんだが・・・みての通り、普段のあいつはちょっと頼りないだろ?いや、かなり頼りない」
キモオタ「そうですなwwwって、本人いないからって言い過ぎですぞwww」コポォ
キジ「それはおいといて、だ。俺は・・・桃太郎には鬼退治は早いんじゃないかって思ってる」
キモオタ「ほうwww」
桃太郎「えぇっ!?赤鬼殿が・・・!?拙者何かした!?」ビクッ
キジ「してねぇよ。魚焼けたから来いってさ」
桃太郎「なんだ・・・なら行くよ。キモオタも行こう、まだ赤鬼殿は若干怖い」
キモオタ「いい加減になれてもいいのではwwwいいですぞwww」
キジ「いや、俺とキモオタはちょっと話があるから後で行く」
桃太郎「マジか・・・まぁ犬猿と赤ずきんとティンクもいるし・・・先行ってる、話終わったら来いよ」ダッ
キジ「さて・・・キモオタよ、話というか・・・頼みがある」
キモオタ「なんですかなwww」
キジ「桃太郎の事なんだが・・・みての通り、普段のあいつはちょっと頼りないだろ?いや、かなり頼りない」
キモオタ「そうですなwwwって、本人いないからって言い過ぎですぞwww」コポォ
キジ「それはおいといて、だ。俺は・・・桃太郎には鬼退治は早いんじゃないかって思ってる」
キモオタ「ほうwww」
314: オプ速さん 2015/01/08(木)20:44:50 ID:dKH
キジ「いや、今まで戦った鬼や・・・聞いた話から推測すると・・・桃太郎の実力なら鬼ヶ島の鬼討伐はおそらく、なんとかなる」
キモオタ「ならいいのではないですかなwww」
キジ「いいか、キモオタ。確かに桃太郎の実力ならいける・・・でも、実力を発揮する事ができればの話だ。さっきティンクが桃太郎に言っていただろ、『人間がいない鬼ヶ島でキリッと出来るのか』って」
キモオタ「そういえば言っておりましたなwww」
キジ「詰まるところ、そこなんだ・・・あいつは実力はあるのに自信が足らない。だから仮面をかぶる必要がある町人の前では実力が出せるが・・・誰もみていないところでは駄目だ、からっきしだ」
キモオタ「そこで我輩に頼みというのはwww」
キジ「あいつに自信をなんとかつけてやってほしいんだ。無茶な頼みだってのは解ってる・・・だが実力が出せないとあいつに鬼退治は出来ない」
キモオタ「んんwwwどちらにしても我輩は桃太郎殿のサポートしか出来ませんからなwwwそれくらいおやすいご用ですぞwwwできるかどうかは別としてwww」コポォ
キモオタ「我等は仲間でござるからなwww」
キジ「・・・すまん、頼んだ」
キモオタ「ならいいのではないですかなwww」
キジ「いいか、キモオタ。確かに桃太郎の実力ならいける・・・でも、実力を発揮する事ができればの話だ。さっきティンクが桃太郎に言っていただろ、『人間がいない鬼ヶ島でキリッと出来るのか』って」
キモオタ「そういえば言っておりましたなwww」
キジ「詰まるところ、そこなんだ・・・あいつは実力はあるのに自信が足らない。だから仮面をかぶる必要がある町人の前では実力が出せるが・・・誰もみていないところでは駄目だ、からっきしだ」
キモオタ「そこで我輩に頼みというのはwww」
キジ「あいつに自信をなんとかつけてやってほしいんだ。無茶な頼みだってのは解ってる・・・だが実力が出せないとあいつに鬼退治は出来ない」
キモオタ「んんwwwどちらにしても我輩は桃太郎殿のサポートしか出来ませんからなwwwそれくらいおやすいご用ですぞwwwできるかどうかは別としてwww」コポォ
キモオタ「我等は仲間でござるからなwww」
キジ「・・・すまん、頼んだ」
315: オプ速さん 2015/01/08(木)20:57:25 ID:dKH
キモオタ「しかし、キジ殿は桃太郎殿を心配しているのですなwwwてっきり、きびだんごを貰ったからお供をしているのだとばっかりwww」
キジ「あのなぁ・・・よく考えてみろよ。命懸けの鬼退治ときびだんごが釣り合うか?」
キモオタ「まったくそうは思いませんなwww」コポォ
キジ「桃太郎は知らないだろうがな・・・俺も犬も猿もあいつと同じ・・・桃太郎の住む村の近くに住んでいたんだ」
キモオタ「実は昔からのなじみであったと?」
キジ「いや・・・当時の桃太郎は俺達のことを知らないはずだ。でも俺達は見てたんだよ、必タヒに修行する桃太郎の姿を、逆境に抗う桃太郎の姿をな。だから、犬や猿と決めたんだよ。桃太郎が成長したら、あいつの家来にでも何でもなって桃太郎を助けてやろうってな」
キモオタ「なるほどwwwつくづく桃太郎殿は・・・カリスマ性があるのかないのかわかりませんなwww」
キジ「違いねぇな・・・だけどな、あいつがどう思ってようが俺たちにとってのあいつは『日本一の桃太郎』なんだよ。いや、この国の誰もが思ってるはずだ。あとは桃太郎本人がその自信を持つだけだ」
キモオタ「英雄のお供も大変ですなwww」
キジ「全くだな、まぁでもお供とか関係無いさ。純粋にあいつが好きだから俺たちは一緒にいるのさ」
キモオタ「そうでござろうな・・・それにおそらく桃太郎殿も同じ考えでござろう」
キジ「そうかね・・・まぁそうかもな」
赤鬼「おーい!キモオタ!キジ!お前らの魚焼けてるぞー!」
キジ「じゃあ行くか」
キモオタ「そうですなwww赤鬼殿www我輩の分大盛でお願いしたいwww」
キジ「あのなぁ・・・よく考えてみろよ。命懸けの鬼退治ときびだんごが釣り合うか?」
キモオタ「まったくそうは思いませんなwww」コポォ
キジ「桃太郎は知らないだろうがな・・・俺も犬も猿もあいつと同じ・・・桃太郎の住む村の近くに住んでいたんだ」
キモオタ「実は昔からのなじみであったと?」
キジ「いや・・・当時の桃太郎は俺達のことを知らないはずだ。でも俺達は見てたんだよ、必タヒに修行する桃太郎の姿を、逆境に抗う桃太郎の姿をな。だから、犬や猿と決めたんだよ。桃太郎が成長したら、あいつの家来にでも何でもなって桃太郎を助けてやろうってな」
キモオタ「なるほどwwwつくづく桃太郎殿は・・・カリスマ性があるのかないのかわかりませんなwww」
キジ「違いねぇな・・・だけどな、あいつがどう思ってようが俺たちにとってのあいつは『日本一の桃太郎』なんだよ。いや、この国の誰もが思ってるはずだ。あとは桃太郎本人がその自信を持つだけだ」
キモオタ「英雄のお供も大変ですなwww」
キジ「全くだな、まぁでもお供とか関係無いさ。純粋にあいつが好きだから俺たちは一緒にいるのさ」
キモオタ「そうでござろうな・・・それにおそらく桃太郎殿も同じ考えでござろう」
キジ「そうかね・・・まぁそうかもな」
赤鬼「おーい!キモオタ!キジ!お前らの魚焼けてるぞー!」
キジ「じゃあ行くか」
キモオタ「そうですなwww赤鬼殿www我輩の分大盛でお願いしたいwww」
317: オプ速さん 2015/01/08(木)21:19:55 ID:dKH
その日の夕暮れ 鬼ヶ島
ドサッドサッ
悪鬼「うぐぐ・・・」
アリス「さて、とりあえず20人の悪鬼を倒したけど・・・あぁ、挨拶が遅れて申し訳なかったね。君が鬼ヶ島の親分かな?」
大悪鬼「どういう事だこれは・・・・・・!」ワナワナ
アリス「どういうことって・・・みての通りさ。君の子分たちはボクにやられたよ。ボクにはそれだけの能力があるという事、君に知ってほしくてね」
大悪鬼「この鬼ヶ島は、行き場をなくした札付きの悪鬼の溜まり場・・・!どいつもこいつも力自慢の猛者ばかりだというのに・・・!」
大悪鬼「このような小娘と獅子・・・ただのかかしにねじ伏せられたのか!?」
かかし「オレ達は特に何もしてねぇんだけどナ」
ライオン「さすがだよ・・・アリスちゃんさすがだよ!でも鬼20人引きずって来るのはもう正直嫌だよ・・・あぁ!嫌っていってもアレだよ?いい意味でっていうか、ちょっと疲れたかなーっていうかんじっていうか、正直疲れてないけど・・・なんていうかごめんね?」
大悪鬼「何者だ・・・小娘!」
アリス「ボクはアリス。でもこれかなり手加減したんだけど」
大悪鬼「何を望む・・・!?この大悪鬼の座か!?」
アリス「ボクはもっとふかふかしたクッションの椅子がいいな。だから君はそのまま鬼ヶ島の親分をしていたらいい、ボクは君達の味方をするためにここにきたんだ。」
大悪鬼「味方だと・・・?」
アリス「ボクの知り合いが桃太郎と一緒にここにくる、君達には歓迎の準備を手伝ってほしいんだ」
ドサッドサッ
悪鬼「うぐぐ・・・」
アリス「さて、とりあえず20人の悪鬼を倒したけど・・・あぁ、挨拶が遅れて申し訳なかったね。君が鬼ヶ島の親分かな?」
大悪鬼「どういう事だこれは・・・・・・!」ワナワナ
アリス「どういうことって・・・みての通りさ。君の子分たちはボクにやられたよ。ボクにはそれだけの能力があるという事、君に知ってほしくてね」
大悪鬼「この鬼ヶ島は、行き場をなくした札付きの悪鬼の溜まり場・・・!どいつもこいつも力自慢の猛者ばかりだというのに・・・!」
大悪鬼「このような小娘と獅子・・・ただのかかしにねじ伏せられたのか!?」
かかし「オレ達は特に何もしてねぇんだけどナ」
ライオン「さすがだよ・・・アリスちゃんさすがだよ!でも鬼20人引きずって来るのはもう正直嫌だよ・・・あぁ!嫌っていってもアレだよ?いい意味でっていうか、ちょっと疲れたかなーっていうかんじっていうか、正直疲れてないけど・・・なんていうかごめんね?」
大悪鬼「何者だ・・・小娘!」
アリス「ボクはアリス。でもこれかなり手加減したんだけど」
大悪鬼「何を望む・・・!?この大悪鬼の座か!?」
アリス「ボクはもっとふかふかしたクッションの椅子がいいな。だから君はそのまま鬼ヶ島の親分をしていたらいい、ボクは君達の味方をするためにここにきたんだ。」
大悪鬼「味方だと・・・?」
アリス「ボクの知り合いが桃太郎と一緒にここにくる、君達には歓迎の準備を手伝ってほしいんだ」
318: オプ速さん 2015/01/08(木)21:33:34 ID:dKH
翌日 鬼ヶ島への舟
・・・
・・
・
ティンカーベル「・・・ここまではすっごく順調だね」
赤鬼「あぁ、舟も難なく借りれたしな・・・少し順調すぎて怖いが」ギーコギーコ
赤ずきん「それだけアリスには自信があるんでしょうという下手な小細工なしで・・・鬼ヶ島で私達を頃す算段が」
キモオタ「ちょwww赤ずきん殿wwwもうすこしソフトな言い方をしていただきたいwwwでないと・・・」
桃太郎「うあああああああ」ガタガタブルブル
キモオタ「更に船が揺れることになるのでござるがwww」
赤ずきん「桃太郎。覚悟決めなさいな」
桃太郎「覚悟!?拙者ここでタヒぬの!?タヒぬための覚悟なんかなんの意味もねぇだろおぉぉ!!もぉ嫌だあああぁ!今からでも引き返そうよおおぉぉ!」
キジ「そうもいかねぇだろ・・・町人たちになんて言い訳するんだよ。怖くなったから帰ってきましたっていうのか?」
猿「犬が無能でしたって言えばいいんじゃねぇか?」ヘラヘラ
犬「あ?魚の餌になりてぇのかテメェ」
キジ「話がこじれるから黙ってろお前ら!」
桃太郎「言い訳とか無理じゃんそんなの!八方塞がりじゃんかもぉぉぉ!!」
赤ずきん「・・・・・・」ガチャ
赤鬼「やめろ赤ずきん!気持ちは分かるが舟が沈む!」
・・・
・・
・
ティンカーベル「・・・ここまではすっごく順調だね」
赤鬼「あぁ、舟も難なく借りれたしな・・・少し順調すぎて怖いが」ギーコギーコ
赤ずきん「それだけアリスには自信があるんでしょうという下手な小細工なしで・・・鬼ヶ島で私達を頃す算段が」
キモオタ「ちょwww赤ずきん殿wwwもうすこしソフトな言い方をしていただきたいwwwでないと・・・」
桃太郎「うあああああああ」ガタガタブルブル
キモオタ「更に船が揺れることになるのでござるがwww」
赤ずきん「桃太郎。覚悟決めなさいな」
桃太郎「覚悟!?拙者ここでタヒぬの!?タヒぬための覚悟なんかなんの意味もねぇだろおぉぉ!!もぉ嫌だあああぁ!今からでも引き返そうよおおぉぉ!」
キジ「そうもいかねぇだろ・・・町人たちになんて言い訳するんだよ。怖くなったから帰ってきましたっていうのか?」
猿「犬が無能でしたって言えばいいんじゃねぇか?」ヘラヘラ
犬「あ?魚の餌になりてぇのかテメェ」
キジ「話がこじれるから黙ってろお前ら!」
桃太郎「言い訳とか無理じゃんそんなの!八方塞がりじゃんかもぉぉぉ!!」
赤ずきん「・・・・・・」ガチャ
赤鬼「やめろ赤ずきん!気持ちは分かるが舟が沈む!」
319: オプ速さん 2015/01/08(木)21:42:24 ID:kEh
そいえば鬼神病ってのはまだ発症してんのか?
321: オプ速さん 2015/01/08(木)21:57:49 ID:dKH
>>319
鬼神病は完治しない病っていう設定。だから赤鬼にはまだ鬼神の魂が潜んでる。
赤鬼が普通なのは鬼神を押さえ込む効果がある柊の薬を定期的に接種しているから・・・っていう感じかな。
でも柊の薬は鬼神を殺したり追い出す効果があるわけじゃないから今の状態は
『弱体化して自由が利かない鬼神の魂が赤鬼の中にいる』って考えてくれたらいいよ
鬼神病は完治しない病っていう設定。だから赤鬼にはまだ鬼神の魂が潜んでる。
赤鬼が普通なのは鬼神を押さえ込む効果がある柊の薬を定期的に接種しているから・・・っていう感じかな。
でも柊の薬は鬼神を殺したり追い出す効果があるわけじゃないから今の状態は
『弱体化して自由が利かない鬼神の魂が赤鬼の中にいる』って考えてくれたらいいよ
320: オプ速さん 2015/01/08(木)21:51:12 ID:dKH
桃太郎「駄目だ・・・ビビりすぎて吐きそうだわ拙者・・・」
ティンカーベル「あっ!あそこに漁師さんいるよ!おーい!」フリフリ
桃太郎「鬼ヶ島の悪鬼め・・・この桃太郎が成敗してくれよう!」キリッ
ティンカーベル「なんちゃって!嘘でしたー!」ヘラヘラ
桃太郎「なんだよおおぉぉぉ!!そういう冗談本当にやめろよぉぉ!本っ!当にっ!やめろよティンクお前もぉぉぉ!!」
ティンカーベル「桃太郎の緊張をほぐそうと思って!妖精ジョークだよ!」フンス
桃太郎「優しさだったのかよ!ありがとねってならねぇよもぉぉぉぉ!勘弁してよもぉぉぉぉ!!」
キモオタ「桃太郎殿www落ち着いて頂きたいwwwカッコつけ通すのでござろうwwwここはカッコつけておいて余裕を見せねばwww勝てるものも勝てませんぞwww」
桃太郎「うぅ・・・そうか・・・仕方ない・・・出来るだけ頑張るけども・・・」
赤ずきん「・・・どう?そろそろ見えてきたかしら、赤鬼」
赤鬼「・・・見えてきたが、どうも様子がおかしいな」
ティンカーベル「どゆこと?」
キジ「門はあるのに門番が居ない。それ以前に門が開きっぱなしだ・・・」バッサバッサ
ティンカーベル「あっ!あそこに漁師さんいるよ!おーい!」フリフリ
桃太郎「鬼ヶ島の悪鬼め・・・この桃太郎が成敗してくれよう!」キリッ
ティンカーベル「なんちゃって!嘘でしたー!」ヘラヘラ
桃太郎「なんだよおおぉぉぉ!!そういう冗談本当にやめろよぉぉ!本っ!当にっ!やめろよティンクお前もぉぉぉ!!」
ティンカーベル「桃太郎の緊張をほぐそうと思って!妖精ジョークだよ!」フンス
桃太郎「優しさだったのかよ!ありがとねってならねぇよもぉぉぉぉ!勘弁してよもぉぉぉぉ!!」
キモオタ「桃太郎殿www落ち着いて頂きたいwwwカッコつけ通すのでござろうwwwここはカッコつけておいて余裕を見せねばwww勝てるものも勝てませんぞwww」
桃太郎「うぅ・・・そうか・・・仕方ない・・・出来るだけ頑張るけども・・・」
赤ずきん「・・・どう?そろそろ見えてきたかしら、赤鬼」
赤鬼「・・・見えてきたが、どうも様子がおかしいな」
ティンカーベル「どゆこと?」
キジ「門はあるのに門番が居ない。それ以前に門が開きっぱなしだ・・・」バッサバッサ
322: オプ速さん 2015/01/08(木)22:08:55 ID:dKH
鬼ヶ島
桃太郎「・・・・・・遂に上陸というわけか」
ティンカーベル「桃太郎、もう恐くない?」
桃太郎「正直、恐い・・・しかし、そうも言ってられぬだろう」
キモオタ「そうですなwwwどっちにしろここまできたからには勝つ気持ちでいかねばwww」
赤ずきん「そうね、桃太郎・・・あなた実力はあるんだから。自信持ちなさい」
桃太郎「お、おう・・・」
赤鬼「しかし・・・どうする?門番もいない、門は開けっ放し・・・こりゃあどう考えても・・・」
犬「罠じゃない?」
猿「・・・さすがに同意するしかねぇよ。罠だろこれ」
キジ「どうするんだ?もう少し様子を見るか?」
桃太郎「・・・しかし考えていても仕方あるまい・・・」
キモオタ「・・・ここは一芝居打ちますかな・・・ティンカーベル殿」
ティンク「・・・?」
桃太郎「・・・・・・遂に上陸というわけか」
ティンカーベル「桃太郎、もう恐くない?」
桃太郎「正直、恐い・・・しかし、そうも言ってられぬだろう」
キモオタ「そうですなwwwどっちにしろここまできたからには勝つ気持ちでいかねばwww」
赤ずきん「そうね、桃太郎・・・あなた実力はあるんだから。自信持ちなさい」
桃太郎「お、おう・・・」
赤鬼「しかし・・・どうする?門番もいない、門は開けっ放し・・・こりゃあどう考えても・・・」
犬「罠じゃない?」
猿「・・・さすがに同意するしかねぇよ。罠だろこれ」
キジ「どうするんだ?もう少し様子を見るか?」
桃太郎「・・・しかし考えていても仕方あるまい・・・」
キモオタ「・・・ここは一芝居打ちますかな・・・ティンカーベル殿」
ティンク「・・・?」
324: オプ速さん 2015/01/08(木)22:20:37 ID:dKH
・・・
ティンカーベル「うわー!私達ただの旅人だけど、迷ってこんなところにきちゃったー!」
キモオタ「参りましたなー!我々、ただの旅人だというのにー!そして貴重なお宝を持っていると言うのにー!襲われたらひとたまりもないですなー!」
ティンカーベル「ねー!怖いねー!もしここに悪鬼がいたら絶対に襲われるよー!そして大切な宝物が奪われちゃうねー!」
キモオタ「それは参りましたなー!我々は戦うすべがないでござるよー!」
シーン
キモオタ「・・・反応ありませんな」ヒソヒソ
ティンカーベル「ただの商人の方が良かったかな?」ヒソヒソ
赤ずきん「・・・・・・今のに引っかかる悪鬼がいたら色々と楽だったでしょうね」
赤鬼「しかし、反応はなかったが・・・門の向こうに気配を感じたな」
桃太郎「拙者もだ、鬼が潜んでいるのは間違いない」
キモオタ「リスクはあるでござるが・・・強行突破といきますかな?」
赤ずきん「気は進まないけれど・・・ね」
赤鬼「ちょっと待ってくれ・・・オイラに考えがある」スック
ティンカーベル「うわー!私達ただの旅人だけど、迷ってこんなところにきちゃったー!」
キモオタ「参りましたなー!我々、ただの旅人だというのにー!そして貴重なお宝を持っていると言うのにー!襲われたらひとたまりもないですなー!」
ティンカーベル「ねー!怖いねー!もしここに悪鬼がいたら絶対に襲われるよー!そして大切な宝物が奪われちゃうねー!」
キモオタ「それは参りましたなー!我々は戦うすべがないでござるよー!」
シーン
キモオタ「・・・反応ありませんな」ヒソヒソ
ティンカーベル「ただの商人の方が良かったかな?」ヒソヒソ
赤ずきん「・・・・・・今のに引っかかる悪鬼がいたら色々と楽だったでしょうね」
赤鬼「しかし、反応はなかったが・・・門の向こうに気配を感じたな」
桃太郎「拙者もだ、鬼が潜んでいるのは間違いない」
キモオタ「リスクはあるでござるが・・・強行突破といきますかな?」
赤ずきん「気は進まないけれど・・・ね」
赤鬼「ちょっと待ってくれ・・・オイラに考えがある」スック
325: オプ速さん 2015/01/08(木)22:32:02 ID:dKH
・・・
赤鬼「グワッハッハー!俺は鬼ヶ島の噂を聞きつけて悪鬼の仲間入りをしようとしている鬼だー!お前ら宝物をよこせー!
」
キモオタ「ひー!怖いですぞー!」ドスドスドス
ティンカーベル「宝物をおいて逃げようー!わー!」トテトテ
赤鬼「グワッハッハー!こいつを手みやげに、悪鬼の親分様に取り入ろう!きっと俺を重用してくれるだろう!グワッハッハー!」
赤ずきん「・・・・・・」
桃太郎「・・・・・・」
犬猿キジ「・・・・・・」
赤鬼「おーい!誰かいないのか!俺は悪鬼の仲間入りを考えている鬼だー!おまえ等の親分に貢ぎ物がある!入ってもかまわないか!?」
・・・・・・ホンモノノオニダゾ ドウスル ウーム イクカ ドウスル
・・・・・・ザワザワ
悪鬼1「・・・・・・お前か?今、ここで騒いでいたのは?」ガサッ
悪鬼2「訳があって潜んでいたが、俺達はこの時間の見張りだ。大悪鬼様に貢ぎ物があるだと?」ガサッ
赤鬼「ああ、そうだ!門の見張りは二人だけか?門も開いていたし不用心だな」
悪鬼1「そうだ、今は特別なんでな。さぁこっちだ、さぞ立派な貢ぎ物なんだろうな?下手な貢ぎ物だと許さんぞ」
赤鬼「・・・・・・だそうだ、赤ずきん」スッ
悪鬼2「ん?お前何を言って・・・」
ズダーン ズダーン
赤鬼「グワッハッハー!俺は鬼ヶ島の噂を聞きつけて悪鬼の仲間入りをしようとしている鬼だー!お前ら宝物をよこせー!
」
キモオタ「ひー!怖いですぞー!」ドスドスドス
ティンカーベル「宝物をおいて逃げようー!わー!」トテトテ
赤鬼「グワッハッハー!こいつを手みやげに、悪鬼の親分様に取り入ろう!きっと俺を重用してくれるだろう!グワッハッハー!」
赤ずきん「・・・・・・」
桃太郎「・・・・・・」
犬猿キジ「・・・・・・」
赤鬼「おーい!誰かいないのか!俺は悪鬼の仲間入りを考えている鬼だー!おまえ等の親分に貢ぎ物がある!入ってもかまわないか!?」
・・・・・・ホンモノノオニダゾ ドウスル ウーム イクカ ドウスル
・・・・・・ザワザワ
悪鬼1「・・・・・・お前か?今、ここで騒いでいたのは?」ガサッ
悪鬼2「訳があって潜んでいたが、俺達はこの時間の見張りだ。大悪鬼様に貢ぎ物があるだと?」ガサッ
赤鬼「ああ、そうだ!門の見張りは二人だけか?門も開いていたし不用心だな」
悪鬼1「そうだ、今は特別なんでな。さぁこっちだ、さぞ立派な貢ぎ物なんだろうな?下手な貢ぎ物だと許さんぞ」
赤鬼「・・・・・・だそうだ、赤ずきん」スッ
悪鬼2「ん?お前何を言って・・・」
ズダーン ズダーン
326: オプ速さん 2015/01/08(木)22:42:46 ID:dKH
悪鬼1「ぐあっ・・・!」ドサッ
悪鬼2「くっそ・・・!」ドサッ
赤ずきん「なんでもやってみるものね・・・絶対失敗すると思ったけれど」ガシャ
キモオタ「赤鬼殿なかなか演技派ですなwww」コポォ
赤鬼「とりあえず門の見張りは倒したが・・・この様子じゃあ中も一筋縄じゃあいかないぞ?」
ティンカーベル「大丈夫だよ!ほかの鬼もこんな感じでしょ?余裕すぎるよ!」
キモオタ「ですなwww鬼ヶ島の鬼も大したことないですなwww」コポォ
ユラリッ
悪鬼3「・・・・・・ほう?そいつぁ心外だなぁ?」ガシッ
桃太郎「・・・キモオタ!おのれっ!近くに潜んでいたか!?」
キモオタ「ブヒイイイィィィ!?」
ティンカーベル「キモオタが捕まった!キモオタを離せー!」ポカポカ
悪鬼3「貴様らがあのアリスとかいうガキの言っていた桃太郎の一行か・・・」
赤ずきん「・・・そう簡単にはいかないってことね」ガシャ
桃太郎「・・・・・・そのようだ」チャキ
赤鬼「むぅ・・・やるしかないな!」グワッ
スウッ
悪鬼3「お前らあああぁぁぁ!客が来たぞおおぉぉ!!丁重に相手してやれえええぇぇぇ!!」グオオォォォ
悪鬼2「くっそ・・・!」ドサッ
赤ずきん「なんでもやってみるものね・・・絶対失敗すると思ったけれど」ガシャ
キモオタ「赤鬼殿なかなか演技派ですなwww」コポォ
赤鬼「とりあえず門の見張りは倒したが・・・この様子じゃあ中も一筋縄じゃあいかないぞ?」
ティンカーベル「大丈夫だよ!ほかの鬼もこんな感じでしょ?余裕すぎるよ!」
キモオタ「ですなwww鬼ヶ島の鬼も大したことないですなwww」コポォ
ユラリッ
悪鬼3「・・・・・・ほう?そいつぁ心外だなぁ?」ガシッ
桃太郎「・・・キモオタ!おのれっ!近くに潜んでいたか!?」
キモオタ「ブヒイイイィィィ!?」
ティンカーベル「キモオタが捕まった!キモオタを離せー!」ポカポカ
悪鬼3「貴様らがあのアリスとかいうガキの言っていた桃太郎の一行か・・・」
赤ずきん「・・・そう簡単にはいかないってことね」ガシャ
桃太郎「・・・・・・そのようだ」チャキ
赤鬼「むぅ・・・やるしかないな!」グワッ
スウッ
悪鬼3「お前らあああぁぁぁ!客が来たぞおおぉぉ!!丁重に相手してやれえええぇぇぇ!!」グオオォォォ
327: オプ速さん 2015/01/08(木)22:55:41 ID:dKH
ざわざわ ざわざわ
ざわざわ ざわざわ
悪鬼3「さぁ、こいつらの相手は直に来る。お前は牢にぶち込んでやろう」
キモオタ「ブヒイイイィィィ!も、桃太郎殿!我輩に構わず大悪鬼を倒すのですぞ!」
桃太郎「キモオタ・・・!」
悪鬼3「そこの妖精もついでだ」グイッ
ティンカーベル「だから羽根を掴むな!やめろバカー!」ジタバタ
赤ずきん「・・・・・・行くわよ」
桃太郎「し、しかしだな!」
赤ずきん「不幸中の幸いだけど・・・ティンカーベルがいればキモオタはなんとかなるわ。ここで私達がまとめてやられたらそれこそどうにもならなくなるもの」ボソッ
赤鬼「辛いが・・・今は目の前の敵に集中だ、桃太郎」ボソッ
桃太郎「・・・・・・分かった。来るぞ・・・!ここで立ち止まっていては囲まれる!敵の中を突っ切るつもりで走れ・・・!」
犬「いくよ!猿!キジ!」
猿「偉そうにすんな!言われなくても行くわ!」
キジ「空からの案内は任せろ!聞きこぼすなよ!」
赤鬼「赤ずきん!オイラの肩に乗れ!一気に突っ切るぞ!」
赤ずきん「えぇ、任せるわよ。・・・キモオタ、ティンク・・・!あとで必ず、会いましょう」
悪鬼3「ふん、後が貴様等にあればな・・・」
キモオタ「ブヒイイイィィィ!約束ですぞぉぉぉ!」
ティンカーベル「頑張ってね!赤ずきん!赤鬼!桃太郎!みんなー!」ジタバタ
ざわざわ ざわざわ
悪鬼3「さぁ、こいつらの相手は直に来る。お前は牢にぶち込んでやろう」
キモオタ「ブヒイイイィィィ!も、桃太郎殿!我輩に構わず大悪鬼を倒すのですぞ!」
桃太郎「キモオタ・・・!」
悪鬼3「そこの妖精もついでだ」グイッ
ティンカーベル「だから羽根を掴むな!やめろバカー!」ジタバタ
赤ずきん「・・・・・・行くわよ」
桃太郎「し、しかしだな!」
赤ずきん「不幸中の幸いだけど・・・ティンカーベルがいればキモオタはなんとかなるわ。ここで私達がまとめてやられたらそれこそどうにもならなくなるもの」ボソッ
赤鬼「辛いが・・・今は目の前の敵に集中だ、桃太郎」ボソッ
桃太郎「・・・・・・分かった。来るぞ・・・!ここで立ち止まっていては囲まれる!敵の中を突っ切るつもりで走れ・・・!」
犬「いくよ!猿!キジ!」
猿「偉そうにすんな!言われなくても行くわ!」
キジ「空からの案内は任せろ!聞きこぼすなよ!」
赤鬼「赤ずきん!オイラの肩に乗れ!一気に突っ切るぞ!」
赤ずきん「えぇ、任せるわよ。・・・キモオタ、ティンク・・・!あとで必ず、会いましょう」
悪鬼3「ふん、後が貴様等にあればな・・・」
キモオタ「ブヒイイイィィィ!約束ですぞぉぉぉ!」
ティンカーベル「頑張ってね!赤ずきん!赤鬼!桃太郎!みんなー!」ジタバタ
328: オプ速さん 2015/01/08(木)22:57:26 ID:dKH
今日はここまで
キモオタとティンカーベル、捕まる。
桃太郎編 次回に続きます
キモオタとティンカーベル、捕まる。
桃太郎編 次回に続きます
333: オプ速さん 2015/01/09(金)06:21:16 ID:mr5
334: オプ速さん 2015/01/09(金)09:11:36 ID:iVS
>>333
それキジちゃう、ツバメやwww
それキジちゃう、ツバメやwww
335: オプ速さん 2015/01/09(金)09:38:43 ID:PJd
>>333
ワロタwww
ワロタwww
336: オプ速さん 2015/01/09(金)10:15:50 ID:304
>>333
なんか見覚えある奴が混じっとるwwwバットで戦うんかなwww
あと題名○○○なさいって書いてあるのは分かるけど、○○○が分からない……
338: オプ速さん 2015/01/09(金)11:14:46 ID:mr5
>>336
>あと題名○○○なさいって書いてあるのは分かるけど、○○○が分からない……
今からウン年以上前に「ツヨシしっかりしなさい」というアニメがありましてね…
>あと題名○○○なさいって書いてあるのは分かるけど、○○○が分からない……
今からウン年以上前に「ツヨシしっかりしなさい」というアニメがありましてね…
337: オプ速さん 2015/01/09(金)10:18:58 ID:aJ7
>>333
つば九郎じゃねえかwww
つば九郎じゃねえかwww
343: オプ速さん 2015/01/10(土)09:45:10 ID:3vc
>>333
よくよく見るとプロゴルファーが混じってるんですがそれは…
よくよく見るとプロゴルファーが混じってるんですがそれは…
339: オプ速さん 2015/01/09(金)16:11:11 ID:9gd
猿も銀もしっかりしなさいも全部わかる世代は限られるわな
344: オプ速さん 2015/01/10(土)11:12:06 ID:fql
更に言うと犬は奥羽の総大将にして絶・天狼抜刀牙の使い手なんですがそれは…
345: オプ速さん 2015/01/10(土)12:44:22 ID:lJo
誰も本編の話してなくてワロタwww
1002: オプ速さん 20XX/03/05 02:02:02 ID:XXXXXXX
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