1: オプ速さん 2015/01/20(火)19:48:48 ID:eQD
シンデレラの世界 魔法使いの館

・・・

シンデレラ「送ってくださってありがとうございます。帰りは・・・そうですね、午後4時頃に来ていただけますか?」

馬車の運転手「かしこまりました。その頃にお迎えにあがります」ペコッ

キモオタ「流石はwww王妃殿www送迎に馬車がでるとはwww」コポォ

ティンカーベル「キモオタ!ひやかしちゃダメだよ!」

赤鬼「シンデレラの馬車はかぼちゃの馬車だって聞いたが・・・普通の木製だったな」

赤ずきん「それは舞踏会へ行くときの特別な馬車でしょう?」

シンデレラ「そうね、普段の移動には派手すぎるし、あれは魔法の馬車だから今は無いの」フフッ

キモオタ「さて、魔法使い殿の館に着いたことでござるし、早速訪ねますぞwww」

ティンカーベル「魔法使い、ちゃんと魔法具考えてくれたかな?」

シンデレラ「大丈夫、約束はきちんと守る人だから・・・考えてくれてますよ。じゃあノックしますね」コンコン
2: オプ速さん 2015/01/20(火)19:51:42 ID:eQD
過去スレ

シンデレラ編 裸の王様編
キモオタ「我輩がおとぎ話の世界に行くですとwww」ティンカーベル「そう」
http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1411567589/

泣いた赤鬼編
キモオタ「ティンカーベル殿!おとぎ話の世界に行きますぞwww」二冊目
http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1415360870/

マッチ売りの少女編
キモオタ「ティンカーベル殿!おとぎ話の世界に行きますぞwww」三冊目
http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1417340965/

桃太郎編
キモオタ「ティンカーベル殿!おとぎ話の世界に行きますぞwww」四冊目
http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1419508000/


これまでのあらすじ
キモオタは現実世界に住む気持ち悪いオタクだよ!
ある日突然、妖精のティンカーベルと出会ったよ!
おとぎ話の消滅を防ぐためにいろんなおとぎ話の世界を旅してるよ!
遂に黒幕の正体を突き止めたよ!
黒幕の企みは絶対に阻止するよ!

9: オプ速さん 2015/01/20(火)20:06:09 ID:eQD
ガチャッ

魔法使い「よく来た、さぁ上がりなさい。廊下の突き当たりの部屋だ、ソファに腰掛けて待っておれ」

ティンカーベル「なんだかドキドキするね!新しい武器楽しみだなー」

キモオタ「そうですなwww我輩は特技を披露することになってますからなwww同様にドキドキですぞwww」

魔法使い「シンデレラ、新しい紅茶補充しておいたからね。人数分頼めるかい?」

シンデレラ「はーい。魔法使いさんは今日もノンシュガーですか?」

魔法使い「うむ、だが今日は子供もおるのだし、シュガーポットも持ってきとくれ」

シンデレラ「はい、じゃあ持って行きますね」

赤ずきん「魔法使い。私、砂糖無くても大丈夫よ」

魔法使い「そうかい?まぁいい、どうせティンカーベルは山ほど砂糖入れるんじゃろ?」

ティンカーベル「入れるよ!シュガーポットに紅茶入れてもいいくらいだよ」

キモオタ「ちょwww甘党ですなティンカーベル殿www」

10: オプ速さん 2015/01/20(火)20:16:40 ID:eQD
シンデレラ「はい、どうぞ」ニコッ

赤鬼「おぉ、すまんな」

キモオタ「なんというか手慣れておりますなwww魔法使い殿がノンシュガー派というのも知っていたようでござるしwww」

シンデレラ「実はよく来るんですよ。頻繁に魔法使いさんからお茶会のお誘いが・・・」

ゲフンゲフン

魔法使い「シンデレラ、余計なことは言わなくてよろしい。さて・・・本題に入ろう、飲みながらで構わないから聞いとくれ」

ティンカーベル「仲が良いんだね、親子よりもっと年が離れてるのに」

キモオタ「いやいやwww魔法使い殿はシンデレラ殿が可愛いのでござろうwww娘のような存在というかそういう奴でござろうwww」

魔法使い「・・・・・・まぁよい。否定はせん」

シンデレラ「うふふ」

魔法使い「まずは赤ずきんと赤鬼からだ・・・」

15: オプ速さん 2015/01/20(火)20:30:19 ID:eQD
魔法使い「まず赤ずきん、お前の武器は魔法のマスケット・・・だったな」

赤ずきん「えぇ、私の魔法具の一つね。魔力による銃弾の自動リロード、銃弾はほぼ無限に発生するから間髪なく連射することも、理屈では可能よ」

キモオタ「理屈では・・・実際はできないのでござるか?」

赤ずきん「ええ、実際にやるとなると・・・私の体が耐えられない、反動を抑えきれないのよ。だから私は基本的に単発か・・・三発程度、集中した場所に撃ち込むようにしているけれど」

魔法使い「うむ、その補助ができる魔法具。こんな物を考えたのだが、本人に見て貰おう・・・ほれ、計画案だ赤ずきん」スッ

赤ずきん「・・・・・・」ジッ

赤鬼「どうだ?思ったようなもの、作ってもらえそうか?」

赤ずきん「いいえ、想像以上よ。魔法使い、失礼を承知で言うけれど本当にこんな魔法具を作れるの?」

魔法使い「作れるからお前に計画案を見せたんだ。もちろん必要な素材でワシの手元に無いものは集めてもらう。その端に書いてあるだろう・・・構わんな?」

赤ずきん「ええ、もちろん。必ず集めてくるわ」

魔法使い「うむ、よろしい。では、もうひとつお前に渡しておこう・・・」スッ

赤ずきん「これは・・・?」

魔法使い「【赤ずきん】のおとぎ話、その内容が書いてある」

16: オプ速さん 2015/01/20(火)20:43:12 ID:eQD
赤ずきん「私のおとぎ話の内容・・・」

キモオタ「そんなものwww今更渡さなくても知っているのでは無いですかなwww」

ティンカーベル「バカキモオタ!赤ずきんがなんで旅してるか忘れたの!?」

キモオタ「ファッ!?そういえば・・・!申し訳ない赤ずきん殿www」

赤ずきん「・・・いいのよ。確かに、おばあちゃんはいろんなおとぎ話を私に教えてくれたけど、【赤ずきん】の結末がどうなるかは聞いていなかったもの。それまでに消えてしまったからね」

魔法使い「知っておきなさい。役に立つだろう。それと・・・お前は魔法具をいくつ持っている?」

赤ずきん「今は・・・三つよ。何故?」

魔法使い「アリスは魔法具を集めている、あまり多くなるとその標的にされるかもしれぬからな・・・」

赤ずきん「問題ないわ、それを退けるために力をつけるのだから」

魔法使い「うむ、では素材が集まったら持ってきなさい。すぐ制作に取りかかってやるでな・・・次は、赤鬼だ」

赤鬼「オイラか・・・?」

17: オプ速さん 2015/01/20(火)20:51:24 ID:eQD
赤鬼「オイラは魔法具頼んでないぞ?」

魔法使い「うむ、そうだ。お前には魔法具は必要無い・・・必要なのはお前の中にいるもう一人の鬼を御する力だ」

キモオタ「もう一人の鬼・・・!」

ティンカーベル「鬼神!鬼神のことでしょ!?」

赤ずきん「・・・・・・」

シンデレラ「・・・?」

魔法使い「鬼神というのか。その鬼の持つ能力は絶大な力をお前に与えるだろう・・・その鬼神の力を我が物にするのだ、赤鬼」

赤鬼「・・・・・・しかし、だな」

赤ずきん「魔法使い、それは駄目よ。鬼神は人間への憎悪の固まり・・・平和を望む赤鬼が手を出していい能力じゃない。それにそんな事を続けていたらいつ赤鬼が乗っ取られるかわからない」

キモオタ「それはいけませんな・・・マンガやアニメでは凶悪な第二人格はセオリーではありますがな・・・」

ティンカーベル「ダメダメ!危険が大きすぎるよ!」

魔法使い「まぁまぁ落ち着け、ワシは何も赤鬼に危険を冒せと言っているわけではない。御する力を手に入れろといっているのだ」

21: オプ速さん 2015/01/20(火)21:03:42 ID:eQD
赤鬼「御する力・・・?」

鬼神(御スル力・・・面白イ事ヲ言ウ老婆ヨ・・・!)

赤鬼「・・・!?」ガタッ

赤ずきん「どうしたの、赤鬼?」

赤鬼「いや、なんでもねぇんだ・・・魔法使い、続けてくれ」

赤鬼(何故、お前が話しかけてくるんだ・・・!ここは鬼ヶ島じゃない、人間への憎しみはここに蠢いていないはずだろう!)

鬼神(ソウダ、ダガ鬼ヶ島デ実体化スル事ニヨリ、憎悪ヲ吸収シ・・・我ノ能力ハ増シテオルノダ)

赤鬼(・・・なんだと!?)

鬼神(ソウ身構エルナ、残念ダガ貴様ノ許可無ク身体ニ乗リ移ル事ハ出来ヌ・・・ダガイツデモ呼ブガイイ)

鬼神(我ハ貴様自身、貴様ハ我ナノダカラナ・・・クックック)

赤鬼(・・・・・・)

魔法使い「おい、赤鬼。聞いているのか?」

赤鬼「お、おお、すまん。聞いてなかった」

22: オプ速さん 2015/01/20(火)21:12:19 ID:eQD
魔法使い「その鬼神を御するにはお前自身の成長が必要だ・・・悪しき力に飲み込まれぬ強い精神と身体・・・こればっかりはおまえが自分自身で手に入れるしかない」

赤鬼「鬼神に乗っ取られない強い精神・・・」

魔法使い「急いではならん、鍛練を重ねつつ・・・様々なおとぎ話を旅するのがいいだろう。いくつかおとぎ話を書き連ねておいた、これを参考に行き先を決めよ」スッ

赤鬼「わかった・・・えっと・・・」スッ

赤ずきん「・・・私にも見せてちょうだい、赤鬼。あなたひとりじゃあ世界移動できないでしょう?私も付き合うわよ」

赤鬼「まぁそうなんだが・・・いいのか?お前は素材集めがあるだろう」

赤ずきん「いいのよ、同時にこなすもの。あなた一人にしたらまた鬼神を呼び出したりして無茶するでしょう?・・・平気よ、私はもう足を引っ張らないように努力するもの」

赤鬼「おう、じゃあこれからも一緒の旅だな、赤ずきん」ニカッ

赤ずきん「ええ、よろしくね赤鬼」

23: オプ速さん 2015/01/20(火)21:30:53 ID:eQD
魔法使い「次にティンカーベルだが・・・」

ティンカーベル「はいはい!待ってた!私の武器!」ワクワク

魔法使い「とりあえず、スリングショット本体はなんとかなりそうだ、強い硬度の鉱石が欲しい。お前達の友人にいただろう、【裸の王様】の・・・あの者に頼んでおいてくれ」

ティンカーベル「裸王ね!オッケー!でさでさ!玉のほうはどうかな?魔法の玉できそう?」

魔法使い「結論からいうと可能だが、強力なものほど素材の希少性も上がってくる。リストを作っておいたからその中から欲しい玉の素材を持ってくるといい」スッ

ティンカーベル「わーい!・・・おぉ!いろんな種類あるよ!『皮膚が非常にかぶれる玉』『当てた相手の動きを拘束する玉』・・・ワクワクする!」

キモオタ「どれどれwww本当ですなwww『着弾と同時に爆音の鳴る玉』・・・ティンカーベル殿!これ見たでござるか!?すごいでござるよ!『着弾地点から一定距離を絶対零度にする玉』!」

ティンカーベル「なにそれすごい!ねぇねぇ!これ海も凍る!?」

魔法使い「海・・・部分的だが凍るは凍るが・・・」

ティンカーベル「これにしよ!これにしようよキモオタ!」ワクワク

魔法使い「馬鹿者、必要な素材をよく見てみろ」

キモオタ「どれどれ・・・『必要素材:悪魔の鏡の破片。雪の女王の精製した雪の結晶』・・・?」

24: オプ速さん 2015/01/20(火)21:43:20 ID:eQD
ティンカーベル「えーっ!?そんなの無理じゃん!【雪の女王】の世界に行っても手にはいるわけないじゃん!」プンスカ

キモオタ「ああwwwあれでござろうwwwアナと雪の」

ティンカーベル「それじゃない方!それの原作の方だよ!魔法使い意地悪で書いたでしょこれ!」プンスカ

魔法使い「なんでそうなるんじゃい。可能性のある物を全部書いたにすぎん。まぁその玉は無理だろう」

シンデレラ「あっ、でもこれなら手伝えるよ、ティンクちゃん。『猛烈な速度で飛んでいく玉。必要素材:ガラスの靴を打ち鳴らした音色』」

赤鬼「赤ずきん、裸王のとこの鉱石はお前の魔法具の材料でもあるんだし一緒にとってきてやればいいんじゃないか」

赤ずきん「そうね、構わないわよ」

ティンカーベル「じゃあそれはお願いする!あとは・・・えっと」

魔法使い「まぁ、ワシが備蓄しとる素材でできるもんは作ってやる、できたらシンデレラに届けさせるから楽しみにしておれ」

ティンカーベル「わかった、かっこいい奴ね!」

魔法使い「最後はキモオタだが・・・」

28: オプ速さん 2015/01/20(火)21:49:21 ID:eQD
キモオタ「ついに我輩の番ですなwww」

魔法使い「お前は特技をみてから決めるという事だったな・・・」

キモオタ「遂に我輩の特技が火を噴きますぞwwwさてwwwこのくらいの広さがあればいいでござるかなwww」グッグッ

魔法使い「なんじゃ火を噴くって、まぁいいからやってみせるがいい」

ティンカーベル「・・・・・・」

赤鬼「ティンカーベルは知ってるのか?キモオタの特技」

ティンカーベル「・・・昨日練習してるの、こっそり見た」

赤ずきん「なんでちょっと元気がないのかしら、ティンク?」

ティンカーベル「・・・・・・」

キモオタ「さーて!wwwいきますぞwwwスマホでござるが・・・ミュージックスタートですぞwww」パキパキッ フリフリフリフリ

魔法使い「・・・・・・なんじゃあの光る棒」

キモオタ「サイリウムですぞwww」コポォ

31: オプ速さん 2015/01/20(火)21:58:02 ID:eQD
ズンダッダッダダッダー♪

キモオタ「今日はお気に入りのアイドルソングのオタ芸を・・・ティンカーベル殿推しアレンジでお送りするでござるよwww」ドゥフコポォ

ティンカーベル「・・・・・・」

ズンズンダッダダッダ-♪

キモオタ「ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!」サイリウムフリフリ

赤鬼「・・・・・・」

ズンズンダッダダッダ-♪

キモオタ「ハイハイ!ハイハイ!ウオォォォ!」サイリウムフリフリ

シンデレラ「・・・・・・」

ズンズンダッダダッダ-♪

キモオタ「ティンカーベル殿ー!ラブリィィィー!」サイリウムフリフリフリ

赤ずきん「・・・・・・」

ズンズンダッダダッダ-♪

キモオタ「超絶可愛いティンカーベル殿オォォォ!」サイリウムフリフリフリ

魔法使い「・・・・・・」

キモオタ「ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!ティンカーベル殿オォォォ!」サイリウムフリフリフリ

ティンカーベル「・・・・・・」

34: オプ速さん 2015/01/20(火)22:05:41 ID:eQD
ジャジャーン♪

キモオタ「ドゥフwwwどうでしたかなwww我輩の唯一の運動系特技、オタ芸はwwwティンカーベル殿推しアレンジwwwこれなかなかクオリティ高いでござろうwww」コポォ

シンデレラ「わ、わー!す、すごかったです!」パチパチ

赤ずきん「ええ、ある意味凄まじかったわね」

赤鬼「お、おう・・・機敏な動きだったよな・・・」

ティンカーベル「・・・・・・」

キモオタ「どうしましたかなwwwティンカーベル殿www感動のあまり声もでませんかなwww」

ティンカーベル「・・・・・・」スッ

キモオタ「なんで黙っているのでござるかwwwというかwwwいつもより距離遠くありませんかなwww」コポォ

ティンカーベル「・・・・・・」プイッ

キモオタ「ちょwwwティンカーベル殿wwwマジヒキではござらんかwww」コポォ

魔法使い「ふむ、まぁ・・・かけ声はアレだったが・・・ふむ・・・」

魔法使い「使えんこともないぞ、その特技」

35: オプ速さん 2015/01/20(火)22:15:05 ID:eQD
ティンカーベル「えぇ!?なんで!?あんなにキモいんだよ!?あんなの魔法具にしていいの!?」

キモオタ「ちょwwwティンカーベル殿www本人を前にしてwww」

ティンカーベル「いいよ!あの機敏な踊りはね!テレビのcmでもやってたもんね?あれはすごいと思うよ?あれだけ動けて逆にすごいよ!でもその私アレンジは本当やめてよ!見てるこっちが恥ずかしいよ!」

魔法使い「まぁそれには同意だが・・・まぁ落ち着けティンカーベル」

赤ずきん「まぁティンクの気持ちを考えると、無いわね」

赤鬼「なんだ、これ言ってもいいのか・・・?ならまぁ、うん、オイラも無いかなとは思ったな」

シンデレラ「えっと、私はそんなに嫌いじゃないですよ?ティンクちゃんかわいいからその気持ちわかります。けど、なんというか・・・」

キモオタ「ちょwww散々wwwなwww評価www」

36: オプ速さん 2015/01/20(火)22:30:33 ID:eQD
魔法使い「だが、単純に機敏な動き、左右のバトンの残光、これを利用すればいいわけだ・・・」

ティンカーベル「何を作るの?剣?というかキモオタに魔法具あげてもいいの?」

キモオタ「それはいいでござろうwww根に持ちすぎですぞwww」

魔法使い「魔法の杖と言えばわかりやすいか・・・」

ティンカーベル「じゃあキモオタがいろんな魔法使うってこと?どうやって?」

魔法使い「そのサイリウムという道具を振ると残光が延びるだろう?その動きを利用して・・・残光を使って特定の動きをすることで魔法を呼び出すゲートを作り出す」

キモオタ「つまりどういうことですかなwww」

魔法使い「つまり、例えば『Aの魔法を使うにはサイリウムを円上に二回振る』と言ったように特定の光の動きと特定の魔法を結びつけて、使役する」

シンデレラ「サイリウムの動きで複数の魔法を使い分けるって感じですか?」

魔法使い「うむ、そうだな」

キモオタ「なんだかかっこいいでござるなwww我輩、魔法使いになるにはもうしばらく年齢を重ねる必要がありますがなwwwしかし複数の魔法が使えるとは嬉しいwww」

ティンカーベル「キモオタにはもったいない魔法具だよ・・・」ボソ

キモオタ「ちょwwwもう謝るでござるからwwwティンカーベル殿許していただきたいwww」

55: オプ速さん 2015/01/21(水)20:13:56 ID:4Uc
魔法使い「とにかく、キモオタの新しい武器に関しては作り始めておこう。しばらく時間を貰うよ」

ティンカーベル「あれ?キモオタの魔法具は素材集めなくてもいいの?」

赤ずきん「そういえばそうね・・・私やティンクの魔法具とは性質が違うのかしらね?」

魔法使い「もうキモオタはその魔法具の使用に必要な物を持っているのでな・・・あとは器をこさえるだけだ」

キモオタ「我輩がすでにもっている物・・・ですかな?」

魔法使い「そうさ。お前の魔法具『おはなしウォッチ』と連動した武器になるからね。まったくのゼロから魔法具を作る訳じゃないから多少は簡単なのさ」

キモオタ「なるほどwwwおはなしウォッチ零式ですなwww」

魔法使い「なんじゃい零式て、なんで退化させとるんだお前は・・・」

キモオタ「正統進化でござるwww」

魔法使い「まぁいい、これで各々への話は終わったね・・・」

57: オプ速さん 2015/01/21(水)20:23:50 ID:4Uc
魔法使い「おとぎ話を消滅させ、魔法具をかき集めるアリスとドロシー達・・・理由ははっきりせんが、魔法のランプを狙っているのであればろくなことじゃないのは確かさね」

魔法使い「話を聞いた限りでは、今のお前達では太刀打ちできんままだろう・・・今は直接対決は避けて、爪を研ぐときだ」

魔法使い「焦らずに、確実に力を付けていきな・・・!ワシもできる限りのサポートはしてやろう。さぁ、自分のやるべきことはわかっとるな?」

赤ずきん「えぇ、私は魔法具の素材集め。それともう足手まといにならないように、ドロシーに勝つために・・・もっともっと強くなる」

赤鬼「オイラもだ。強くなるために・・・鬼神に負けない強い精神と肉体を作る・・・そのために鍛錬と旅を続ける」

シンデレラ「私は旅をしている訳ではないけど・・・戦いになっても戦力になれるように・・・ガラスの靴を使いこなせるように・・・訓練します!」

ティンカーベル「素材集めもするけど、もう戦えないまま負けちゃうなんて嫌だもん!強くてかっこいい妖精になるよ!」

キモオタ「ですぞwwwそしてアリス殿ドロシー殿の企みを防ぎ・・・おとぎ話の世界を救いますぞ!」

魔法使い「うむ、では各々・・・できる限りの力を尽くすようにな」

60: オプ速さん 2015/01/21(水)20:38:15 ID:4Uc
赤ずきん「さて、出発しましょうか赤鬼」ガタッ

赤鬼「うむ、構わんぞ・・・シンデレラ、茶ごちそうさま」ガタッ

シンデレラ「もう行くんですか?少しゆっくりしていっても・・・」

赤ずきん「いいえ、私は少しでも早くドロシーの力に追い付きたい・・・!そのためにはゆっくりしてなんていられないわ、ごめんなさいねシンデレラ」

魔法使い「ふむ、それもよかろう。だが、あまり焦らぬ事だ。先ほども言ったが確実にとって力を付けていくことを優先するんだぞ」

赤ずきん「ええ、大丈夫よ。魔法使い、いろいろありがとう。魔法具の事も、赤鬼の事も」

魔法使い「なに、次々とおとぎ話が消えてしまえばこの世界だって危うい、お前達の手助けをすることくらいなんてことないことだ」

赤鬼「うし、じゃあなティンクキモオタ!またいつでも呼んでくれよ!オイラ達に遠慮なんかしなくていいからな!」

赤ずきん「そうね、お互い進む先は違うけれど・・・目的は一緒よ。必ずドロシーとアリスの企みを・・・阻止しましょう」

ティンカーベル「もっちろんだよ!」

キモオタ「ですなwww二人とも体に気をつけてwww」

赤ずきん「ええ、あなたもね。それじゃあ、また会いましょう」ニコッ



赤ずきん「ずきんよずきん、魔法のずきん・・・私達を【裸の王様】の世界へ連れて行って頂戴」

ヒュン

62: オプ速さん 2015/01/21(水)20:56:03 ID:4Uc
ティンカーベル「赤ずきん張り切ってたね!私達も行こう!」

キモオタ「ちょwwwまだ王妃がいれてくれた紅茶がwww」ズズズー

ティンカーベル「もぉー!早く早く!」

シンデレラ「ティンクちゃん達がこれから行く先って確か、大鬼さんと約束したっていう・・・」

キモオタ「ですなwww【アラビアンナイト】のおとぎ話の主人公、シェヘラザード殿に大鬼殿からの伝言を伝えなければなりませんからなwww」

ティンカーベル「そうそう!だからまずは【アラビアンナイト】の世界に行くよ!」

魔法使い「うむ・・・それが容易ければいいのじゃが・・・」ボソッ

キモオタ「さて、出発前に・・・シンデレラ殿にはこれを差し上げますぞwwwここにくる前に買ってきたのでござるwww」スッ

シンデレラ「私にプレゼントですか?えっと・・・入門書ですか、ムエタイ、テコンドー、カポエイラ・・・?」

ティンカーベル「シンデレラ、ガラスの靴があるからちょうどいいと思って買って貰ったの!あげるよ!」ニコッ

シンデレラ「ふふっ、キモオタさんティンクちゃん、ありがとう。じゃあ頑張って練習しなくちゃね」ニコッ

魔法使い「ワシとしてはおとなしくしていてほしいんじゃが・・・致し方あるまい・・・」フゥ

63: オプ速さん 2015/01/21(水)21:01:58 ID:4Uc
魔法使い「では、キモオタにティンカーベル・・・くれぐれも無理せず油断せずに行くがよい【アラビアンナイト】はアリスやドロシーも目を付けているだろう・・・なにが起こってもおかしくない」

ティンカーベル「うん!頑張るよ!だから魔法使いはちゃんと私の魔法具頑張って作ってね!」

魔法使い「わかったわかった、早く行きなティンカーベル」

シンデレラ「ティンクちゃん、また今度お話ししようね」フリフリ

ティンカーベル「うん!約束!・・・じゃあキモオタ、準備はいいよね?」

キモオタ「もちろんですぞwww」

ティンカーベル「じゃあ行くよ!張りきって行くよー!」フンス

ティンカーベル「【アラビアンナイト】の世界へ!」

キィィィィィィン

キモオタ「ぶひぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!」ヒュォォ

ヒュン

65: オプ速さん 2015/01/21(水)21:09:34 ID:4Uc
キィィィィィィン

キモオタ「ブヒィィィ!?」ドズサァァァー

ティンカーベル「よし!到着・・・って、あれ!?」



魔法使い「・・・・・・なにしとるんだ、キモオタ。盛大に転けおって」

シンデレラ「あれ、ティンクちゃん・・・なにか忘れ物?」

ティンカーベル「えっ?なんでなんで!?ここ、魔法使いの家だよね?」

キモオタ「ちょwww移動できてないではござらんかwww我輩、顔面スライディング損なのでござるがwww」コポォ

ティンカーベル「おかしいなぁ・・・もう一回!次は失敗しないから!」フンス

キモオタ「頼みますぞwww」

魔法使い「・・・・・・」

シンデレラ「ふふ、気をつけてねティンクちゃん」ニコッ

ティンカーベル「うん!じゃあ今度こそ・・・!【アラビアンナイト】の世界へ!」

キィィィィィィン

キモオタ「ぶっひゃああぁぁぁ!!」

ヒュン

66: オプ速さん 2015/01/21(水)21:16:45 ID:4Uc
キィィィィィィン

キモオタ「ぶひぃぃぃぃぃ!!!ぶっひゃぁぁ!!」ドンガラガッシャー

ティンカーベル「今度こそ・・・!」ガバッ

シンデレラ「えっと・・・おかえりなさい」

ティンカーベル「んもぉー!なんでうまくいかないの!?」

魔法使い「・・・・・・これは、もしかすると・・・」フーム

ティンカーベル「キモオタ!もっかい!もっかいやるよ!ほら早く立って!」

キモオタ「い、いやティンカーベル殿、これ何かおかしいでござるよ・・・焦らず原因を突き止めてから・・・」ボロボロ

ティンカーベル「いいから!行くよ!【アラビアンナイト】の世界へ!」キィィィィィィン

キモオタ「ちょ、我輩もう顔面打ちすぎてやばいのでござぶひぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!」

ヒュン

魔法使い「・・・・・・」

シンデレラ「・・・・・」

ヒュン

キモオタ「ぶひぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!」ガッシャーン

シンデレラ「お、おかえりなさい・・・」

68: オプ速さん 2015/01/21(水)21:26:22 ID:4Uc
ティンカーベル「・・・おかしい!なにかおかしいよキモオタ!」

キモオタ「だ、だからそう言ったでござるよ・・・」ゼェゼェ

シンデレラ「キモオタさん、もう満身創痍じゃないですか・・・お水持ってきます!」

魔法使い「ふむ・・・世界移動に失敗する原因・・・か、前回までは問題なかったんじゃな?心当たりはあるか?ティンカーベル」

ティンカーベル「ううん、無いよ?【桃太郎】まではいつもどおり飛べてた、怪我も病気もしてないしご飯も食べたし・・・心当たりもないけど・・・」

キモオタ「あれではござらんか・・・魔法使い殿が言っていたでござろう・・・結界・・・」ゼェゼェ

魔法使い「うむ、何者かが【アラビアンナイト】の世界に外部から進入できないように魔法で結界を張っているのかもしれんな・・・」

ティンカーベル「えーっ!?じゃあもうシェヘラザードの所に行けないの!?」

魔法使い「うむ・・・ティンカーベルの魔力では進入できない・・・ならば強力な魔力で結界を破ればあるいは・・・」

69: オプ速さん 2015/01/21(水)21:36:00 ID:4Uc
ティンカーベル「じゃあ魔法使いついてきてよ!魔法使いの魔力なら余裕でしょ?」

魔法使い「・・・・・・ならん」

ティンカーベル「えーっ!いいじゃん、困ってるんだよ・・・ちょっと一緒に来て結界壊してよ!大鬼との約束守りたいんだよ!」

魔法使い「・・・・・・苦手なんじゃ」

ティンカーベル「えっ?」

魔法使い「苦手なんじゃ。世界移動の魔法は、使うのもかけられるのも・・・」ボソッ

キモオタ「ちょwww魔法に苦手も何もないのではwww」

魔法使い「そんなことはない、ワシは変化の術はおとぎ話の中でも随一じゃが・・・世界移動の魔法はからっきし。かけられるのも苦手だ・・・無理をすればおそらく・・・」

魔法使い「魔力が暴走する」

ティンカーベル「そんなに!?大事だよそれ!」

魔法使い「魔力は時に精神状態に左右されやすいんじゃ・・・あまり言いたくなかったが、ワシに世界移動は無理じゃ・・・やってやれんこともないかもしれんが・・・」

キモオタ「いやいやwww無理しないでいただきたいwww」

ティンカーベル「でも、困ったね・・・これじゃ【アラビアンナイト】にいけないね」

70: オプ速さん 2015/01/21(水)21:51:32 ID:4Uc
魔法使い「そうじゃな、アラビアンナイトの世界には結界が張ってあり・・・それを上回る魔力の持ち主でないと世界移動はできない・・・」

シンデレラ「あの・・・他の方にお願いするというのはダメですか?魔法使いさんくらい魔力の強い方に」

キモオタ「なるほどwwwそれならば結界をすり抜けることもできそうですなwww」

ティンカーベル「でも他に魔法使いの知り合いなんかいないよ?どこにいるかもわかんないし・・・」

魔法使い「そうだな、魔法使いとは大体が人里離れた場所に住みたがる・・・探し出すのは困難かもしれんな」

シンデレラ「そうですか・・・いい案だと思ったんですけど・・・」

魔法使い「だが、居場所がはっきりしている魔法使いも中には居る。その魔法使いに頼めばあるいは・・・」

キモオタ「ほうwwwその魔法使いとはいったい何者ですかなwww」

魔法使い「うむ、ワシの得意魔法が変化の術ならその魔女は魔法植物の栽培が特技でな・・・会ったことは無いが屋敷の庭に広大な畑を持っているということらしい。
それに、あのおとぎ話には天空を引っ掻かんばかりの高い塔が建っておる・・・目印としては十分だ、どちらかを訪ねればその魔女に会えるだろう」

ティンカーベル「そのおとぎ話って・・・」

73: オプ速さん 2015/01/21(水)22:05:49 ID:4Uc
ティンカーベル「私、読んだことある!髪の毛がものっすごーく長いお姉さんが住んでるんだよね!?」

魔法使い「うむ、その通り。そこの魔法使いに事情を話し・・・【アラビアンナイト】への世界移動を頼めばいい。本来ならワシの役割だが・・・すまんな」

キモオタ「いやいやwww手段があってよかったですぞwww」

ティンカーベル「うん!その魔女が手伝ってくれるかどうかはわかんないけど・・・とりあえずそっちに行ってお願いしよう!」

キモオタ「そうですなwww」

ティンカーベル「じゃあ、今度こそいってきます!じゃあねシンデレラ、魔法使い!」

シンデレラ「うん、お願い聞いてくれるといいね!」

魔法使い「失礼の無いようにするんだぞ?魔女には気むずかしい奴もおおいでな」

ティンカーベル「うん、わかった!じゃあ行くよキモオタ!」

キモオタ「次こそは顔面スライディングは回避せねばwww」

ティンカーベル「じゃあ出発・・・!おとぎ話・・・【ラプンツェル】の世界へ!」

キィィィィィィン

キモオタ「ぶひぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!」

ヒュン

75: オプ速さん 2015/01/21(水)22:13:24 ID:4Uc
今日はここまで 間隔あくかもだけどちょいちょい書いていくからよろしくね

ラプンツェルといえば官能的な原作だけど、そのあたりは安心して読めるようにします。子供向け絵本だと性描写カットされてるのでそんな感じでいきます

ラプンツェルとアラビアンナイト編 次回に続きます

93: オプ速さん 2015/01/22(木)19:58:45 ID:tEO
 ラプンツェルの世界 町外れ 

キモオタ「ぶっひゃ!」スタン

ティンカーベル「到着・・・!今度はちゃんと移動できたね!」

キモオタ「ですなwwwここがおとぎ話【ラプンツェル】の世界というわけですなwww」コポォ

ティンカーベル「うんうん!でも今回はこのおとぎ話が消えそうだから来たんじゃなくて魔女に会いに来ただけだからなるべく余計なことしないようにしないといけないね」

キモオタ「と言うことは消えそうなにおいもしていないということですかな?」

ティンカーベル「大丈夫だよ、いまんところ消えそうなにおいはしてないかな」クンクン

キモオタ「それはなによりwwwでは魔女殿の居場所を探してみますかなwww広大の畑がある屋敷か高い塔のどちらかにいるんでしたかなwww」

ティンカーベル「その前に、このおとぎ話のおさらいしておこうか?キモオタまだ読んでないでしょ?」

キモオタ「そうですなwwwお願いしますぞwww」

96: オプ速さん 2015/01/22(木)20:28:59 ID:tEO
・・・

キモオタ「おさらいでござるwww【ラプンツェル】を知っているお主等も今回は出来れば目を通していただきたいwww」

ティンカーベル「なんで?知ってたらいいじゃん、読まなくても」

キモオタ「そうでござるけどwww何年か前に映画でやってたでござろうwwwデ●ズニーのwwwあれと元ネタのこれは全然内容違うのでwww」

・・・

ラプンツェル

あるところに夫婦がいました。
そこの奥さんはお腹に子供を授かっていて、ふと窓の外を見ると魔女の畑に沢山の野菜が青々と育っていて、それはとても美味しそうです。
奥さんが旦那さんに「あの美味しそうな野菜を食べなければ私は辛くてタヒんでしまう」というので旦那さんは夜中に魔女の畑に野菜を盗みに行きました。

しかし魔女にばれて捕まってしまいます、事情を話す旦那さんに魔女はいいました。
「それならばこの野菜はお前にやろう、ただしお前の奥さんが産んだ子供が女の子だったらワシが貰うが、構わないね?」
旦那さんはしかたなく承知しました。やがて生まれた子供は女の子だったため魔女に連れて行かれたのです

ラプンツェルと名付けられた娘は非常に美しく、背丈よりもずっとずっと長い髪の毛をもっていました。しかしラプンツェルは塔に閉じこめられていて外の世界を知りません。
ある日ラプンツェルが塔の高いところに一つだけある窓から歌を歌っているのを通りがかった王子は耳にします。しかし塔を訪ねようにも出入り口はどこにもありません。
何日か王子は通い詰めていくうちに、魔女が塔の下から叫びます
「ラプンツェル!お前の長い髪の毛をたらしておくれ」
すると塔の窓からするすると長くて美しい髪の毛が下がって来て、魔女はそれを伝って登っていきました。

王子は後にそれを真似して塔に上りました
初めて男の人を見たラプンツェルは驚きましたが優しい王子様と恋に落ちました。しかし魔女には内緒にしなければいけません。
しかし、ある日うっかり王子のことを魔女に話してしまったのです。

魔女は大激怒。ラプンツェルの髪の毛をジョキンと切り落とすと彼女を遠くの砂漠に置き捨ててしまいます。
そんなことを知らずに塔へ来た王子を魔女は激しく罵倒し、ラプンツェルにもう会えない事を知った王子は悲しみのあまり塔から転げ落ち、視力を失ってしまいました。

王子はそれでも這うようにラプンツェルを探し続けました。
しばらくの時が過ぎて、王子は遠く離れた土地でラプンツェルに再開します。再会を喜んだラプンツェルの涙が王子の目に降り注ぎ、王子は視力を取り戻しました

それから二人は王国へ帰り、いつまでも幸せに暮らしました

おしまい

・・・

キモオタ「ちょwww長いwww」

98: オプ速さん 2015/01/22(木)20:35:52 ID:tEO
ティンカーベル「って感じかな」

キモオタ「なるほどwwwというか塔の上から下まで届く髪の毛ってwww長すぎでござろうwww」コポォ

ティンカーベル「その長い髪のお姉さんがラプンツェル。このおとぎ話の主人公だね」

キモオタ「そして我々はラプンツェル殿を塔に閉じ込めた魔女殿に会いに行くわけでござるか・・・」

ティンカーベル「悪い魔女かな・・・閉じ込めた理由は知らないけど・・・ちゃんと手伝ってくれるかな・・・」

キモオタ「とりあえず魔女の館に行ってみますかなwww確か広大な畑があるとかwww」

ティンカーベル「そうそう、魔法植物だって魔法使いは言ってたけど・・・ちょっと空から見てみる!」ピュー

ティンカーベル「えっとねー・・・・・・あった!このままね、ずっとまっすぐの所に大きな畑のある建物があるよ!」

キモオタ「きっと魔女殿の館ですなwwwまずはそこを訪ねてみますかなwww」

99: オプ速さん 2015/01/22(木)20:44:34 ID:tEO
魔女の館

ティンカーベル「近くでみると大きいねー・・・畑もすっごく広いし」

キモオタ「これは相当な力をもつ魔法使いですぞwwwちょっとした中ボスがいるダンジョンレベルでござるよこれはwww」

ティンカーベル「でも・・・畑にはなーんにも育ててないみたいだね。館の方にも人の気配はないし・・・」ヒョコ

キモオタ「留守ですかな?ちょっと覗いてみるでござるwww」コポォ

ティンカーベル「うーん・・・薄暗くて見えないけど・・・なんだか蜘蛛の巣だらけで埃っぽいよ?もう誰も住んでいないのかも・・・引っ越しちゃったのかな?」

キモオタ「それは困りましたな・・・」

おっさん「・・・お前たち、そこで何をしている!?泥棒か!?」ザッ

キモオタ「ちちち違うでござるよ!我々は怪しいものではないですぞwwwぶひひwww」

ティンカーベル「そうだよ!ちょっと家の中を覗いてただけだもん!ね?」

キモオタ「ですぞwww」

おっさん「うむむ・・・覗きなんてしてる奴信用できんな・・・!」

100: オプ速さん 2015/01/22(木)20:54:29 ID:tEO
おっさん「まぁいい、まだなにもしてないみたいだからな。見ない顔だな・・・旅のものか?悪いことは言わねぇからこの館からは離れた方がいい」

キモオタ「なんでですかなwww」

おっさん「この館には悪名高い魔女が住んでいてな・・・森の奥へ引っ越して今は住んでいないがいつ戻ってくるかわからないし、どんな怪しい呪文がかけられているかわからん」

ティンカーベル「悪い魔女なの?ここに住んでいた人」

おっさん「ああ、なんでも隣人に生まれた赤ん坊を連れ去ったり・・・怪しい野菜を作ったり・・・とにかく悪い噂が多い。お前たちも関わらない方がいいぞ」

キモオタ「わかりましたぞwww」

おっさん「魔女なんてのは大体悪さをするもんだからな、得体の知れない呪術や道具を使ってな・・・俺達善良な市民はいい迷惑だ。きっと不可解な事件の大半はあいつの仕業だぞ」

ティンカーベル「でも、そんなの証拠が無いじゃん!」

おっさん「なんだお前は・・・まさか魔女の仲間か?」

キモオタ「そんなわけないでござるよwwwそれでは我々は失礼しますぞwww」ゴソゴソ

101: オプ速さん 2015/01/22(木)21:04:38 ID:tEO
・・・

キモオタ「ティンカーベル殿www気持ちはわかるでござるがああいうのにいちいち突っかかっていたらキリがありませんぞwww」

ティンカーベル「でもー・・・証拠もないのに魔女だからあいつが全部悪いー!とか、赤鬼の時と同じじゃん。鬼だから悪い奴だ、魔女だから怪しいって決めつけてさ、ああいうの大っ嫌いなんだよ!」

キモオタ「ああいう人達は困ったことを何かのせいにしたいだけなんですぞwwwだから鬼や魔女のせいにするんでござるよ、力や能力でかなわない相手でござるからなおさらでござるwww」

ティンカーベル「もー・・・まだ魔女に会えてすらいないのにいやな気持ちになっただけだよ・・・」

キモオタ「まぁまぁwwwとりあえずあの町にはいないみたいでござるしwww森の奥に引っ越したってことでござるし、塔の方へいってみるでござるよwww」

ティンカーベル「うん、そうしよっか。ここにいても仕方ないしね」

キモオタ「ですぞwww気を取り直していくでござるwww」

102: オプ速さん 2015/01/22(木)21:14:51 ID:tEO
森へと続く道

ティンカーベル「ところでさ、キモオタ。このおとぎ話の主人公のラプンツェルってどんな人かな?」

キモオタ「なんですかないきなりwww今回はラプンツェル殿に会うのは目的ではないでござるしwww会わないかもしれませんぞwww」

ティンカーベル「そうだけどさ!でも気にならない?ずーっと塔のなかです暮らしてて外を知らないってどんな感じかなー」

キモオタ「そうですなぁ・・・我々の世界にはテレビやネットがありますからな、引きこもってても外部の情報は入ってくるでござるが・・・」

ティンカーベル「おとぎ話の主人公を引きこもりと一緒にしないでよ!」

キモオタ「いやいや、世の引きこもりの方々も様々な事情がありますからな?ラプンツェル殿のように望まずに・・・それでも引きこもらざるを得ない理由がある場合もあるのでござる」

ティンカーベル「そうかもしれないけど・・・今は現実世界の引きこもりじゃなくてラプンツェルの話!」

キモオタ「そうでしたなwww」

103: オプ速さん 2015/01/22(木)21:28:29 ID:tEO
キモオタ「塔から出たことがないとなるとあれですな、いわゆる箱入り娘という奴ですなwww」

ティンカーベル「はこいりむすめ・・・なにそれ?お姉さんが箱の中に入るの?あのテレビでやってたボストンバックに入ってた芸人さんみたいな感じ?」

キモオタ「ちょwwwエスパー伊藤殿は関係ないでござるwww箱入り娘というのは親御さんに大事に大事に育てられた娘さんのことでござるよwww」

ティンカーベル「そういうことね、そうかもねー。私らのイメージはあれかなー・・・清楚で可憐なお嬢様!キモオタの国でいうところのヤマトナデシコ?っていうやつ」

キモオタ「なるほどwww確かにインドア系の娘さんはおしとやかなイメージがありますなwww」

ティンカーベル「料理が得意で運動は苦手なの!」

キモオタ「あるあるwww」

ティンカーベル「おっとりしててドジっ娘とか!」

キモオタ「誰の趣味でござるかそれはwwwまぁ確かにそんなイメージありますなwww」

105: オプ速さん 2015/01/22(木)21:42:22 ID:tEO
森の奥地 ラプンツェルの塔

ティンカーベル「うわー・・・おっきいねぇ・・・」ポケー

キモオタ「ちょwwwこwwwれwwwはwwwたwwwかwwwいwww」

ティンカーベル「本当にお空を引っ掻きそうなくらい高いね・・・」

キモオタ「上の方に小さな窓あるでござるけど・・・あそこからラプンツェル殿が髪を垂らすわけでござるか・・・どれだけ長いんでござるか」

ティンカーベル「もしも、もしもだよ?あんな高さから落ちたら間違いなく・・・」

ティンカーベル「タヒんじゃうね・・・」
キモオタ「タヒぬでござるな・・・」

キモオタ「王子殿はよく失明ですみましたな・・・」

ティンカーベル「でも今回私たちは魔女に会いに来たわけだし、塔に上らなくてもいいわけだし」

キモオタ「あれは・・・ティンカーベル殿、塔の下をみるでござる!」

ティンカーベル「あっ!あれ・・・魔女かな?塔の上の方みてる・・・」


魔女「・・・・・・」

106: オプ速さん 2015/01/22(木)21:52:03 ID:tEO
魔女「ラプンツェルや!ワシじゃよ!お前の髪をさげとくれ!」

ティンカーベル「ああやったらラプンツェルが髪の毛たらしてくれるんだね」コソコソ

キモオタ「しかしあの高さを登るのもなかなかの重労働でござろうwww」コソコソ

ファサ

魔女「・・・よし、いいよラプンツェル!」グイグイ

ティンカーベル「体に髪の毛を巻きつけて登って・・・あ、これラプンツェルも引っ張ってくれてるのかも。髪の毛のほうも塔の方に引っ張られてるもん」

キモオタ「ちょwwwそうだとすると・・・ラプンツェル殿はムッキムキの可能性もあるということですかなwww」

ティンカーベル「・・・・・・」

キモオタ「・・・・・・」



ティンカーベル「なんか今裸王思い出した」

キモオタ「我輩もでござるよ」

107: オプ速さん 2015/01/22(木)22:00:30 ID:tEO
ティンカーベル「あっ、魔女が窓のところまで到着したね」

キモオタ「ふむ、そうですなwwwしかしタイミング悪いですな・・・我々は魔女殿に用事があるというのに・・・」

ティンカーベル「しかたないから待ってようよ、降りてきてからお願いしよう」

キモオタ「そうでござるけど・・・その間暇ですなwww」

ティンカーベル「だねぇ・・・」

キモオタ「・・・・・・」

ティンカーベル「・・・・・・どんな人かなー」

キモオタ「なんならティンカーベル殿だけこっそり見てきてもいいんでござるよ?www」

ティンカーベル「いいの?ちょっとずるくない?キモオタもラプンツェルがどんなお姉さんか気になるでしょ?」

キモオタ「むしろ我輩はラプンツェル殿ムッキムキ疑惑の真相が気になるので見てきていただきたいwwwそうでないと脳内でいつまでも裸王殿の笑い声が止まらないのでwww」

ティンカーベル「わかった!じゃあちょっと覗いてくる!」

ピュー

112: オプ速さん 2015/01/22(木)22:17:52 ID:tEO
・・・

ティンカーベル(到着・・・!わっ、塔の中広い!)コソコソ

ティンカーベル(二人は下の方かな?)コソコソ

魔女「ふぅ、この年になると塔に登るのも一苦労じゃよ・・・」

ティンカーベル(あ、魔女だ・・・!みた感じ悪そうに見えないけど・・・)

魔女「ラプンツェルや、お前が欲しがってた花の苗木ここに置いとくよ?まったく、塔の中でガーデニングて、どういうことじゃい」

ティンカーベル(もうちょっと近くにいかないとラプンツェル見えない・・・!)

魔女「まぁあの窓なら日差しも入るじゃろうが・・・本当に多趣味じゃなお前は」

ティンカーベル(あっ・・・!見えた!髪の毛長い人だ・・・よかった!ムキムキじゃない!すっごいかわいい人だ!)

魔女「まぁ好きにすればいいじゃろ、それより茶を一杯貰えるかい、ラプンツェルや」

ラプンツェル「うん!あっ、今朝作ったシフォンケーキあるけど!食べる?ママの好物だよね?」ニコニコ

114: オプ速さん 2015/01/22(木)22:34:27 ID:tEO
魔女「ラズベリーのシフォンケーキかい?貰おうかね」

ラプンツェル「はーい。何切れ食べる?ママの好物だし、三切れくらい・・・?」

魔女「五切れじゃ」

ラプンツェル「あはは!食べすぎだよー!りょーかーい!」サクサク

魔女「菓子などワシに言えば魔法で出してやるんじゃぞ?わざわざ作るの面倒じゃろ」

ラプンツェル「めんどくさいのはイヤだけど、料理はおもしろいからねー・・・はい、シフォンケーキ六切れ!」コトッ

魔女「ほう、そういうもんかい?」

ラプンツェル「そういうもんだよ。得意だしね、料理するの!他にもいろいろやってみたいことあるんだよね、編み物とかさ、あとヨガとか・・・そうだ!ガーデニングして育てた花でドライフラワー作ってみたい!今思いついた!」ガタッ

魔女「なんじゃ今思いついたって。多趣味すぎじゃろラプンツェル。塔の中にアスレチック作れとかいいだすしの、お前」

ラプンツェル「んー?だって時間はたっぷりあるし、運動しなきゃ太るしさー。それはヤだからアスレチック作ってよ、ね!」モグモグ

魔女「ワシもお前が太るのはイヤじゃな。魔法で作るとするか・・・」

ラプンツェル「やった!ママ大好き!」ギュー

115: オプ速さん 2015/01/22(木)22:40:22 ID:tEO
今日はここまで 明日はお休みします

ママ呼びだけど、ラプンツェルはシンデレラとか桃太郎に年齢近いです、このssだとね。大体17歳とかその辺かね。

ラプンツェルとアラビアンナイト編 次回に続きます

133: オプ速さん 2015/01/24(土)20:30:10 ID:dx5
魔女「これこれ、抱きつくんじゃないよラプンツェル。お前はいつまでも子供みたいじゃなぁ」ホッホッホッ

ラプンツェル「えー?ママは抱きつかれるのイヤなの?」

魔女「そんな事は言っておらんじゃろ?ほれ、紅茶をもう一杯貰おうかの」

ラプンツェル「はーい。・・・ママさ、最近体の具合はどうなの?さっきも塔に登るの辛いっていってたけど」

魔女「そうじゃなぁ、関節やら近頃ちょっと痛むかの。一応、薬草を煎じて飲んではおるが・・・ワシはその方面は専門じゃないからのぉ。まぁもういい年じゃしな・・・仕方ないわい」

ラプンツェル「そっかぁ・・・」

魔女「何を心配しとるんじゃ、まーだまだ大丈夫じゃよ!塔に日用品運ぶくらいなんでもないわい。今日は少し調子がいいしの!」ホッホッホッ

ラプンツェル「調子いいならいいけどさー・・・はい、紅茶のおかわり」コトッ

魔女「ありがとうねラプンツェル。うむ、このシフォンケーキは絶品じゃなー」ホクホク

ラプンツェル(今日のママはちょっと機嫌がいいみたいだし、チャンスかも・・・うん!外に出たいってお願いしてみよっと!)

136: オプ速さん 2015/01/24(土)20:44:14 ID:dx5
ラプンツェル(でも急に言っても断られそうだしなー・・・昨日完成したプレゼントを渡して、その流れでお願いしよう・・・!)

ラプンツェル「そうそう!私ね、ママに新しいケープを縫ってみたんだ!」ゴソゴソ

魔女「ほう、ケープかい・・・?ワシの誕生日はまだまだ先じゃが?」

ラプンツェル「娘がママにプレゼントするのに理由なんていらないじゃん!ほら!こんな感じ!」バーン

魔女「ほう、これはまた立派な・・・裁縫の腕もあげたようじゃな・・・ありがとうねラプンツェルや」ナデナデ

ラプンツェル「えへへー・・・あのね、ママにお願いしたいことがあるんだけど、聞いてくれる?」

魔女「もちろんだとも、ケープのお礼をせんとな。何が欲しいんじゃ?新しい絵筆かい?それとも鮮やかな色の毛糸玉かい?それとも可愛らしい洋服かい?」

ラプンツェル「ううん!あのね、そういうのじゃなくてね・・・」

魔女「ほう?遠慮せずに言ってみせとくれ、どんなお願いだって聴いてやろう、なんだって叶えてやろう。ほれ、なにを望むんじゃ?ラプンツェル」

ラプンツェル「あのね、塔の外へ行きたいの!」ガバッ

魔女「それは駄目じゃ」

ラプンツェル「えぇっ!?ダメなのー!?」

138: オプ速さん 2015/01/24(土)20:56:04 ID:dx5
魔女「なんで驚くんじゃ、ダメに決まっておるじゃろ!」

ラプンツェル「だってなんでも叶えてくれるって言ったじゃん!ずるいよ!」

魔女「それ以外に決まっておるじゃろ?それ以外ならなんだって叶えてやるわい」

ラプンツェル「・・・じゃあ塔に出口付けて」ムスッ

魔女「同じじゃろ!・・・まったく、何回同じ会話をするんじゃラプンツェル。ここ数年言い出さなかったから安心しておったのに・・・」

ラプンツェル「だって・・・私は塔の外に行かなきゃならないんだよ・・・!」

魔女「何故じゃ?理由など無いはずじゃろ?お前はこの塔から一度も出たことがない・・・じゃが不自由はさせておらんはずじゃぞ?食べ物も身の回りの物も趣味の物だって与えておる」

ラプンツェル「それはママに感謝してるよ・・・お腹が空いて困ったことも寒くて震えることだって無かったから。料理だって好きなようにさせてくれたし、チェスやオセロ、裁縫道具や洋服もなんだって与えてくれた!
塔の中での暮らしに、私は全然不満なんかないの!」

魔女「じゃったら尚更、塔の外に出る理由などないじゃろ?」

ラプンツェル「違うの、違うのよ・・・!塔の中に居たら出来ない事があるの!」

140: オプ速さん 2015/01/24(土)21:08:45 ID:dx5
魔女「ほう、塔の中では出来ないこととはなんじゃ?」

ラプンツェル「・・・私は探しに行きたいの」

魔女「だから何をじゃ?」

ラプンツェル「さっきもママは言ってたでしょ?塔に登るのも辛いって、体が痛いって言ったでしょ?だから・・・」

魔女「それを治す薬・・・あるいは方法を探しに行きたいと。そう言いたいんじゃな?」

ラプンツェル「・・・うん、そうだよ」

魔女「お前は優しい娘だよ。ワシは単なる気まぐれや好奇心で外の世界に行きたいと言い出したと思っておった・・・許しとくれ、ラプンツェル」

ラプンツェル「ううん、それは気にしてないよ。でも、だったら・・・!」

魔女「じゃがな、老いは仕方がないことじゃ。例えワシが魔女だとしても、不老不タヒでなどありゃあせん。普通の人間よりもそれが緩やかなだけじゃ。なに、まだまだワシは動けるんじゃから心配するでない」

ラプンツェル「でも、昔は毎日塔に来てくれたのに近頃は何日か間隔があいてるもん!体が痛くて前みたいに毎日来れなくなったってことでしょ?怖いよ、私は・・・このままいつかママが塔に来なくなる日が来るんじゃないかって思っちゃうんだよ!」

魔女「・・・・・・」

141: オプ速さん 2015/01/24(土)21:23:02 ID:dx5
魔女「ワシの専門は魔法植物じゃ。もちろんその中には老いに抗う植物、疲労や傷に効く植物もある。安心するんじゃラプンツェルや」

ラプンツェル「でも・・・」

魔女「確かに、外の世界・・・ワシには行けぬ遠い国や深い自然の奥には老いを止める魔法具、疲労を感じさせない薬は存在するじゃろう。ワシの体の痛みなぞ吹き飛ぶような手段があるじゃろう」

ラプンツェル「・・・うん、私がそれを探してきてあげるよ?」

魔女「気持ちだけ頂くよ。外の世界には確かに・・・塔の中に居ては手に入らないものがある、体験できない事があるじゃろう。じゃがな、ラプンツェル・・・それらはお前にとって都合のいいものばかりじゃないんじゃよ」

ラプンツェル「・・・・・・」

魔女「外の世界には美しいものや希望だけが満ちているわけじゃないんじゃよ、おぞましいものも危険なものもうようよしておる」

ラプンツェル「それはわかってるよ!」

魔女「いいや、わかっていないんじゃよラプンツェル」

魔女「何故、ワシがお前をこの塔に閉じこめているか・・・わかるじゃろう?」

143: オプ速さん 2015/01/24(土)21:39:06 ID:dx5
魔女「少し厳しい言い方をするよ、ラプンツェルや」

ラプンツェル「・・・うん」

魔女「この世界は危険な物、汚らわしい物、悪意が多すぎる・・・」

魔女「台風や土砂崩れ大津波にケダモノ、毒虫に毒草や疫病に感染症・・・盗賊や詐欺師、暴力!略奪!偏見に差別!戦い・・・!」

魔女「そんな世界に・・・お前が出て行ったらどうなると思う?」

ラプンツェル「わかんない、どうなるの・・・?」

魔女「間違いなく餌食になるじゃろう。自然の驚異になす統べなく頃され、無慈悲な病に苦しみながら息絶える」

魔女「それに、お前の美しい髪の毛は良くも悪くも目立ちすぎる。おのずと人はよってくる・・・じゃがお前は協調性も常識もまったく無い世間知らずじゃ、簡単に騙されてる」

魔女「悪人にとってお前は都合のいい女じゃ、騙されて、暴力を振るわれ、なにもかも奪われる」

ラプンツェル「・・・・・・」ブルブル

魔女「すまないね・・・お前を怖がらせるつもりは無かったんじゃよ。でもわかってほしいんじゃ・・・」

魔女「お前はワシが居なくなるのが恐ろしいと言ってくれたが、ワシはそれよりもラプンツェルが不幸になってしまうのがなによりも恐ろしいんじゃ・・・」

152: オプ速さん 2015/01/24(土)21:55:57 ID:dx5
魔女「じゃからな、ワシの為に危険を冒す必要はないんじゃよ」

ラプンツェル「わかった・・・もう、外に行きたいって言わない」ムスッ

魔女「そんな顔するでない、ラプンツェルや。せっかくの美人が台無しじゃろ?」

ラプンツェル「・・・じゃあ、約束してくれる?ママは絶対に無理しない事!困ったことがあったら私が手伝うよ、だからいなくならないでね?約束!」

魔女「いいじゃろう、その代わり塔から出るのも駄目じゃからな?」

ラプンツェル「・・・りょーかい!これで約束したよ!絶対だよ!?」

魔女「うむ。じゃあこの話は終いじゃ。せっかく親子で茶をしとるのにこんな話題じゃあもったいないからのぉ」ホッホッホッ

ラプンツェル「うん、ごめん!じゃあ新しいお茶煎れてくる!」

魔女「いや、もう一杯程度にしておこうかの」

ラプンツェル「どうして?お腹いっぱい?」

魔女「いや・・・なにやらワシに客人が来ておるようじゃからな。待ちきれない妖精も一匹紛れ込んでおるようじゃし」チラッ

ラプンツェル「なになに?どゆこと?」

魔女「なんでもありゃせんよ、まぁもう少しくらいはいいじゃろ」

153: オプ速さん 2015/01/24(土)22:14:45 ID:dx5
ティンカーベル(目があった・・・!もうそろそろ戻った方がいいかな・・・)

ティンカーベル(ラプンツェルのムッキムキ疑惑も晴れたし、なんで塔にいるかもわかったし・・・キモオタ待たせてるしね)ヒラヒラ

ピュー

魔女「やれやれ・・・あれでバレていないと思っておるのかねぇ・・・」ボソッ

ラプンツェル「それでね!すっごく綺麗な月がでてたからキャンバスに描いてみたの!ほらほら!うまく描けてるでしょ?」フンス

魔女「ほう、うまいもんじゃな」ホッホッホッ

ラプンツェル「それにね!もうちょっと早いけど手袋とマフラーもママとお揃いの編むから楽しみにしててね!」ニコニコ

魔女「ほう、そりゃあ楽しみじゃなー」

魔女(ラプンツェルが外に行きたいと言い出したときは参ったが、もう気持ちが切り替わったようでよかったわい・・・)

魔女(それよりあの妖精・・・ワシに用事があるようじゃったが・・・)

魔女(ここのところ立て続けにおとぎ話が消えていることと関連があるのかねぇ・・・まぁ、しかし)

魔女(可愛い娘と一緒に楽しく茶を飲むくらいの時間は・・・貰ってもええじゃろ)ズズー

154: オプ速さん 2015/01/24(土)22:27:19 ID:dx5
塔の下

キモオタ「スカイツリー・・・いやいやそこまで無いですかなwww」コポォ

キモオタ「・・・しっかし暇ですなwwwスマホは電波入らんでござるしwww」

キモオタ「いつもティンカーベル殿がいる故にwww急に一人だとwww暇www」コポォ

キモオタ「・・・オタ芸の練習でもしますかな」チャキ

キモオタ「ハイハイ!ハイハイ!」ブンブン

キモオタ「ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!」ブンブンブンブン

ガサッ

キモオタ「ハイ!ハイ!ティンk・・・シンデレラ殿ォー!」ブンブン

王子「・・・・・・」ポカーン

キモオタ「ハイ!ハイハイ!うぉぉぉぉぉ!・・・ん?」ブンブブンブン

王子「・・・・・・」

キモオタ「ちょwwwいつのまにwww見られたwww」コポォ

155: オプ速さん 2015/01/24(土)22:36:29 ID:dx5
王子「・・・なんというか、すまん」ペコッ

キモオタ「ちょwww謝られたwwwこちらこそ申し訳無かったですなwww不気味だったでござろうwww」

王子「確かに・・・いや失礼。申し遅れた私はこの国の王子だ」スッ

キモオタ「なるほどwww王子殿でござったかwww我輩はキモオタwww旅の者でござるよwww」

王子「キモオタか、突然だが君はこの塔に上る方法を知っているか?どこにも入り口がない、窓から入ろうにもあの高さに届くハシゴがない」

キモオタ「塔の入り方ですかなwww申し訳ありませんがなwww皆目見当もつきませんなwww」

キモオタ(と言っておくのが正解でござろうwww今王子殿が上っていけば魔女殿とはち合わせますからなwww)

王子「そうか・・・残念だ、また今日も塔の外であの美しい歌声を聞くことしかできないのか」

キモオタ「王子殿は何故塔に上りたいのですかなwww」

157: オプ速さん 2015/01/24(土)22:46:49 ID:dx5
王子「塔の窓からたまに美しい歌声が聞こえてくるんだ。おそらく塔の住人・・・女性のようだ。あんな美しい歌声の女性はきっと麗しい姿をしているに違いない。初めて聞いた日から時間を見つけてはこの塔に来ているんだ」

キモオタ「ほうwww王子殿なかなかのミーハーですなwww」

王子「き、君はなかなか素直に口にするんだな・・・いや、構わん。美しい者に心を奪われるのは決して悪いことではないはずだ」

キモオタ「まぁそうですなwwwしかし、王子殿ならば美しい女性に会う機会は多いのではwwwわざわざ森の奥にくる必要もないでござろうwww」

王子「いや、君の思うような華やかなものではないよ、王子なんてね。貴族の娘や富豪の娘、王族の看板が欲しい奴ばかり私に寄ってくる。正直辟易しているよ、だからあの美しい歌声に惹かれたんだ」

キモオタ「なるほどwwwまぁそのうちなんとかなるでござろうwww」

王子「随分と適当な・・・何か策でもあるのか?」

キモオタ「王子殿のミーハー心は近いうちに報われるということですぞwww」

王子「う、うむ・・・よくわからんが・・・」

158: オプ速さん 2015/01/24(土)22:58:36 ID:dx5
王子「さて、あまり騒がしくしてもいけない。この森には魔女も住むと聞くからな。私はもう少し歌声が聞こえるのを過ごし離れて待っているよ。さらばだ、キモオタ」ニッ

スタッ

キモオタ「どこの王子も颯爽としていてイケメンですなwww」コポォ

キモオタ「歌声を聞くために待ち伏せしているのにイケメンですからなwwwこれ現実世界で我輩なら事案ですぞwww」コポォ

ティンカーベル「ただいまー!何こぽこぽいってんの?ラプンツェル見てきたよ!」ピュー

キモオタ「おぉwwwどうでしたかなwww」

ティンカーベル「えっとねー、ラプンツェルはね・・・まずムッキムキじゃなかった!かわいかった!」

キモオタ「まぁそうでしょうなwww」

ティンカーベル「あとは外に行きたいって言ってたけど魔女に止められてた、魔女やさしそうだったけどちょっとラプンツェルに甘そうだったよ!塔の上から見たら近くに家があったけどだ行ってみる?多分魔女のおうちだよ!」

キモオタ「ほうwwwでは行ってみますかなwwwそしてしばし待つとしましょうかなwww」コポォ

170: オプ速さん 2015/01/25(日)19:49:23 ID:FZO
塔付近の家屋

キモオタ「どうでござるかwwwティンカーベル殿www何か見えますかなwww」コポォ

ティンカーベル「えっとねー・・・部屋の中綺麗に片付いてるし、キッチンにお鍋もあるね、人が住んでそうではあるよ!」ヒラヒラ

キモオタ「なんというかwww魔女的なアイテムはありますかなwww大鍋とかwwwカエルとかww魔法書とかwww」

ティンカーベル「うーん・・・本はたくさんあるよ!あと鉢植えがたくさん置いてあるね!大鍋とかは無いかな・・・?」

魔女「大鍋を使うような魔術は最近やっておらんでの、倉庫にしまったわい」

キモオタ「なるほどwwwぶっひゃっ!?」ガターン

魔女「覗き見とは趣味が悪いんじゃないかの?さっきといい今といい・・・そうじゃろ?妖精のお嬢さんや」

ティンカーベル「ご、ごめんなさい!でも、私達魔女に用事があって・・・」

魔女「用事ねぇ・・・聞いてやろう、別の世界の住人であるお前たちがワシにどんな用があるのか」

171: オプ速さん 2015/01/25(日)20:00:46 ID:FZO
ティンカーベル「えっと、私はティンカーベル!消えちゃったおとぎ話【ピーターパン】から来たんだよ!それでこっちが・・・」

キモオタ「ティンカーベル殿の友達で共に旅をしているキモオタですぞww現実世界の出身でござるwww以後お見知り置きをwww」コポォ

魔女「ほう・・・あのおとぎ話の住人に生き残りがおったのか・・・」

ティンカーベル「でね!話すと長くなるんだけど・・・大事なところだけ話すとね、私は友達の伝言を伝えるために【アラビアンナイト】のシェヘラザードの所に行きたいの!でも困ったことになっちゃってね」

キモオタ「ティンカーベル殿は世界移動の能力を持っているのですがな、どうやら結界が張っているようでしてwww【アラビアンナイト】の世界にいくことができないのでござるよwww」

魔女「ほう、それでワシの所へ来たというのか」

ティンカーベル「【シンデレラ】の世界の魔法使いが、【ラプンツェル】の魔女なら居場所も分かるしお願いしてみたらどうかって教えてくれて・・・」

キモオタ「魔女殿の魔力を貸していただきたいとwwwお願いにきたのでござるwww」

魔女「ふむ・・・【シンデレラ】の魔法使いの紹介かい、確か変化の魔法が得意じゃったかな・・・」

172: オプ速さん 2015/01/25(日)20:22:21 ID:FZO
キモオタ「なにやら魔法使い殿は世界移動の魔法が苦手なようでしてwww」

魔女「ほう、まぁ不得手は誰にでもあるからの、そこを責めるつもりはないが・・・」

ティンカーベル「ねぇ、魔女・・・塔やお家を覗いたのは謝るよ、だからお願い!私達を【アラビアンナイト】の世界に連れてって欲しいの!」

キモオタ「我輩からも頼むでござるよ魔女殿!」

魔女「結界の程度にもよるが・・・まぁ、出来んこともないじゃろ。引き受けてやってもよいが・・・」

ティンカーベル「本当!?」

魔女「ただし、ワシの頼みも聞いてもらう、かまわんじゃろ?さぁ、詳しく話を聞きたい・・・そもそもなぜお前たちは旅をしているのかも聞きたいからのぉ。さあ家の中に入るんじゃ」

キモオタ「魔女殿wwwなかなか話が分かりますなwww」コポォ

ゴーテル「その魔女というのは少し紛らわしいのぅ、ワシの名はゴーテルじゃ。今後はそう呼んどくれ」

ティンカーベル「わかった!じゃあゴーテル、早速だけどいままでの旅のお話をするね!」

174: オプ速さん 2015/01/25(日)20:36:52 ID:FZO
・・・

ゴーテル「なるほどな、おとぎ話が相次いで消えているのはやはり人為的な力が働いていたと・・・お前たちの状況は大体理解できた。そういう事なら協力してやろう」

キモオタ「ありがたいwwwしかし、ゴーテル殿も頼みたいことがあると言っておりましたなwww」

ゴーテル「そうじゃな・・・現状でも問題はないと思うんじゃが・・・一応、のぉ・・・」

ティンカーベル「なになに?何をお願いしたいの?」

ゴーテル「実はじゃな・・・お前たちに──」

ルルルールールルルー♪

キモオタ「なにやら歌声が聞こえてきましたなwww」

ティンカーベル「綺麗な歌声だねー!ねぇゴーテル、塔から聞こえるあれって・・・」

ゴーテル「そう、ラプンツェルの歌声じゃ。澄み渡って、軽やかな、美しい歌声じゃろ?」

ラララーラーラララー♪

キモオタ「これはなかなかの歌声ですぞwwwまさに歌姫ですなwww」

ティンカーベル「可愛い上に歌声も綺麗なんて素敵だね!」

ゴーテル「そうじゃろ!そうじゃろ!歌姫じゃろ?わかっておるのぅ、お前たち・・・!歌声も美しい、容姿も美しい・・・何を隠そうあのラプンツェル」



ゴーテル「ワシ自慢の娘じゃ」ドヤァ

175: オプ速さん 2015/01/25(日)20:52:11 ID:FZO
キモオタ「まるで鈴の音のような歌声ですなwwwきっと美しいんでござろうなぁwww」コポォ

ゴーテル「・・・・・・」ハァ

ティンカーベル「突然ため息ついて・・・どうしたの?」

ゴーテル「違うんじゃなぁ・・・ラプンツェルの歌声が鈴の音・・・違うんじゃなぁ・・・」ブツブツ

キモオタ「で、では高原の風のような歌声でどうですかなwww」コポォ

ゴーテル「高原の風・・・違うんじゃなぁ・・・もっと、こう他にあるじゃろ・・・それをよりによってお前は高原の風・・・あんなもん草の匂いじゃろ・・・」ブツブツ

ティンカーベル「き、キモオタ!もっとぴったりな例えあるでしょ!なんかゴーテルがめんどくさい感じになってるから話が戻んないよこのままじゃ・・・!」ヒソヒソ

キモオタ「で、ですな・・・じゃあ月明かりのような・・・というのはwww」

ゴーテル「・・・うーむ」

ティンカーベル「じゃ、じゃあ世界一綺麗な声のラプンツェル!」

ゴーテル「世界一は言い過ぎじゃろー!しかしまぁ偽りではないからのぉ、それでいいじゃろ」ホクホク

キモオタ「とりあえずゴーテル殿の特徴はつかめた感じですな・・・娘大好き魔女という事ですな、これはwww」

ティンカーベル「うん、甘いなーって思ってたけどわたしの想像を越えてたよ!はやく話をもとに戻さなくちゃ、このままじゃラプンツェルの話になっちゃいそうだよ・・・」

177: オプ速さん 2015/01/25(日)21:04:50 ID:FZO
ティンカーベル「ねぇ、ゴーテル!お願いってもしかしてラプンツェルと関係ある?」

ゴーテル「ん?あぁ、少し話がずれたのぉ・・・そうじゃ、頼みというのは他でもない、ラプンツェルの事なんじゃよ」

キモオタ「ゴーテル殿が自慢の娘を我々に頼むとは・・・なにか事情があるのですかなwww」

ゴーテル「うむ・・・ワシは前から懸念しておったんじゃ。相次いで消えていくおとぎ話には恐らく黒幕がいるとな。
それが今日、真実だと分かった訳じゃな・・・お前たちの話ではアリスとドロシーという娘がおとぎ話を消滅させているということじゃった」

ティンカーベル「うん!それは間違いないんだよ!」

ゴーテル「そして、アリスは魔法具・・・魔力を集めているということじゃったな・・・」

キモオタ「そうですなwww」

ゴーテル「・・・お前たちには【ラプンツェル】のおとぎ話が消えないように手助けをして貰いたい」

ティンカーベル「ってことは・・・つまり?」

ゴーテル「ラプンツェルの側で・・・ワシの娘を守ってやってほしいんじゃ」

178: オプ速さん 2015/01/25(日)21:20:57 ID:FZO
キモオタ「しかしwwwあんなに高い塔にいるのでござろうwww安心フィーバーではござらんかwww」コポォ

ゴーテル「・・・ティンカーベル。キモオタは【ラプンツェル】の内容を知らずにここにおるのか?」

ティンカーベル「ううん、ちゃんと教えたよ!」

ゴーテル「じゃあわかるじゃろ、王子があの塔に容易く進入することを。あの塔はラプンツェルを外界から守るものじゃが、王子が入れなければ物語にならんからな・・・実際は容易く入れるしでられるんじゃよ」

ティンカーベル「そっか・・・!だったらアリスやドロシーがラプンツェルに会うことも簡単だ!」

ゴーテル「じゃろ?そうなってしまえば終わりじゃ、あっという間に騙されてこのおとぎ話は消滅じゃ」

キモオタ「ちょwwwもう少しラプンツェル殿を信用してみてはwwwさすがにラプンツェル殿も見ず知らずの女の子に騙されたりはしないでござろうwww」

ゴーテル「信用しとるわい!娘じゃぞワシの!じゃがなぁ・・・ラプンツェルは塔の中に長い間住んでおったせいで常識が全くないんじゃなぁ・・・」

ティンカーベル「うーん・・・それは心配だね・・・」

ゴーテル「可愛いんじゃよ、可愛いんじゃが欠点も多いんじゃよ・・・まぁそこも愛らしいんじゃが・・・」

キモオタ(さり気なく誉めましたなwww)

181: オプ速さん 2015/01/25(日)21:43:04 ID:FZO
ゴーテル「このまま問題なく話が進めば・・・数日のうちに王子がラプンツェルと出会い、そしてその事がワシにバレてしまい・・・ワシの手で・・・ラプンツェルを・・・遠い遠い砂漠に・・・置き去りに・・・!おおぉ・・・ワシには無理じゃあぁぁ・・・!」バンッ

キモオタ「ファッ!?」ビクッ

ティンカーベル「ご、ゴーテル!落ち着こうよ!」

ゴーテル「そ、そうじゃな・・・覚悟していたつもりじゃったが、可愛い娘を砂漠に捨てることを想像したらどうも感情が抑えられんでの・・・とにかくじゃ」

ゴーテル「このまま問題なく話が進めば、正しい結末へと物語は進んでいく。じゃが、このおとぎ話にもアリスの魔の手が忍ばんとも限らんでの、さっきも言ったがラプンツェルには常識がない。すぐに騙されるじゃろう」

ティンカーベル「そんなにひどいの?」

ゴーテル「ラプンツェルは多趣味での、絵画もそのひとつなんじゃがどうも絵筆を洗うバケツがなかったみたいでの、ワシのティーカップを絵筆洗いに使っておったわ」

ゴーテル「あとは・・・意外と雑な部分もあるでの、趣味に没頭してたんじゃろうなぁ・・・ベッドで眠らずその辺で髪の毛にくるまって眠っていることもあったかのぉ」

183: オプ速さん 2015/01/25(日)22:02:01 ID:FZO
ゴーテル「母親としか接したことがないからの、協調性も無いし、常識も無い、世間知らず・・・なんだって信じてしまう。生まれて一度も悪意と対面したことが無いんじゃからな・・・。
魔法具や魔法なんて使わなくとも『君のお母さんが倒れたんだ、ついておいで』などという誘拐の常套句で簡単に連れ去られるじゃろうな・・・」

キモオタ「それは心配ですな・・・もちろん、我々がラプンツェル殿を守って差し上げることはやぶさかではないのでござるが・・・ゴーテル殿が守ってあげることは・・・」

ティンカーベル「できないよ?だって・・・こんなに優しいしラプンツェルの事本当に愛してるけど、ゴーテルは・・・」

ゴーテル「そうじゃな、ワシがずっとラプンツェルのそばにいることは出来ない。ワシは【ラプンツェル】では王子との交際を咎め、娘を砂漠に捨てる悪い魔女じゃからな」

キモオタ「そうでござったな・・・」

ゴーテル「お前たちが友人として密かにラプンツェルとあう事について関しては結末に影響もないじゃろ、しかしラプンツェルと王子が恋仲になる場面に悪い魔女がいたらおかしいじゃろ・・・?」

ティンカーベル「確かに・・・物語変わっちゃうもんね・・・」

ゴーテル「じゃからお前たちに頼むのが一番なんじゃよ」

キモオタ「わかりましたぞ!ゴーテル殿・・・我々に任せていただきたい!ラプンツェル殿は我々が守って見せますぞ!」

184: オプ速さん 2015/01/25(日)22:16:59 ID:FZO
ゴーテル「それはありがたい・・・じゃあ交渉成立じゃな。お前たちがラプンツェルを守り、無事に物語が進めば・・・ワシが【アラビアンナイト】の世界へ連れて行ってやろう」ホッホッホ

ティンカーベル「やった!ありがとうゴーテル!」

ゴーテル「今夜にでも塔に行ってみるといい。髪を下げてくれるように頼めばいいんじゃよ、たらしてくれるじゃろ」

キモオタ「便利な髪の毛でござるなwww」

ゴーテル「ラプンツェルは自分の髪の毛お気に入りじゃからな、手入れも欠かさんから美しいのはもちろんじゃが・・・こう投げ縄のように物を取ったり、ロープのように引っ掛けてはあっという間に上階に昇ったりするしの」

キモオタ「意外とアグレッシブというかwww行動派でござるなwww」

ゴーテル「まぁ、そうじゃな・・・お前たちはこれからしばらくラプンツェルと行動を共にするわけじゃが・・・思っているより、行動が予想できんかもしれんから注意しとくれ」

ティンカーベル「そんなに!?お母さんが言うって相当だよ!?」

キモオタ「若干の不安がwww我輩を襲うwww」

ゴーテル「なんというかのぉ・・・ラプンツェルは外に出ることは出来ないが、誰よりも自由なんじゃよ」

ゴーテル「おそらく一筋縄にはいかんじゃろうが、しっかり頼むぞ」ホッホッホ

193: オプ速さん 2015/01/25(日)23:19:40 ID:NAP
お風呂上がり…
天真爛漫…
服を着ず。

194: オプ速さん 2015/01/25(日)23:20:50 ID:NAP
>>193

そのまま髪の毛にくるまって寝るラプンツェルちゃんを誰か描いて下さいお願いしますこの通りでござおや、こんな時間n…

225: オプ速さん 2015/01/26(月)22:55:55 ID:x3n
>>194
髪の毛にくるまるラプンツェルたん描きますた
no title

202: オプ速さん 2015/01/26(月)20:27:12 ID:TE6
塔の下

ティンカーベル「すっかり日が暮れたね。あれからゴーテルのラプンツェル自慢ずっと聞いてたし」

キモオタ「まぁ日中に塔へと登っているところを王子に見られたらマズいですからなwwwちょっと暗いでござるが月明かりもありますしなwww問題無いでござるよwww」

ティンカーベル「そのことだけどね・・・ゴーテルはラプンツェルに頼んで髪の毛垂らしてもらえばいいって言ってたけどさ」

キモオタ「そうでしたなwwwというかラプンツェル殿の髪の毛から登っていくしか方法がないのではwww」

ティンカーベル「でもさ、キモオタの体重に耐えられるのかな・・・ラプンツェル。キモオタの体重に耐えられずに髪の毛ちぎれちゃったり、引っ張られて塔から落ちちゃうかも・・・」

キモオタ「ちょwwwティンカーベル殿wwwさすがにwwwそれはwww」

ティンカーベル「・・・・・・」

キモオタ「・・・・・・確かにちょっとまずいかもしれませんな」

ティンカーベル「でしょ?・・・と言うわけでついに!アレを使うよ!」ヒラヒラ

205: オプ速さん 2015/01/26(月)20:44:06 ID:TE6
キモオタ「あれとはwwwなんですかなwwwティンカーベル殿www」

ティンカーベル「いいから!じっとしてて・・・!」ファサァー

キラキラキラキラ

キモオタ「ちょwwwこれはwww以前我輩がお願いしてもティンカーベル殿がかけてくれなかったあのwww」コポォ

ティンカーベル「そうだよ!私の羽根の鱗粉・・・通称『妖精の粉』だよ!」フンス

キモオタ「確か、信じる心を持つ者ならば空を飛ぶことができるという粉でしたなwwwなんというファンタジーwww」コポォ

ティンカーベル「あんまり楽させたらキモオタの為にならないと思ってたけど、アリスたちと戦う事もあるだろうからもう出し惜しみしないよ!だから今日はこの妖精の粉を使って飛んでもらうよ!」

キモオタ「ほうwwwなんだかwwwワクワクしますなwww」

ティンカーベル「じゃあ飛んでるところイメージしてね、飛べるって思って!はい!飛んで!」

キモオタ「ちょwwwそんなホイホイ飛べませんぞwwwふん!ふん!」

ティンカーベル「もっと真剣に!でも楽しい気持ちじゃなきゃだめ!でもふざけないこと!それでいて笑顔で!」

キモオタ「無茶苦茶ですなwwwっと・・・おぉ!ちょっと浮きましたぞwww」フワァ

206: オプ速さん 2015/01/26(月)20:58:13 ID:TE6
ティンカーベル「いい感じいい感じ!このまま空を泳ぐように一気に塔のてっぺんまで行くよ!」ヒラヒラ

キモオタ「ちょwwwこれは新感覚www空を飛ぶというのはこういう感じなのですなwwwなかなかに気分がいいですなwww」スイー

ティンカーベル「こうやって人間と空飛ぶのひさしぶりだなぁ・・・ピーターパンやウェンディと一緒に飛んだの思い出すなぁー・・・もう一回みんなで空飛びたいな!だから絶対に【ピーターパン】のおとぎ話取り戻さなきゃ・・・!ねっ!キモオタ!」

キモオタ「うはwwwティンカーベル殿wwwこれ楽しいですなwwwふぅwwwこれならダイエットの必要ないですなwwwドゥフフwwwドゥフフwww」スイー

ティンカーベル「・・・塔にぶつかっちゃえ」プイ

キモオタ「ドゥフフwwwあっというまに塔のてっぺんですぞwwwこの窓から入りますかなwww」

ティンカーベル「そうだね、でも階段だと一階までは相当距離があるからこのまま吹き抜けを降りていこう、飛んだままね」

キモオタ「わかりましたぞwww」

208: オプ速さん 2015/01/26(月)21:15:27 ID:TE6
ティンカーベル「暗いけど・・・下の方は明るいね、ラプンツェルはまだ起きてるみたいだね!」ヒラヒラ

キモオタ「そうですなwwwというかwww慣れたら飛行も余裕ですなこれwww」スイー

ティンカーベル「また調子に乗ってー!」

キモオタ「まぁまぁwwwところでラプンツェル殿なにかしてますなwww急に押し掛けてしまいましたが大丈夫でしたかなwww」

ティンカーベル「あれは・・・髪の毛をタオルで拭いてるね!お風呂上がりかな?バスローブだし」ヒラヒラ

キモオタ「ほうwwwそのようですなwwwしかしあれですぞww美少女にバスローブというのはなんというか良いもんですなwww火照り具合も相成ってまことにセクシーですなwwwドゥフフwww」フッ

ティンカーベル「キモオタ・・・!ダメだよ!そんないやらしいこと考えたら・・・!」

キモオタ「まぁまぁwwwこのくらい大目に見て・・・ん?なんだか急に体が重くなりましブヒイイイイイイィィィィィ!!!」ヒュオォォォォ

ティンカーベル「不純なこと考えると妖精の粉は効力を失うんだよ!ってもう間に合わない!キモオター!受け身取って受け身!」

キモオタ「ちょwww受け身でどうこうなる高さではwww」ヒュオォォォォ

ティンカーベル「じゃあもっかい妖精の粉かけるから・・・!」ファサァー

キモオタ「間に合わなブヒイイイイイイィィィィィ!!!」

ドシーン!

ラプンツェル「・・・・・・?」

210: オプ速さん 2015/01/26(月)21:26:18 ID:TE6
キモオタ「ふぅwwwなんとか無傷ですぞwwwギリギリ妖精の粉が間に合いましたなwwwとはいえ床にたたきつけられはしましたがなwww」

ティンカーベル「衝撃が弱くなっただけよかったほうだよ・・・あっ」

ラプンツェル「・・・・・・」ジーッ

キモオタ「ちょwwwめちゃくちゃ見られてますなwwwティンカーベル殿www」コポォ

ラプンツェル「あなたってもしかして・・・妖精?」

ティンカーベル「うん!勝手に入ってごめんね!妖精のティンカーベルだよ!ティンクって呼んでね!」ニコニコ

ラプンツェル「本当に妖精だ!すごいすごい!本で読んだのと同じだね!ちっちゃい体に透き通った羽根・・・!」グイグイ

ティンカーベル「ちょ・・・痛い痛い!羽根ちぎれちゃう!引っ張らないでー!」

キモオタ「ティンカーベル殿がwww好き放題されてますぞwww」コポォ

ラプンツェル「ねぇねぇ、ティンク!あっちでコポコポ言ってるのも妖精!?あんなの初めて見た!」

ティンカーベル「やめてよ!あんな妖精いないよ!ひどい侮辱だよ!」

キモオタ「ちょwwwティンカーベル殿www言い方www」

212: オプ速さん 2015/01/26(月)21:37:55 ID:TE6
キモオタ「我輩はキモオタwwwただの人間ですぞwwwティンカーベル殿の友達でござるwww」コポォ

ラプンツェル「へぇー!人間の男の人だ!私初めて見た・・・!ねぇねぇ、キモオタ!人間の男の人はみんなコポォって言うの?」ワクワク

ティンカーベル「そんなのキモオタだけだよ!」

キモオタ「まぁwwwそうですなwww我輩の口癖というかwww」

ラプンツェル「そっかぁー!二人はなにしにこの塔に来たの?」

キモオタ「我々wwwラプンツェル殿と友達になろうと思いましてなwww」

ティンカーベル「そうそう!だから遊びに来たんだよ!」

ラプンツェル「友達・・・!知ってる!あれだよね、一緒にお茶飲んだりお菓子食べたり遊んだりお話ししたりする、ママ以外の人だよね!」

キモオタ「概ね正解ですなwww」

ラプンツェル「やった!初めてだよ!私の友達・・・!うれしいうれしい!よろしくね!ティンク!キモオタ!」ピョンピョン

ティンカーベル「わ、わかったからバスローブ姿でピョンピョンしないの!待ってるからパジャマに着替えておいでよ!もぉ!」

ラプンツェル「はーい。待っててよ二人とも、帰っちゃだめだよ!あとでお茶入れるからね!」ワクワク

215: オプ速さん 2015/01/26(月)21:47:46 ID:TE6
・・・

ラプンツェル「ふんふんふーん♪」ウキウキ



ティンカーベル「ウキウキしながらお湯沸かしてるねー」

キモオタ「きっとあれでござろう、生まれてこの方ゴーテル殿以外の人や妖精に会ったことがなかった故に友達もいなかったでしょうからな・・・密かにあこがれていたのではwww」

ティンカーベル「そうかもねー・・・でも部屋も結構キチンとしてるね、物は多いけど」

キモオタ「ゴーテル殿が常識がないなどと言うのでwww我輩はもっと悲惨な部屋を想像してましたぞwwwゴミだらけみたいなwww」

ティンカーベル「そんなわけないでしょ!女の子はみんな綺麗好きなの!」

キモオタ「まぁまぁwwwでも実際きれいでござるし、そんなに常識がないようには見えませんがなwww」

ラプンツェル「ねぇねぇ!二人はお花とスープだったらどっちが好き?」

ティンカーベル「いきなりだね!お花とスープ?」

ラプンツェル「うん!どっちか選んでくれる?」ニコニコ

216: オプ速さん 2015/01/26(月)21:54:49 ID:TE6
ティンカーベル「だったら私はお花かなー?綺麗だもん!いい匂いするし!」

キモオタ「我輩はだんぜんスープですなwww胃袋に溜まるものならなんでも歓迎ですぞwww」コポォ

ラプンツェル「うんうん!じゃあティンクはこれで・・・キモオタはこっちね!はい!紅茶だよ、おまたせー!」ニコニコ

コトッ ゴトッ

ティンカーベル「えっ・・・?」

キモオタ「ちょwww紅茶かと思ったらスープ皿が出てきましたがwwwこれはなんのスープですかなwww」

ラプンツェル「スープじゃないよ?紅茶だよ!」ニコニコ

キモオタ「す、スープ皿に紅茶ですと・・・!?」

ティンカーベル「私のなんか花瓶なんだけど・・・これなに?ラプンツェル?」

ラプンツェル「紅茶だよ?・・・あっ!ダージリンだよ!」ニコニコ

ティンカーベル「いや、銘柄聞いた訳じゃないよ!?」

218: オプ速さん 2015/01/26(月)22:03:23 ID:TE6
ラプンツェル「いつもは私とママしかいないからティーカップが無いの、それで我慢してね!私、クッキー持ってくるからゆっくりしててね!」タッタッタッ

ティンカーベル「そうだよね・・・余分な食器必要ないから、置いてないよね・・・急に押し掛けた私たちが悪いよね・・・」

キモオタ「無い物は仕方ないとして・・・スープ皿とは驚きましたな・・・」

ティンカーベル「私なんか花瓶だからね・・・これ花瓶の形状的に飲むためには紅茶に私が浸かる必要あるんだけど、どうしよう・・・」

キモオタ「我輩のと交換しますかなwww」

ティンカーベル「そうしてくれると嬉しい!」

キモオタ「しかしwww紅茶はめちゃくちゃうまいですなwww」ズズー

ティンカーベル「そうだね!でもこれじゃあ確かにゴーテルが心配するのもわかるね」ズズー

ラプンツェル「おまたせー!じゃあ何のお話する?ティンク!キモオタ!」ワクワク

219: オプ速さん 2015/01/26(月)22:06:08 ID:TE6
今日はちょっと短いけどここまで 明日はお休みです

女子力高いのか低いのか

ラプンツェルとアラビアンナイト編 次回に続きます

220: オプ速さん 2015/01/26(月)22:11:12 ID:PWr
乙です
花瓶とスープ皿って何か狐と鶴の話に似ている気がする
話のタイトルは忘れちゃったけど

223: オプ速さん 2015/01/26(月)22:26:24 ID:Vze
>>220
狐と鶴のご馳走だっけか

さりげない所にもおとぎ話を入れていく>>1のプロフェッショナル

221: オプ速さん 2015/01/26(月)22:18:57 ID:J34
乙!キモオタの落下が完全に久米の仙人w
お伽噺オマージュが所々あるよね

222: オプ速さん 2015/01/26(月)22:20:23 ID:H6R
乙!

ラプンツェルなかなか大胆だなw
これは安易に塔からでない方がいいかも・・・